兵庫県:海を汚くする方針
以前はイカナゴなどの不漁は、瀬戸内海の水温が上昇した故とか述べていたが、今度は、海水がきれいすぎるのが原因とうそぶいている。
神戸新聞NET 6/3(月)
兵庫県は県内の瀬戸内海で、水質の環境基準を独自に見直す方針を固めた。瀬戸内海は水質改善が進んだ半面、魚介の栄養素となる窒素などの「栄養塩」が減り、漁獲量の減少やノリの色落ちが問題となっている。
国の現行基準は窒素の濃度を、工場地帯などを除き主に海水1リットル当たり「0・3ミリグラム以下」としているが、県は「同0・2ミリグラム」という下限基準を加え、一定の窒素濃度を保つ考え。県によると、海水の環境基準に下限を設けるのは全国初という。(山路 進)(中略)
県環境審議会の委員会メンバーである藤原建紀・京都大名誉教授(水産学)は「窒素濃度0・2ミリグラム以下はダイビングに適するほどの透明度。瀬戸内海では海藻だけでなく、アサリや小魚などにも影響が出ており対策が急がれる」としている。
(以下省略)
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分かり易く言えば、今の韓国のノリやカキ、貝類の養殖の様に、し尿を海にばら撒けと婉曲的に言っているのだ。韓国産のノリやカキ、貝類、ヒラメはノロウイルスの宝庫だと知ってのことだろうか。
果たして河川や工場からの排水の浄化だけで、ノリの色が落ちたり、イカナゴなどの小魚やアサリなどが減るのだろうか。
日本では公表されたことはないが、外国の例によると、河川から抗生物質や諸々の医薬品が抽出されている。これは主に牛や豚や鶏に投与する薬剤だという。
他方、草木を枯らすのみならず、水中の昆虫まで殺してしまう農薬ラウンドアップが畑やゴルフ場などの芝生から河川に流れている。
即ち、河川から流れてくる海は、これらの医薬品や農薬で、藻やプランクトンの生息が困難になりつゝある状況であり、審議会のメンバーはこのことを隠している。
最大の問題は、放射能であろう。
下の地図は、3.11から1年弱後の瀬戸内海東部の汚染地図。これは、橋下徹大阪市が東日本大震災で発生した岩手県宮古地区の放射能がれきを舞洲で試験焼却(2013年11月29日、30の両日)する1年前のデータである。
2012年1月、大阪湾の激しい放射能汚染
■1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その3
須磨海釣り公園5Km 沖海底土壌
セシウム134 826Bq/Kg
セシウム137 102Bq/Kg
ストロンチウム90 ND
■1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その1
淡路岩屋・明石付近
セシウム134 376Bq/Kg
セシウム137 53Bq/Kg
ストロンチウム90 ND
関西での突然死の潜在的リスク 2018/10/19(金)
これでは、太平洋との海流の出入が僅かな大阪・兵庫の沖の海底は放射能汚泥で蓄積され、そこに生息するノリ、カキ、イカナゴ、貝類の稚魚などはまともな成長はできなく、漁獲量は大幅に減少するのが寧ろ当然と言える。
下記の地図をご覧の通り、2013年の調査ではあるが、3.11から2年経過しても北海道、兵庫、鹿児島の牛肉から検出されるはずのない放射能が検出されている。
北海道や兵庫、鹿児島では、福島の牛を叩き値で購入し、一部ではあるが、北海道では「ひらとり和牛」「白老牛」、兵庫では「但馬牛」「神戸ビーフ」、鹿児島では「鹿児島黒牛」とのブランドを名乗り、放射能汚染肉を流通業界に流し全国市民を被爆させた。
イコール、人も一旦被爆すると身体から抜けきらないことを意味す。
東京都主体で検査した鹿児島県の牛肉 Cs合計29ベクレル/kgも検出されている。事故後もうすぐ3年になるが、地域で安心というのではなく、検査して安心ということに変えていく必要がある。