認知症治療薬:タバコ補足版


昨日の記事の補足版です。
認知症治療薬:タバコが最善2019/3/25(月)



(補足1)
タバコ(たばこ、煙草、Nicotiana tabacum)
ナス科タバコ属の熱帯地方原産の植物。スペイン語の"tabaco"は、古いアラビア語で薬草の一種を示す"tabaq"という言葉が語源。たばこの語源が示しているように、薬効があり、16世紀以降、万能薬として販売されてきた。たばこの色々な種子は通販で買え、個人で事由に栽培が出来る。葉は食用として、花は観賞用として販売されている。

※たばこの種子からの育て方などについては、別途、記事にします。

(補足2)
JT煙草の歴史 ヨーロッパと「たばこ」の関わり 

スペインと「たばこ」
コロンブスの航海を援助していたスペインには、ヨーロッパでも早くから「たばこ」が伝来したとされています。そのスペインは、「たばこ」という植物をヨーロッパへ広め、「たばこ」で財を成した国でもありました。

「たばこ」の普及に貢献したスペイン在住の医師
コロンブスの新大陸(=アメリカ大陸)への上陸をきっかけに、ヨーロッパへ持ち込まれた「たばこ」ですが、特に注目されたのは“薬草”としての効能でした。

当時、ヨーロッパの各国は、疫病や食糧難に苦しめられ、病を治す薬を切実に求めていたのです。そこへ、新大陸へ渡った多くの探検家たちが“先住民が「たばこ」を薬として使用している”との報告を寄せたため、「たばこ」にスポットが当たりはじめます。

なかでもスペインの医師であるニコラス・デ・モナルデスが著した「たばこ」に関する1冊の書物は注目を浴びました。

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モナルデスは、自らが新大陸に赴くことはなかったものの、情報を丹念に収集して「たばこ」を栽培し、1571年に『西インド諸島からもたらされた有用医薬に関する書 第二部』を出版します。

このなかで彼は「たばこ」を万能薬と位置づけ、新大陸の先住民の使用法や、その薬効などを事細かに解説し、推奨しました。

これがヨーロッパ各国で翻訳されてベストセラーとなり、以後、この書物は「たばこ」の万能薬信仰のバイブルとして、影響を持つこととなったのです。

「たばこ」の貿易で黄金時代を築いた国

モナルデスの著書が発表された頃、スペインでは自国の植民地内での「たばこ」の栽培が盛んになります。(中略)

こうしてスペインは、イギリスが台頭しはじめる16〜17世紀前半まで、世界の「たばこ」貿易を独占することになったのです。(中略)

やがて19世紀に「たばこ」を巻くのに適した紙が世に出たことで、各国が「シガレット(=紙巻たばこ)」を生産するようになり、スペインもその流れにのって「シガレット」の製造を行うようになるのでした。

(補足3)
島地勝彦×黒鉄ヒロシ 【第3回】
われわれが死んだ後、「本当はタバコはよかったのに」といわれることが必ず起きるとぼくは確信しています。

黒鉄 ニコチンを摂取しているとアルツハイマーから逃れられるんです。

シマジ その通りです。伊勢丹のバーにいらっしゃるドクターのお客さまはみんな葉巻を吸っていますよ。

黒鉄 本心から申しあげますが、立木さん、これは悪いススメではありません。医学的に認知症防止にいいことが分かっているんです。ニコチンが脳のなかのニューロンをつなげてくれることが。われわれが死んだ後、「本当はタバコはよかったのに」といわれることが必ず起きるとぼくは確信しています。

黒鉄 現在のタバコ問題はですね、ノルウェーの女性首相グロ・ハーレム・ブルントラントという人がWHOのトップに就任したとき、たまたま彼女が旦那といろいろあって精神的に追い詰められていて、「タバコは人殺しです!」といったスピーチをしてしまったのがはじまりです。

それで、補助金を出さないという話になり、医者たちはそれでは困るってんで「はいはい、タバコは悪です」と追従して全世界に広まった。後でグロちゃんが「ごめんなさい。あのときはわたしはちょっとおかしかったんです」と弁明したのに、もうダメ。後の祭りだったんですね。