豆腐用ニガリによる脱・糖尿病


豆腐用ニガリによる脱・糖尿病 2018/12/25

先日も申し上げましたように、311以降、私達を取り巻く環境は一変しています。私達の身体の中に入り込んだ放射能は、大半の臓器や脳や筋肉・骨で間断なく放射線を発し、身体を損傷しています。それではどうしたら発病まで至らせないかが課題となります。

今回は、311以降、増加している糖尿病からいかに守るかの方法として、豆腐を固めるために使用するニガリ塩化マグネシウム)の継続的摂取の提案です。

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糖尿病(diabetes mellitus)は、血糖値が病的に高い状態をさす病名であり、「インスリン依存型」と「インスリン非依存型」の2つのタイプがある。インスリン依存型は、先天的にインスリンが不足するために高血糖になるタイプで「1型糖尿病」とよばれ、多くは児童期に発症する。

インスリン非依存型はインスリンは分泌されているものの、その働きが悪いために糖をエネルギーに変えることができず高血糖となる成人に多いタイプで、「2型糖尿病」とよばれている。日本人の糖尿病患者のほとんどが「2型糖尿病」である。

 糖尿病は高血糖そのものによる症状を起こすこともあるほか、長期にわたると血中の高濃度のグルコースがそのアルデヒド基の反応性の高さのため血管内皮のタンパク質と結合する糖化反応を起こし、体中の微小血管が徐々に破壊されていき、眼、腎臓、神経など重大な障害を及ぼす可能性があり、また、その他、足の壊疽(えそ)により足を切断しなければならないこともある。糖尿病治療の主な目的はそれら合併症を防ぐことにある。


7. Magnesium in the Treatment and Prevention of Diseases
7.病気の治療と予防におけるマグネシウム

Magnesium deficiency has been linked to atherosclerosis, alterations in blood lipids and blood sugar, type 2 diabetes, myocardial infarction, hypertension, kidney stones, premenstrual syndrome and psychiatric disorders . A number of common clinical symptoms and diseases in association with magnesium deficiency are described in the following.

マグネシウム欠乏症は、アテローム動脈硬化症、血中脂質および血糖の変化、2型糖尿病心筋梗塞、高血圧、腎臓結石、月経前症候群および精神障害に関連しています。 マグネシウム欠乏症に関連するいくつかの一般的な臨床症状および疾患を以下に記載する。(以下原文省略)

7.1. Magnesium, Type 2 Diabetes and Metabolic Syndrome

(以下、原文省略と一部抜粋分)
私(著者)が研究したNHANESの参加者9784人のコホートを18年間追跡しました。2型糖尿病を発症した参加者は690人(7%)でした。結局のところ、低いマグネシウムレベルは2型糖尿病患者の腎機能のより急速な低下と関連しているようです。


糖尿病1型及び2型の両方が、マグネシウム欠乏症の最も一般的な原因の一つです。2型糖尿病患者における低マグネシウム血症の発生率は、13.5%〜47.7%の範囲にあります。原因としては、経口摂取不良、腎喪失の増加、および自律神経障に伴う慢性下痢があります。

恐らくマグネシウムに関して最も研究されている慢性疾患の1つは、2型糖尿病メタボリックシンドロームです。

最近の研究では、マグネシウム摂取が2型糖尿病の発生率と反比例することを示しています。この知見は、このような全粒穀物、豆類、ナッツ、緑の葉野菜としてマグネシウムが豊富な食品の消費増加が、2型糖尿病のリスク軽減することを示唆しています。

1966年から2007年の7つの前向きコホート研究のメタアナリシスは、マグネシウム摂取量(食品のみ、または食品とサプリメントを組み合わせたもの)と2型糖尿病の発生率との関連を調べました。

286,668人の参加者と10,912例が含まれていました。1件を除く全ての研究で、マグネシウム摂取量と2型糖尿病のリスクとの間に反比例の関係が認められ、4件の研究では関連が統計的に有意でした。

1日当たり100 mgのマグネシウム摂取量の全体的な相対リスクは0.85でした。

前向き研究では、4479人の若いアメリカ人成人(年齢:18〜30歳)のマグネシウム摂取量と糖尿病の発生率、全身性炎症、およびインスリン抵抗性との長期的な関連性が調査されました。潜在的な交絡因子を調整した後、マグネシウム摂取量は糖尿病の発生率と逆相関しました。

マグネシウムの補給が真性糖尿病患者のインスリン感受性に影響を与える場合、それは2型真性糖尿病のリスクがある肥満の人のインスリン感受性も改善する可能性があります。

マグネシウムの補給は、マグネシウムを含まないエセ薬を飲ませた人たち(プラセボ)と比較し、空腹時血糖及びいくつかのインスリン感受性指数の有意な改善をもたらしました。

結果は、マグネシウムの補給で、インスリン抵抗性を防止し、その後、2型糖尿病、太りすぎ、非糖尿病患者のインスリン感受性を改善するという証拠を提供しました。

糖尿病は、微小血管性合併症(微小血管の破壊)と大血管性合併症の両方に強く関連している病気です。したがって、糖尿病は発展途上国における大きな経済的負担と関連する主要な公衆衛生問題です。

これらの合併症は広範囲にわたり、少なくとも部分的には血管の損傷につながる血糖値の慢性的な上昇によるものです。

最も一般的な微小血管合併症は、腎臓病、失明、及び足の切断です。糸球体濾過率の低下として示される腎機能障害は、心臓発作や脳卒中などの大血管合併症の主要な危険因子でもあります。糖尿病の他の慢性合併症は、うつ病認知症、及び性的機能不全です。

最近のマグネシウム研究協会のガイドラインによると、糖尿病患者はマグネシウム補給から4つのカテゴリーに渡って恩恵を受けています:インスリン増感作用、カルシウム拮抗作用、ストレス調整、そして内皮安定化作用です。

糖尿病患者では、マグネシウム学会は毎日240〜480 mg(10〜20 mmol)のマグネシウム補給を推奨しています。

(ソース)


私見)補給としての塩化マグネシウムの摂取方法の検討

「にがり」(塩化マグネシウム)を使っている豆腐一丁に含むマグネシウム量は44ミリグラムですから、毎日豆腐を5丁から10丁食べなければなりません。これでは無理ですね。

尚、安価な豆腐は、ニガリ塩化マグネシウム)を使用していませんから、皆無です。豆腐を購入の際は、成分表をご確認下さい。

では、市販されている食用塩化マグネシウム粉末(比重は2.32)での補給を検討してみました。

耳かき一杯は、水などの比重1の場合は27ミリグラム。(小さじは5cc)
塩化マグネシウムの場合は比重2.32だから、62.64ミリグラム。

ということは、塩化マグネシウムで補給する場合の量は
240ミリグラムで 耳かき約4杯。
480ミリグラムで 耳かき約8杯弱。

Epidemiological studies in Europe and North America have shown that people consuming Western-type diets are low in magnesium content, i.e. <30%–50% of the RDA for magnesium. (以下原文省略)

欧米の疫学研究によれば、西洋型食事を摂取する人々はマグネシウム含量が低く、すなわちマグネシウムの1日あたりの推奨摂取量(RDA)の30〜50%未満であることが示されています。

米国におけるマグネシウムの食物摂取量は、過去100年間で約500mg /日から175-225mg /日に減少していることが示唆されています。これは、化学肥料や加工食品の使用が増加したことによる可能性が高いことです。

推奨摂取量(RDA)は、1〜3歳の子供の80mg /日から4〜8歳の子供の130mg /日の範囲です。 9~13歳の子供と高齢の男性の場合、マグネシウムのRDAは240mg /日、31-70歳の男性の場合は420mg /日です。

女性の場合、マグネシウムの1日あたりの推奨摂取量(RDA)は、9~13歳の場合、240mg /日。14〜18歳の女性の場合、360mg /日。31~70歳の女性の1日あたりの推奨摂取量(RDA)は320mg /日です。

日本人の場合、1日の平均野菜摂取量は276.5g(男性284g、女性270g)と前年より17.1g減り、この10年で最低となったことも明らかになりました。

国の健康増進計画「健康日本21」では1日350gが目標とされますが、目標値を達成できたのは長野県の男性のみでした。つまり、現在の日本人は健康に必要な野菜を79%しか食べていないことになります。
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以上のことから、我等日本の食生活が欧米化している現状、マグネシウムの摂取量が減じているものと看做(みな)し、少なくとも一人一日食用塩化マグネシウムを耳かき一杯(60ミリグラム)から二杯(120ミリグラム)を例えば野菜サラダなどに振りかけて摂取した方がよいことになります。

尚、食用塩化マグネシウム(ニガリ) 500gは、薬局や通販で購入できます価格は、通販の場合は僅か500円からですこれは、大人一人当たり丁度1年間の分量です



(厚生省調査の問題点)
厚生省の調査には問題点があると言うことです。
下記の数値は、その問題ある統計数値です。

糖尿病が疑われる成人の推計が2016年に1,000万人に上ったことが、厚生労働省が実施した「2016年国民健康・栄養調査」で分かった。前回(2012年)調査より50万人増え、調査を開始してから最多となった。発症に至らない糖尿病予備群は1,000万人になり、前回調査時より100万人減った。

日本の糖尿病の推移

(上記厚生省統計数値に対しての疑惑)
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年齢調整死亡率の推移からは糖尿病で死ぬ人は減っているといえる。糖尿病の患者が増えているように見えるのは高齢化の要因のほかに診断基準の変更があると言われている。

「実は診断基準が変わったことで糖尿病が増えているように見えるだけで、実際にはまったく変わっていない。健康科学の常識のある人なら、国民のエネルギー摂取量が1割以上も減っている国民に、糖尿病が急増するなどということがあり得ない、とすぐ気づくはずだ」(p.98)。

「奇妙なことに、日本糖尿病学会は1999年、空腹時血糖に関する糖尿病の基準を、それまでの140mg/dl以上から、126mg/dl以上へと引き上げてしまった。

これは米国の学会や世界保健機関(WHO)の方向に従ったものである。しかし、無症状の140mg/dl以上の人に関してさえ、治療した方がよいとする確固たるデータは存在しない。まして基準値を引き下げる必要など、まったく認められない。

筆者の邪推であることを願うが、世界保健機関(WHO)が高血圧や糖尿病の基準を下げるには、何か別の魂胆があるのではないかとも考えざるを得ない」(p.101~102)。

※この糖尿病の数値の変更は、高血圧の数値の変更と同じ理由なのです。無論、健康体な人を患者と診断し、増やし、薬を飲ませるためです。医薬・医療業界の詐欺なのです。

『実は有害な健康診断と検診の罠』 2015/12/15(火) 

2004年、日本高血圧学会は、診療指針を改定し、65歳以上の高齢者については、「降圧目標値」(下げるべき数値)を従来のグレーゾーンの「140~160」から「140未満」に引き下げた。ところが、奇妙なことに、この診療指針には「この目標値が妥当かどうか、現在のところエビデンス(証拠)がない」と書かれている。

これを数値のトリックと言わないで、なんと言おう。

そしてそして、1987年当時170万人だった高血圧患者数は、現在、インチキ診断で、なんと、3000万人も医者通いをしているのです。


『突然死対策:マグネシウム』 2018/11/28(水) 
『予防と治療のマグネシウム』 2018/12/5(水) 
Magnesium in Prevention and Therapy
マグネシウムの腸の吸収過程』 2018/12/7(金) 
『健康人の病気は医師がサプリで創る』 2015/12/23(水) 
5 Warning Signs of Magnesium Deficiency
マグネシウム欠乏の5つの警告サイン

(糖尿病国際比較)
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