天皇と靖国神社


この10月10日に現在の今上(きんじょう)天皇靖国神社に関する週刊ポスト記事がひと騒動を起こし、多くのメディアが報道したが肝心なことに欠けた内容なので、ここで改めて当該週刊ポストの記事の一部を抜粋し、解説する。

先ずは、週刊ポストの記事から

「陛下は靖国を潰そうとしてる」靖国神社トップが「皇室批判」

2018.09.30 16:00 ※週刊ポスト2018年10月12・19日号

 天皇が「深い悲しみを新たにいたします」と述べた平成最後の終戦記念日靖国神社(東京・九段北)には安倍晋三首相はじめ現役閣僚の姿はなく、中国や韓国も一頃ほど神経をとがらせなくなった。

しかし、その落ち着きの裏で、靖国神社は“爆弾”を抱えていた。来年、天皇の「代替わり」と創立150年が重なる大きな節目を目前に、前代未聞の問題発言が神社トップである宮司から飛び出したのだ。(中略)

6月20日靖国神社社務所会議室で行なわれた「第1回教学研究委員会定例会議」で、その重大事は起きた。

今年3月に第十二代靖国神社宮司に就任した小堀邦夫氏(68)が、創立150年に向けて新たに組織したのが「教学研究委員会」だった。これからの靖国神社がどうあるべきかを考えるとして、第1回の会議には、小堀宮司以下、ナンバー2である権宮司など職員10人が出席したことが当日の議事録に残されている。

 その会議の場で、靖国神社のトップである小堀宮司から、驚くべき発言が飛び出した。

「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊はないだろう? 遺骨はあっても。違う? そういうことを真剣に議論し、結論をもち、発表をすることが重要やと言ってるの。はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ。(註1)わかるか?」

 さらに発言は、代替わりで次の天皇となる皇太子夫妻にも向けられた。

「あと半年すればわかるよ。もし、御在位中に一度も親拝(天皇が参拝すること)なさらなかったら、今の皇太子さんが新帝に就かれて参拝されるか? 新しく皇后になる彼女は神社神道大嫌いだよ。来るか?」(註2) (中略)

小堀宮司が語気を強めたのは、今上天皇が即位以来、一度も靖国を参拝したことがない(註3)一方、かつての戦地を訪れ、戦没者の霊を慰める旅を続けてきたことを指しているとみられる。皇室ジャーナリストの久能靖氏はこう言う。

今上天皇靖国を参拝されない理由はわかりません。が、あえて推察すれば、昭和天皇が1978年のA級戦犯合祀以来、靖国においでにならなくなった(註4)、その思いを咀嚼されたのではないかと考えられます。

今上陛下は戦争体験をお持ちで、戦中の国民の苦しみは直接ご存じでした。だからこそ、国内外にわたるすべての戦地で慰霊を行ないたいというお気持ちになられていたと思います。天皇陛下の慰霊の旅は、強い信念に基づいて行なわれているものでしょう」

その慰霊の旅が、小堀宮司の目には靖国神社を否定する行為に映っていると、靖国神社関係者が言う。(中略)

富田メモとは、富田朝彦宮内庁長官(在任は1978~1988年)が昭和天皇の非公開発言を記したメモで靖国A級戦犯が合祀されたことに関し「だから、私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」との記述があった(註5)。(中略)

つまり、小堀発言は富田メモから連なる、天皇靖国の“複雑な関係”が伏線にあったのだ。

富田メモについては靖国神社の中でも“タブー扱い”されてきた。昭和天皇今上天皇の御親拝が途絶えている真意についても触れないできたわけです。(以下省略)

*音声データは「News MagVi」(https://twitter.com/News_MagVi)にて公開中。

先ずは(註2)の問題から

現在の徳仁(なるひと)皇太子が来春新帝に就かれても、靖国神社を参拝することはない。理由は、徳仁皇太子と皇后となる雅子妃共々創価学会員で、神社神道はタブーだからである。

論より証拠。
既に石清水八幡宮伏見稲荷出雲大社でも、徳仁皇太子の東宮家だけが神饌料(しんせんりょう)の献辞が無い。靖国神社でも徳仁皇太子の東宮家だけが玉ぐし料を出さず。

石清水八幡宮 天皇陛下秋篠宮を含む各宮家の献辞の名前はあるが、東宮家(徳仁皇太子)の名前はない。

伏見稲荷 天皇陛下秋篠宮を含む各宮家の献辞の名前はあるが、東宮家(徳仁皇太子)の名前はない。

出雲大社 天皇陛下秋篠宮を含む各宮家の献辞の名前はあるが、東宮家(徳仁皇太子)の名前はない。

東宮徳仁皇太子は、ブラジル・サンパウロの日本人街の入り口にある宗教的意味のない単なる日本を象徴した鳥居をも、創価学会の教えに反する故に、この鳥居をわざわざ覆いで隠させてから車でここを通った。

皇太子がブラジル訪問時に池田大作長男と共にブラジル創価学会の祝典行事に任意臨席(非公式)。ブラジル創価学会の夕食会にも参加。見事、創価新聞の一面を飾る。

式典出席者は、新聞画像左から、アレンカール副大統領、徳仁皇太子、ヘキオン州知事、同夫人、サイトウ空軍司令官、島内駐ブラジル日本大使、ウエノ元連邦下院議員、池田博SGI副会長、最後に、ニシモリ式典委員会委員長。

(参考)徳仁(なるひと)皇太子が英国留学中、付き添いの創価学会員の宮内庁職員が、徳仁皇太子を勧誘(折伏)したと言われている。

更に徳仁皇太子の妃(きさき)選びの時、当初から選外だった雅子妃が急遽妃になられた一つの理由は、雅子妃が創価学会だったからである。然も、雅子妃の出自解明が禁止されたのである。尚、雅子妃の戸籍では、三世代以前に遡れないことから、雅子妃の祖先の戸籍は日本になく、朝鮮半島にあったことは自明である。

ハワイ州ホノルルオアフ島朝鮮戦争博物館に、愛子の誕生を祝した雅子妃と愛子の像が建っていた。『Japanese Princess Masako, with her baby』(赤ん坊を抱く日本の雅子妃)

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※(註1)(註3)(註4)(註5)の解説は長文になるので次回になります。
先ずは1947年の天皇の恐るべき意向を示した米国の文書からです。

⇒『沖縄米軍基地:昭和天皇の要望』 2018/10/23(火) 


(メディアの記事URL)
靖国神社宮司退任へ=天皇批判発言で
JIJI.COM(2018/10/10-19:08)

靖国神社宮司が退任へ 会議で「不穏当」発言
共同通信 2018/10/10 18:40

靖国神社宮司が退任の意向 皇室批判報道で宮内庁に陳謝
朝日新聞 2018年10月10日21時04分

靖国神社宮司の小堀邦夫氏が退任の意向 会議で「不穏当」発言
産経新聞 10/10(水) 19:00配信