実はこたつにはガン予防効果


先日、こたつのリスクについてTV報道がありました。
「おや? なんで今更。」と思いました。

然し、こたつの歴史は室町時代から。

『日本の伝統的な家屋は、障子や襖などにより、非常に通気性が良い構造だ。その構造は、夏に大きく効果を発揮する反面、冬には致命的である。部屋全体を暖める暖房よりも、布団を被せ密閉した空間を暖めた方が効率が良いのだ。まさに、日本文化から生まれた暖房器具である。』

『下半身だけ暖めているのにも関わらず、体全体まで温まってくる。』

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と言っても、私の雪深い田舎に住んでいた幼少時代、父はこたつで「ひやみこき」(怠け者)になると称してこたつは許さず。薪ストーブで暖をとりました。父方のお祖母さんは武家のしきたりで育ちましたから、町人の文化でもあるこたつは許されるものではなかったようです。

他方、おなかを冷やしたくない母は、こたつも並置し、暖をとりたかったので、こたつをめぐる言い争いが何度かありました。

今の私んちでも、子供たちが巣立った後の夫婦二人でのここ十数年は、こたつは使わず、ファンヒーター(一時期、ホットカーペット併用)で過ごしていましたが、ある理由で三日前からこたつを使いだしました。

そのこたつにTVでは今更ながらリスクだけを唱えるとは、裏に何かがあるのでは?と思いました。

リスクとは、『下半身だけが温められる⇒汗をかき体が脱水症状を起こす⇒血液が濃くなる⇒血栓ができやすくなる⇒心筋梗塞肺塞栓症(エコノミー症候群)や脳梗塞のリスクが高まる』との事。そして体重が一晩で1kg~3kg減量した体験談もありました。

そこでネットで調べてみると、確かにそのようなこたつで亡くなったことがここ数年、語られていました。

然し、腑に落ちません。それなら、室町時代や江戸時代ではなくとも、せめて昭和の時代に、そのようなことがニュースにならなくても、せめて口伝えで耳に入っているはずなのに。

                  つづく

『こたつにはガン予防効果』の続編 2018/2/25(日)



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江戸時代の掘りごたつ(『絵本和歌浦』より)
浮世絵シリーズ12『特選・名作浮世絵2』

(参考)
タツで寝るのは危険! 最悪、死に至ることも…【注意喚起】
こたつで脱水?うたた寝は要注意 01月10日