バッタ(ツチイナゴ)がベランダに
その後バッタはどうなったのか分からず。今冬、もう何度か霜が降りているので、無事に過ごしているのかとちょっと心配で気にはしていた。
ネットで調べてみるとバッタの一種、ツチイナゴのようだ。
普通のバッタと違って成虫のまま越冬するという。
住む場所は枯草の下。そこで私が残っている腐葉土をベランダにある11個の各鉢ごとにてんこ盛り。
更に水分補給用に霧吹きで水をかけよと書いてあるので各鉢に霧吹き。エサはイネ科のススキやササ、その他、どうやら葉っぱなら何でも食べるようだ。リンゴも食べるという。
一昨日、マンマがクンシランにかぶせてある透明な袋を手繰りあげて鉢に水をやるも、バッタの姿は見かけないがリンゴの破片を串刺しにしにしたものを鉢の土に刺してベランダからリビングに戻ってきた。
処が処が、どこでどうなったのか分からんが、マンマの背中にバッタがしっかりとしがみついているではないか。近づいても逃げようとしないから、すんなりとバッタを捕獲。
さて、どうしようか。とりあえず、虫籠代わりに金網ザルをひっくり返してその中にバッタを入れ、白菜とほうれん草の一片を水を浸した平たい容器に載せ入れておくが食べようとしない。
そこでミカンの段ボール箱の中にバッタを移し、そのエサも入れてほぼ箱を閉めた状態の暗がりの状態にしておく。
後、バッタはコツン、コツンと段ボール箱の上部に当たる音がする。どうやら水分やエサ補給で元気になったようだ。
様子を見ようとちょっとだけ蓋を開けたらビョンと飛び出て部屋のどこかに消える。こりゃ、茶色だから床や椅子の上にいた場合、知らずに踏んだりして潰してしまう恐れがある。
暫くたったら行方不明のバッタ君、リビングの中をビョンビョン飛び跳ね出した。跳ねる高さは1m50cmほど。
面白いと言うか不思議と言おうか、人に近づきたがる。
それ故にすんなりと捕獲。
飼うか自然に戻そうかと迷ったが、ゲージの中じゃその太い脚の筋肉が衰えてしまうから元のクンシランの鉢に返すこととなった。
そして被せてある透明な袋をたぐってバッタを放すも、とたんに中でボンボン跳ねまわる。暫くしたらその音も止む。
あれじゃ、しばってはいる袋の下の隙間から恐らく逃げ出しているだろう。その後、エサのリンゴや葉っぱ類を中に入れるが気配はない。
さてさて今冬を無事に越せ、いつか再会できるだろうか。
元気でいてくれと願うのみ。
厳寒はこれからが本番。
(参考)2006年の記事
『 田舎の土から 突如の便り 』
04年夏にマンマの田舎から、室内の植木用に土を送ってもらいました。
そして秋。突然!部屋の中に大きなバッタ君が登場したのです。
田舎の土の中にバッタ君の卵が入っていたのですね。04年秋 (ブログ掲載06.12.08)
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