児童に出校前と下校前にやらす事


数日前、自転車事故の記事を書いたばっかりなのに、またまた自転車事故。前回と同様、事故は、そもそも自転車に対して行政が甘すぎることに起因しているのではなかろうか。

『自転車死亡事故の原因は行政』 2017/12/15(金)


車が2人乗り自転車はねる、小学生1人が一時意識不明
JNN/TBS 12月17日(日)5時30分

16日、兵庫県宝塚市で、小学生2人が乗った自転車が車にはねられ、うち1人が一時意識不明になる事故がありました。

 16日午後6時過ぎ、兵庫県宝塚市市道で、軽乗用車が2人乗りの自転車をはねる事故がありました。この事故で、自転車に乗っていた12歳の男の子が頭を強く打ち一時意識不明でしたが、今は意識が戻っていて、もう1人(9)は軽傷です。

 警察によりますと、2人は兄弟で、目撃情報などから、自転車が脇道から市道に飛び出した際に車にはねられたとみられています。

 「事故が起きてすぐの時は、お兄ちゃんは倒れたままで動かなかった」(近所の人)

 警察は、車を運転していた45歳の女を、過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しています。(17日01:18) JNN/TBS


(解説)
この事故現場は、日中の状況から鑑みても、起こるべくして起きた交通事故である。ましてや、夜間なら確実に起こる。

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(画像1)ブロック塀の陰から自転車が突然飛び出し、車は避けきれなかった。然し、問題はこれだけではない。

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(画像2)自転車は、結構急な長い下り坂を、然も、弟を乗せた二人乗りで降りてきている。当然、ブレーキは過熱し、いくらブレーキをかけても止まれない状況にあった。

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(画像3)止まれない自転車は、結構なスピードで急ハンドルを切れず、そのままほぼ直進せざるを得なかった。

よしんば、急ブレーキが効いたとしても、自転車は前につんのめり、道路上で横転したはずである。

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(画像4)そこへ車がやってくる。
然も、ブロック塀から突然飛び出した自転車。夜間で自転車の前照灯は車から見ると横向きで、車は光のキャッチが遅れ、ブレーキを踏むタイミングが遅くなる。或いは、車のバンバーの直前に自転車が飛び込んできた場合は、ブレーキを踏む間もなく衝突する。

特に、この地形は交差点ではなく、然も、右の路地はブロック塀に隠れているから、この地形を良く知った者は極端な徐行をするかもしれないが、以外は一般的な徐行走行である。

(問題点1)
過失運転傷害の疑いで何故に現行犯逮捕なのか。
自転車は、違法な二人乗りで、然も、自転車は路地から表通りに出るのに危険であるにも拘わらず止まれなかったから、これでも安全運転義務違反の違法である。

過失や違法行為の相殺で鑑みると、現行犯逮捕は、法の下の平等とは言えない。自転車を甘やかす偏見である。

(問題点2)
親や学校では、交通安全教育・指導を行っていたのか。
1年に一回や二回の講習では子供の交通事故は防げない。

親は朝、教師は授業の最後、毎日欠かさずに子供たちに復唱させなければならない。『信号を守ること。横断歩道は左右安全を確認してから渡ること。歩道の無い道路では並んで歩かないこと。自転車遊びでは二人乗りしないこと。』など。

30年前のことになるが、私が広島から札幌営業所に着任した当時、毎月のように社員の交通事故が発生していた。

どうしたら事故を無くすことが出来るのか。冬季はアイスバーになるから、事故は寧ろやむを得ない当然のことと思われていた。

それらしき打つ手は見当たらず。

これしかないとしたことは、毎日の朝礼で欠かさず『安全運転。左右確認。ブレーキは早めに。』と

これだけで4年間札幌に勤務中に起きた交通事故は計4件。
毎月のように起きていた事故が激減した。

(参考)
内、人身事故が女性営業社員が起こした1件。
私の履歴書『般若(鬼)の面が夢に出てくる!』

3件の物損の内の1件が私。
私の履歴書アイスバーンで起こるべくして起きた事故』

大人に対してもこうですから、ましてや、子供に対しては朝の出校前と下校前に単に交通ルールを守ろうではなく、口酸っぱく具体的に指示することは必然です。

(問題点3)
この事故現場は、誰が見ても危険な状況である。
車が通る路地に長い下り坂で車止めを設備出来ないなら、せめて表通りに何らかの大きな『危険』の標識が必要ではなかったのか。

道路管理者である宝塚市市道担当部署の責任も無きにしも非ず。

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(日中道路画像借用先)