自転車死亡事故の原因は行政


今月に入り、神奈川県では自転車に跳ねられた通行人の女性2人が死亡した。そもそも、行政が今の自転車への対応では甘すぎることが事故を誘発している。

車やバイクが自転車と何らかの事故が発生すると、いかなる状況であろうと、行政(警察・検察庁公安委員会)は、自転車が被害者、イコール『善』で、車やミニバイク・オートバイは、イコール『悪』という前提を貫徹する。故に、自転車は本能的に傲慢になる。

例えば、どんな状況であれ、車と自転車が接触し、自転車の人が転倒などして怪我をした場合、車が加害者になり自転車が被害者になる。バイクと自転車も同様だ。

車がブレーキをかけたら後続の自転車が車に追突し転倒などして怪我をした場合、加害者が車で、被害者が自転車。

夜間、街灯の無い道で無灯火の自転車が、路地からゆっくりと出てきた車に驚き、自転車が急ーブレーキをかけたら前輪がロックし、自動車の前方5mで転倒し怪我をした場合でも、加害者は自動車で自転車はあくまでも被害者だ。

結果、自動車側は道路交通法の何らかの条項に該当し、罰金と点数が待ち受ける。更に、自動車側には治療費や自転車修理代、その他、諸々の補償を求められる。当に踏んだり蹴ったりである。

反して、自転車側には道路交通法の適用があるようでも無いから、罰則規定があっても罰せられることはほとんど無いから、この世を謳歌して走れる。

最近、目につくのが、ロードバイクやシティバイク、マウンテンバイクと称するスポーツ自転車の無謀さだ。路地で一時停止の標識のある交差点ではスピードをゆるめることなく、無論、一時停止することなく、ピュンと横切る。

夜間の無灯火も多い。これらの自転車には、ママチャリと違って最初からライトが着いていなく、自分で買って後付けとなる。それは点灯が卵サイズの電池式LEDだ。

乾電池式であろうがバッテリー充電式であろうが、電池の消耗を防ぐために、知っている道なら無灯火で走る。先日なんかは夜7時過ぎ、隣の駅の近くの路地を東西に横切ろうとしたら北からの40歳ほどの真っ赤な防寒具を着た無灯火のスポーツ自転車と鼻先ですれ違った。

スポーツタイプの自転車が何故のこの世を謳歌出来るのか。

そもそも、車やバイクにとって公道は厳格に道路交通法の対象となるが、自転車には確かに自転車の交通違反に係る罰則規定があるにしても、その適用は稀で、違反があっても単なる注意や警告で終えるから、交通法規を守る必要性を感じていない。

特に、驚くなかれ、自転車にはスピード制限がない。制限速度の標識が無い一般道を走る自転車には、車の時速60kmの制限は無く、時速100kmで走ってもスピード違反ではない。

夜間の前照灯点灯も義務付けられてはいるが、別途条例で定められていないなら、何メートル先までも見える必要性はなく、例えば、蛍の光でも点いていたら、点灯し走行したことになり適法である。

それに何が起きても、悪いのは車やバイクという感覚だ。まァ、特にスポーツタイプの自転車は、チンピラが因縁をつけるために走っているか当たり屋と思ったら間違いない。

(自転車の罰則)


中3少年の自転車が衝突…女性死亡 横浜市

日テレNEWS24 12/13(水) 5:34配信

 横浜市の路上で12日、中学3年生の少年が乗る自転車が歩いていた79歳の女性に正面衝突し、女性が死亡する事故があった。
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 警察によると、12日午後6時すぎ、横浜市鶴見区の遊歩道で、帰宅していた中学3年生の少年が乗る自転車が、歩いていた女性に正面衝突した。女性は近くに住む崎山法子さんで、病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。少年は手足を打撲する軽傷だという。
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 事故現場は川沿いの遊歩道で、見通しの良い直線だったが、街灯などの明かりは少なく、日は落ちて辺りは暗かったという。少年の自転車はマウンテンバイクで、ライトをつけていたということだが、警察は過失致死の疑いで事故の状況や原因を調べている。

カナロコ by 神奈川新聞 12/14(木)
 鶴見署などによると、現場は、鶴見川沿いの堤防の上にある幅約5・5メートルの通路。男子生徒は、徒歩で犬の散歩をしていた無職の女性に正面から衝突したとみられる。

 男子生徒は「知人と会って急いで帰宅していた。右側から音が聞こえたので脇見をしてしまい、前を向いたら人がいて避けきれなかった」などと話している。周辺に街灯などはなく、当時は暗かったという。

(疑問)無灯火、もしくは大きな前照灯を点灯していなかったのではないのか?

いつも走りなれた道なら無灯火や蛍の光でも走れる。特に人通りの少ない道では電池の消耗を防ぐために無灯火で走るのが通例だ。
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スマホ自転車 死亡事故で書類送検

FNN 12/15(金) 1:02配信

スマホの「ながら運転」による死亡事故で、書類送検の方針。
12月7日、神奈川・川崎市麻生区市道で、20歳の女子大生が乗った電動自転車が、歩いていた米沢晶子さん(77)と衝突し、米沢さんは、転倒した際に頭を打ち、死亡した。
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目撃した人は、「そこで(女性が道を)渡ろうと思ったところを、後ろから、この隙間から、自転車でドンといった」と話した。

女子大生は、スマホを操作し、右手に飲み物を持って、片方の耳にイヤホンをしながら運転していたということで、警察は、重過失致死の疑いで書類送検する方針。


琵琶湖大橋:夜の殺人自転車』 2018/10/4(木) 
『自転車当たり屋:高槻・島本エリア』
『当たり屋横行:自転車保険加入必然』 2018/7/19(木) 


(追記)
スマホ自転車取付用ホルダー
カーナビ用として使うのだったら分かるが、他の用途の場合は事故を助長するものに他ならない。
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