安倍首相の『ていねい』という意味


この7月24日25日両日の衆参予算委委員会閉会中審査での安倍首相並びにその傘下の大臣たちの返答を聞くと、事前に『ていねいに説明する』と宣伝していたけれども、安倍晋三首相たちの唱える『ていねい』とは、日本語の意味ではなく、他国語の意味かもしれない。


日本語の 『ていねい(丁寧)』 とは

Weblio 辞書より
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
昔,中国で,軍中の警戒や注意の知らせのために用いられた楽器のことから

(その①)注意深く念入りであること。細かい点にまで注意の行き届いていること。また,そのさま。 「何度も-に読む」

(その②)動作や言葉遣いが,礼儀正しく,心がこもっている・こと(さま)。 「 -な挨拶」

(その③)何度も繰り返すこと。特に何度も忠告すること。 「 -訓告せざるべからず/自由之理 正直」

(その④)文法で,話し手が聞き手に対して直接に敬意を表現する言い方。 → 丁寧語 〔「ご丁寧に(も)」などの形で,それほどまでに念を入れる必要がないのに,という意を皮肉やからかいの気持ちを込めて表すことがある。「ご-にも二重に包装してある」〕


安倍晋三流の 『ていねい』 とは
一言で言えば 『嘘をゆっくりと繰り返し繰り返し話す』という意味

Weblio 辞書に基づく新解釈
(その①)注意深く念入りであると言うことは、事実を隠し、注意深く揚げ足をとられないように、嘘のことを何度も繰り返し話すこと。

(その②)動作や言葉使いは、相手の挑発に乗らず、事実を元に追求されても、キレて乱れることなく、平静を装い、穏やかにゆっくりと嘘を繰り返すこと。

(その③)何度も繰り返すことでは、嘘でも百回言えば本当になるという諺(ことわざ)を肝に銘じ、躊躇することなく嘘を繰り返すこと。

(その④)事前に丁寧に話すと伝えておけば、国民は丁寧に扱われていると錯覚するから、国民を簡単に騙せるということ。

(結果)
国民が抱いていた疑問点や不信感は意に反して益々深まる。
これで逃げ切れると思った安倍首相の単純思考は、やはり似た者夫婦だね。


(余談)
似た言葉に『あり てい』があるが漢字では『有り体』と書く。
意味:(多く「ありていに」の形で用いる)ありのままであること。 「 -に言えば」 「少しも恐るる所なければ,-に陳述せよ/変目伝 柳浪」