北海道:電線ドロは捕まらないはず


思わず笑ってしまいました。
半世紀前、盗品の電線を堂々と仕入れて販売する闇のルートが確立されていましたが、そのような盗品サバキルートが未だ未だ健在なんですね。さすが政治家と暴力団の利権って法律で守られていますからね。


相次ぐ電線窃盗 背景に銅価格の高騰 夜間の郊外監視困難

どうしん(北海道新聞) 07/18 06:48
道内で今年、電線が盗まれる事件が10件以上相次いでいる。被害に遭った長さは計5キロ以上に上るが、人目につきにくい郊外の農村地帯や空き家周辺の電柱に架かった電線が夜間、狙われており、対策は容易ではないという。盗難が相次ぐ背景には、電線に使われている銅の取引価格の上昇があるとみられ、道警は転売目的の窃盗事件とみて警戒を強めている。(中略)

■いたちごっこ

 道警によると、2月下旬~6月下旬の被害は、滝川市苫小牧市空知管内新十津川町などで分かっているだけで13件。狙われたのは住宅街や交通量の少ない場所が大半で、一度に長さ約1キロにわたって盗まれたケースもあった。このうち後志管内岩内、共和両町などでは、建設会社の敷地や工事現場に保管してあった電線が盗まれた。

 捜査関係者は「感電のリスクがあるため、一定の知識や技術を持った人物の犯行」とみる。高所作業車など特殊な機材を使用している可能性もあるという。(以下省略)


私の50年前の話
警官のピストルの弾が耳元をかすめる 2008/6/22(日) 

或る日、北井君(当時26歳)は、全国指名手配されていると告白。倉庫破り常習犯。対象は電線。盗品のさばきルートも確立しているとの事。

深夜、十一トンの大型トラックを、とある倉庫に横付けする。倉庫の扉の南京錠を、両手で操作するケーブルカッターで「パチン」と切断。運転手と二人で、巻き状の電線を肩に担いで運び、トラックに積み込む。積み込みは、三時間位はかかるそうです。

或る深夜、倉庫前で電線を担いでいる時、警官が駆けつけて来たそうです。「逃げると撃つぞ!」と警官は言うなり、天空に向かって「パ~ン」と一発。

「逃げろ!」 運転手と彼の二人は、一目散。彼は、自衛隊上がり。大型トラックの下に飛び込み、腹ばいになり両肘で前進。当に実戦!

再度「パ~ン」。二発目は、トラックの下の彼を目がけて撃ったのだ。「ヒュッ」と風切り音。アスファルトでバウンドした弾丸が彼の耳元をかすめたのですね。大型トラックの下を反対側に抜け出して、一目散、逃亡。

この電線強盗の件、今から10年前の2007年10月、元モーニング娘ゴマキの弟・後藤祐樹が電線強盗で捕まりましたね。この電線強盗が、1967年頃の北井君の話しと同じでした。


盗品サバキルートが潰れないのは、国会議員や地方議員が、その闇ルートを守るべく、法改正や新しい法律、条例などを創らないからですね。何しろ、巨額な利権がからんでいますから。暴力団がらみの。


関西では、民進党辻元清美議員や日本維新の会・浅田均議員がからんでいることは知られていますが、全国的には、自民党民進党ですね。そうそう、北関東の産廃業界で重鎮の民進党枝野幸男がいました。

それにそれに、警察は、北海道のだだっ広い原野での電線盗難現場を抑えようとしても余程の幸運でなきゃ逮捕は無理。或は、偶々逮捕したら、逆に降格されるかも。

話は簡単。
盗品を買い入れるルートを抑えたら、芋づる式に検挙出来る。
今なら安倍首相が推進したFEMA(フィーマ)に基づく盗聴法がありますから、古物商免許を持っている目ぼしい輩の交信を記録しておいたら良い。(註1)(註2)

何故に古物商かというと、必ず古物商を通るから。
古物商を経由しないと、電気工事会社でも怖くて手を出せない。
恐らく、電気工事会社は、盗品と知っていながらも安く叩いて買うのだが、古物商経由だから、善意の第三者となり、責任は無いからね。

他方、盗品の電線を廃棄物処理業者に売る手もある。
但し、ミエミエの盗品だから買い叩かれ、リスクを冒して盗む妙味はない。
と言ってもスイカ泥棒の場合は、隣国人などの外国人を使っていた例もあるが。

銅線などの廃棄処理業者の場合、許可は不要

(参照)
昭和四六年一〇月一六日
環整第四三号各都道府県知事・各政令市市長宛 厚生省環境衛生局長通達
改正:昭和四九年三月二五日環整第三六号
第三 産業廃棄物に関する事項
 2 産業廃棄物の処理業者であつても、もつぱら再生利用の目的となる産業廃棄物、すなわち、古紙、くず鉄(古銅等を含む)、あきびん類、古繊維を専門に取り扱つている既存の回収業者等は許可の対象とならないものであること。

『まとめ』

1)古物商は盗品売買を防止するための法律。価値のある中古品等が対象。したがって、廃棄物は古物商の対象にはならない。

2)金属くず商は、金属くずの売買をするための許可。ただし、法律ではなく道府県の条例のため、条例のない都府県では許可は不要。目的は古物商と類似。したがって、廃棄物は金属くず商の対象にはならない。

3)専ら再生業者は廃棄物処理法許可条文の「ただし書き」を根拠としているが、通知により「古紙、くず鉄(古銅等を含む)、あきびん類、古繊維」の4品目に限定として扱ってきている。再生ルートに廻すときは、処理業許可(7条、14条許可)は不要。

4)廃棄物再生事業者は廃棄物処理法第20条の2に規定する登録制度。「できる」規定なので、登録を取らなくてもよいが、登録しても、廃棄物を扱うときは許可を取得しなければならない。

(追記)
1200万円相当のケーブル窃盗 茨城の太陽光発電
テレ朝 7/26(水) 5:51配信
茨城県鹿嶋市太陽光発電所で、送電用の銅線ケーブル1200万円相当が盗まれました。

 警察によりますと、25日午後2時半ごろ、鹿嶋市津賀の太陽光発電所で、点検のために敷地に入った作業員が約1900メートル、1200万円相当の銅線ケーブルがなくなっているのに気が付きました。ケーブルは太陽光パネルと分電盤をつないでいました。発電所は金属製のフェンスで囲われていましたが、人が入れる程度の穴が開けられていたということです。警察は、最後に点検作業が行われた先月25日から今月25日までの間にケーブルが盗まれたとみて捜査しています。

(註1)
日本版FEMAって米国の真似ですか? 2013/7/5(金)
CIAは、米国市民の電話の会話やメール、HP、ブログ、ツイッター、ヘイスブックからの情報収集は無論のこと、デモ参加の画像など、あらゆる個人情報を記録し、個人ごと、「赤」「青」「黄色」の三つに色分けしている。FEMAの赤と青のリストに載った数百万人の不幸なアメリカ人は、生きて収容所から出られない。そして最終的に殺されるまでに、地獄を通過しなければならないかもしれない。

更にFEMAを詳しく! 2013/7/9(火) 
.Breaking News - Obama Signs Martial Law Executive Order.Obama can now declare martial law during peace time.
2010年11月11日、オバマ大統領はマーシャル法大統領命令(戒厳令)に署名し、いつでも戒厳令を発したら、憲法を停止し、誰をでも令状や嫌疑がなくても逮捕し、収容所に収監することができる。

(註2)
メディアが伝えない『改正通信傍受法』の恐怖 2016/5/26(木)

あなたの電話やメールは自由に盗聴される 2016/5/27(金)

突然あなたは逮捕される 2017/3/31(金)