ベランダミニトマト育成奮闘記
ベランダでミニトマトを育ててから12年目になりますが、今夏、初めて他人並みに収穫できました。
これまでは、ミニトマトの種から始めましたが、実が期待するほどならず。それじゃ、ホームセンターで苗とタキイの培養土を買って育てるも、そこそこ実はなるものの、近所の農家の畑のような鈴なりとはいきませんでした。
(10年前の記事)
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「 今朝の気分は 実篤(さねあつ)なり 」
ベランダでの秋田竿灯夏祭り 2007/6/11(月)
昨年の夏、知人の家の鉢のミニトマトが鈴なり。
これは一体全体どうしたらこうなるのか聞きました。
そのノウハウとは、
その1)ホームセンターで培養土20~30kg程のを一袋買う。
その2)同じく、乾燥牛糞(ペレット状、無臭)をも一袋買う。
その3)同じく、@58円のミニトマトの苗を買う。
その4)培養土袋の上部を開き、掘って底の方に乾燥牛糞を撒き、再び元の通り、土を被せる。
その5)培養土袋の底を表からドライバーで刺して穴を20個程開ける。
その6)培養土袋を何かに立てかけてから、開いている上から水をしっかり遣る。
その7)その上部にミニトマトの苗を植える。
私は、新しい培養土を使わず、この手法を応用することにしました。
というのは、昨年使った土が余ると捨てるのに往生するからです。
その1)土作り
昨年使ったゴーヤの土と腐葉土とエコ堆肥を、目安で、5:3:2の割合に、牛糞ペレットを多少入れて混合。混合方法は、空の袋にこの比率で入れ、袋を手で閉じて振り回して混ぜました。一度では無理なので、これを何度か繰り返しました。
その2)
もう一方のカラ袋に都度その混合した土を入れていきます。
途中、底に近い所で、牛糞ペレットだけを3合程と、側面にパラパラと撒きました。
7月7日、マンマの収穫後の姿です。
昨日16日マンマが収穫しましたが多すぎたので取り残しています。
7月13日の収穫です。
昨日16日の収穫です。
このような袋で育てたのは、一本だけ。
他の二本は、肥料などの混合比を同じくし、大きめの鉢で育てました。
この他に、水をやるときに狭いベランダですから、新芽が伸びたところを折ってしまったり、新芽を摘んだのを挿し木したら根が付き、今は大きくなり実がついているのが二本ですから、計5本のものミニトマトです。
毎日、我ら夫婦の昼と夕の食卓にあがるのは一人一日20個前後です。
(余談)
本当は、もう一本あったのです。
それは、苗を買ってきて鉢に植えて間もない頃、肝心の芯となる穂先を折ってしまったのです。それには花がついていました。これ、根が付く前に枯れるだろうと思うも、挿し木にして水をやり続けました。
処が、半分枯れた状態なのにしぶとく生き続けるのです。
今日は暑いからもうダメだろう、もうダメだろうと思う日々が続いたのです。
それが、何と赤い実を付け蘇生しました。
種族を残そうとする生命力はすごいものですね。
他の5本は、皆、1m以上に成長し、実をいっぱい付けているのに、これだけは僅か30cm程しか伸びません。このトマトを実らせるために、成長エネルギーを相当消費したのでしょうね。赤い実を採ったらグングン成長するかもしれませんね。
昨日、鉢に植え替えしました。これからは、葉もまともな色に変わるでしょう。
そうそう、言い忘れましたが、ミニトマト5本のベランダ、想像できますか?
6月上旬以降、なんか空恐ろしいまでのジャングルでしたよ。
それをかいくぐって毎日水遣りしたマンマに感謝。
尚、今は、それぞれ実らせ、任務を終えたそれぞれの葉が順次枯れていっていますから、何となく拍子抜けです。 おしまい
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