福島:小児甲状腺がん一気に急増
何とも言いようがないですね。
やはり子供の甲状腺がんは異常に増加した。
2010年、患者は二人。それが今では百数十人
然し、この状況は未だ序ノ口に過ぎない。
恐らく全国では数千人規模に膨れ上がるだろう。
この事態を招いたのは、換言すれば、殺人罪や傷害罪の共同正犯となるのは、東電のみならず菅直人・野田佳彦民主党内閣、それに続く安倍晋三自民党内閣、原子力委員会などを含む政府御用学者達だが、食べて応援の食品流通業界、それらを助長したマスメディアにコメンテーターである。
更に言えば、川島なお美を初めとする食べて応援と合唱した者たちも含む。案の定、これらの者たちの一部には死や病気が待っていたが、それに扇動された一般市民にも死や病気が待っていたのである。
問題は、打つ手があるかどうかだ。
この事態をクリアするのに、単に検査と手術でいいのか。
今から、小児の甲状腺がんを防ぐ手はあるのか。
それだけではないし、小児だけでもない。
或いは、その引き金となる。年代に拘わらずにだ。
プロパガンダ報道に一喜一憂している我等日本国民にどんな明日があるのか?
他方、何も子供の甲状腺がんだけではない。
想定外の多さ
確定診断はないが、がんの疑いで手術や検査を待っている子が、さらに38人いると解釈できる。さらに3巡目の検診が行われている。まだまだ増えるということだ。
1巡目の検査は、2011~2013年にかけて、2巡目は2014~2015年にかけて行われた。現在は3巡目。
数年で「正常」が「甲状腺がん」になるか
大事なポイントはここ。2巡目の検査で「甲状腺がんまたは疑い」とされた子供は68人の中に、1巡目の検査で「A判定」とされた子供62人が含まれているということだ。
62人のうち31人は、「A1」で結節やのう胞を全く認めなかった。全くの正常と言っていい。「A2」は、結節5.0㎜以下、甲状腺のう胞 20.0㎜以下のごく小さな良性のものである。
被曝ノイローゼと言われた時があった
チェルノブイリへ1991年から医師団を102回送って支援してきた。ベラルーシ共和国の小児甲状腺がんの患者数は、1987~89年では毎年1~2人だったのに、90年は17人、そして91年以降激増していくのである。
1990年代前半、ベラルーシの甲状腺がんの第一人者、ミンスク大学の故エフゲニー・デミチク教授が、放射線ヨウ素I-131が飛散し、それが子供の甲状腺がんを増やしているという論文を、国際的総合科学ジャーナル「NATURE」に発表した。
(中略)
福島は汚染が少なかったと言って安心はするな
2巡目の検査で、ついに甲状腺がんが増加して44人となった。ユーリーが心配していたことが起きている。
ユーリーは「もう1つ忘れないでほしい」と言った。「ベラルーシ共和国では、放射線汚染の低いところでも甲状腺がんが見つかっている。福島県がI-131の汚染量が低いからと言って、安心しない方がいい」と言うのだ。
「放射性ヨウ素が刺激となり、長期間、時間をかけてがんになる可能性はある。だから、長期間、検診を続けた方がいい」と言った。
子供の甲状腺がんは転移が多い
もう1回確認をとった。「甲状腺がん検診で見つかったがんについて、日本では、見つけなくていいがんを見つけたという意見もあるが、どう思うか」と聞いた。
「子供の甲状腺がんは、リンパ節転移する確率が高いのが特徴。ベラルーシ共和国で手術せず様子を見た例と、手術をした例とでは、子供の寿命は格段に違った。手術すれば、ほとんどの場合、高齢者になるまで健康に生きることができる」
「見つけなくていいがんを見つけた、なんて言ってはいけない。見つけたがんは必ず手術した方がいい。数年経過を見たこともある。すると、次にする手術は大きな手術になった」
こう語ったのだ。
「福島県だけではなく、周辺の県も検診をした方がいいのか」と聞いたら、「コストの問題だ」という。「お金に余裕があるなら、やるべきだ」というのが彼の考えのようだった。
鈴木教授も、ユーリーと同じ考えだ。検診をやり、早期発見するようにし、見つけたらできるだけ手術をすること。これが大事な点だ。
「放射線の影響は考えにくい」と言い切れるか
ー 放射能のリスクを知らされなかった者達の末路 -
映画「大砂塵」は、砂塵吹き巻くアリゾナ州で撮影され、その主演を務めたジョージ・クロフォードもまた癌で死去。その他、これらのエリアで映画出演したゲイリー・クーパー、ロバート・テイラー、スティーブ・マックィーン、ヘンリ・フォンダ、みんなガンで死亡。
※ 米国
(追記) 毎日新聞 4/23(日)
東北3県 震災後出産、うつ深刻 母親3割が精神不調
岩手、宮城、福島の東北3県で東日本大震災(2011年)直後に生まれた子どもとその母親を対象に、文部科学省研究班(代表=八木淳子・岩手医科大講師)が実施した調査で、72人の母親のうち21人がうつなど精神面の不調を抱えていることが分かった。
親の抑うつや不安状態は、子どもの発達の遅れなどにつながる可能性があり、専門家は子どもの被災の有無にかかわらず、子育て家庭へのケアの充実を求めている。(中略)
(以下省略)
放射能の強弱に拘わらず、継続的に鼻や口から取り込んだ放射能が脳に回ると、間断なく放射線が脳細胞を攻撃するから、脳細胞が萎縮し空洞が出来る。こういう状況に陥ったら、うつなどの精神面に異常をきたすんですね。
※ 放射能からの防御 書庫
※ 飲食物のリスクと対策 書庫
m