大規模食中毒原因:危機意識の欠如
今冬も依然として大規模な食中毒事件が発生している。
それは何故か。
日常での危機意識の欠如である。
今までずっと平和だったから、今日も、明日も、明後日も、ずっと平和が続くと思うノー天気な心情も同様だ。
昨日と今日とは、確かに同じように朝が来て時は流れる。
常に最悪のパターンを考える。
その最悪のパターンを話すと人は一笑に付す。
『そんな事態になるはずはない』『思い過ごし』『神経質』とか言いながら。
それはアマチュア。
最悪のパターンを防ぐにはどうするか。
そして好結果を得るにはどうするか。
そう考えるのがプロだ。
老舗料亭で60人が吐き気、発熱…ノロウイルス検出
テレビ朝日系(ANN) (2015/01/27 16:57)
100年以上の歴史を誇る老舗料亭で、懐石料理を食べた60人が食中毒です。
東京都によりますと、16日、墨田区本所の老舗料亭「割烹三州家」で、昼食を食べたバスツアーの団体客94人のうち60人が翌日の未明から下痢や吐き気、発熱などの症状を訴えました。
60人はいずれも刺し身やカキの酢の物などの懐石料理を食べていて、このうち36人からノロウイルスが検出されたため、食中毒と断定されました。割烹三州家は、1889年創業の老舗料亭として知られています。保健所は、店を6日間の営業停止処分にしました。
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(私見)
海産物は産地偽装多発。
特に生ガキの場合は、国内の産地そのものが、JAグループが中国産毒米を混入しているように、韓国産ノロウイルス付きカキを国内産として出荷しているケースもある。
ではどうするか。
冬季にカキを出そうとするならば、初秋に渋柿を仕入れて冷凍保存し、この時季にその柿をスライスし、カキ酢(牡蠣酢)の上にレモンと共に添える。
或いは、食事の前と食事後の二度、紅茶を提供する。
『病気予防には毎日4杯の紅茶を』 2017/2/14(火)
学校給食で児童509人が集団食中毒か 東京・立川市
テレビ朝日系(ANN) 2/18(土) 15:23配信
東京・立川市の7つの小学校の児童509人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えていることが分かりました。7つの小学校では、同じ給食センターで調理された給食が提供されていて、保健所は集団食中毒の疑いがあるとみて調べています。
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(私見)
メニュー・レシピがまだ未公表なので何とも言えないが、手指洗浄不完全が原因ではない。大規模調理では、裸の手指ではなく、調理用手袋(キッチングローブ)を使う。
では原因は何かというと、全7校が同時罹患故、食材である。
大規模調理の場合、受託給食会社が調理しており、コストを1円でも下げようとするから輸入食材を使う。御坊市の場合は、韓国産ノリが原因だが、果たして今回のレシピはどうであったか。
あくまでも推測だが、韓国産「乾燥ワカメ」を使ったモヤシやキュウリの和え物が発生源ではないだろうか。
韓国産海産物によるノロウイルスリスクは、今回でも、レシピを作った管理栄養士が知らなかったとは言わせない。
(画像借入先)cookpad
(追記)2017.02.27
給食企業名 グリーンハウス
2月17日、お昼に食べてその日の夕方から嘔吐や腹痛続出
メニュー ①牛乳②ミルクパン③鶏肉のトマト煮④パセリポテト⑤フルーツ
原因は、鶏肉のサルモネラ菌との説がある。
ご存知、サルモネラ菌は、鶏卵に付着して食中毒を起こすリスクがある。
サルモネラ菌なら鶏肉の腸を洗わずにカットし、調理釜に入れた可能性が強い。
更に、全校に被害者がいることから、調理釜での加温不足である。
然し、大きな調理釜での加温不足による食中毒は、昔から焼きそばなどでよく知られており、温度不足ということは、調理現場で相当急いで中心温度確認が不十分のズボラの結果である。或いは、鶏肉の仕入先を変更した結果ではなかろうか。
何れにしても、これらのメニューは冷凍保存されていた故、何が原因か直ぐに分かりそうなものだが、何故に公表をしないのか、これまた疑問である。
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(私見)
古い話になるが、シダックスの創業者志太 勤(1934年10月14日 - )氏とは、彼が社長時代、取引上や毎年都内のホテルでの新年会でお会いしていたが、1997年、社長を長男・勤一氏に譲り、2012年6月、代表取締役会長から取締役最高顧問となり、現役から離れてからとたん、シダックスは脇が甘くなったようだ。
上場し事業拡大を図ってきたのはさておき、コンプライアンス目標に、『自社の被る損害の最小化を確実に図ります』ということは、投資家(株主)向けの利益第一主義であり、決して消費者や利用者である顧客を向いていない。ここに大規模食中毒を何度も起こす原因があるのではないのか。
(追記)
本件に関しての続編
『食中毒被害児童の保護者はノリ業者と管理栄養士を告訴せよ』 2017/3/1(水)
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(参考)
韓国産“毒食”リスト 深刻な食品汚染…「中国産より危険度高い」
2013.10.4
知られざる韓国毒食品の実態とは-。
昨年末、ソウル市内などの4つの高校で集団食中毒が発生。食品医薬品安全庁による調査で、安東農協・豊山キムチ工場で生産されたキムチなどがノロウイルスに汚染されていた疑いが判明し、出荷された751トンに回収命令が出た。
在韓日本大使館が、ホームページ(HP)で「食中毒に注意」と異例の注意喚起を行う事態となった。
ほかにも、大手食品の粉ミルクからカエルの死骸が見つかったり、鍋料理などで使われる乾燥麺から金属片(0・4ミリ)が発見されたり。食の不安が収まらない。
食糧問題研究家の小倉正行氏は「食料品の見た目をきれいにするために使われる漂白剤に含まれる物質。基準値を超えて摂取すると、気管支の障害やアレルギー性の異常過敏反応などを引き起こす危険性がある」と説明する。
「生鮮きゅうり」から検出されたジクロルボスは有機リン系の殺虫剤で、2008年1月に発覚した「中国製冷凍毒ギョーザ事件」で取り沙汰されたのが記憶に新しい。「摂取すれば、頭痛や下痢、吐き気をもよおし、最悪死に至ることもある」と小倉氏。実際、この事件では、10人が中毒症状を訴え、1人が一時重体となった。
「生鮮マッシュルーム」に入っていたシペルメトリン、「生鮮青とうがらし」のエトプロホスも人体に有害な殺虫剤の一種。
「焼き肉のタレ」に大量に残存していたポリソルベートは、過剰摂取すると免疫系などの異常を引き起こす研究報告があり、「冷凍豚肉」から出たスルファジミジンは国内で使用禁止の合成抗菌剤…。調べるほどに恐ろしくなる。
日本は外国産食品を輸入する際、事前に検疫検査が課され、クロと判断されれば廃棄か送り返す措置を取っている。
水際で防御する態勢は整っているが、「検査が行われるのは全輸入量の10%で、残りの90%は検疫をスルーする。チェックから漏れた中に問題のある食品が混ざっている可能性は多分にある」(厚労省関係者)というから不気味だ。
危険な「メード・イン・コリア」にさらされる日本の食卓。健康を損なってからでは遅いだけに、注意してもしすぎることはない。
(事例)
『数mのサナダムシが私の腸にいた』 2012/12/4(火)
『黄金に輝く韓国の海』 2016/10/5(水)
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