米国:奇異な『サウジ9月11日法案』成立


米国では、今でも9.11は、サウジ・アルカイダの犯行と騒いでいる。
然も、米下院も上院も。
そして、奇異な『サウジ9月11日法案』を成立させ、被害者や親族は、サウジに損害賠償を請求できるとした。


Congress rejects Obama veto, Saudi September 11 bill becomes law
議会がオバマ氏の拒否権を拒否し、『サウジ9月11日法案』が法律となる
2016年9月30日


米同時テロ遺族、サウジを提訴 法案成立を受け
CNN.co.jp 10月2日(日)13時10分配信


ワシントン(CNN) 2001年の米同時多発テロで海軍中佐の夫を亡くした女性が9月30日、首都ワシントンの裁判所でサウジアラビア政府に損害賠償を求める訴えを起こした。

米議会では28日、米国人が外国政府をテロ行為で訴えることを可能にする通称「9・11法案」が、オバマ大統領の拒否権を覆す圧倒的多数で可決された。

ステファニー・デシモーヌさんはこれを受けた提訴で、サウジアラビア政府が国際テロ組織アルカイダを10年以上にわたって支援し、同組織による同時テロの計画も承知していたと主張。同国の支援がなければアルカイダが同時テロを思い立ち、計画、実行する能力を持つことはなかったとして、娘とともに「重度かつ永続的な個人的被害」に対する損害賠償を求めた。

訴状では、サウジがアルカイダのメンバーに対し、仲介者を通したり慈善事業を装ったりしてテロ実行の資金などを提供していたと非難している。(以後省略)

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私見
アメリカ国民の約84%は、 『9・11は政府が言うアルカイダビンラディンによるものではない』と思っており、『政府の言うアルカイダ説』を信じているひとは僅か16%!。反して日本国民の多くは、未だアルカイダだと思っている。



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つまり、ほとんどのアメリカ国民は、 『政府が何かを隠している』、或いは『国際金融資本と小ブッシュが起こしたもの』 と思っている。

更にネットをする多くの米国民は、ISISやテロ犯とはCIA(米国)の指揮下、モサドイスラエル)、M16(英国)により軍事訓練とマインドコントロールされ、武器や資金を与えられた者たちであることを知っている。そして米国内でのテロ実践部隊はFBIであることを。

それなのに、米議会が『サウジ9・11法案』(Saudi September 11 bill )を可決(註1)したことを多くの人は奇異に感じているだろう。それは、テロ被害者が損害賠償で訴える国がどこであれ、突き詰めると自作自演の米国を訴えることになるからである。

それなのに何故に『9・11法案』は成立したのか。

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※ (註1) 下院 348対77、上院 97対1
The vote was a blow to Obama as well as to Saudi Arabia, one of the United States' longest-standing allies in the Arab world, and some lawmakers who supported the override already plan to revisit the issue.

投票結果、はオバマ氏にのみならず、アラブ世界における米国の最も長期間の同盟国の一つであるサウジアラビアにも打撃を与えた。

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大半の上院議員も下院議員も、世界各地のテロのみならず米国内でのテロはCIAが計画したものであり、9・11もロックフェラー指揮下CIAが企画し、小ブッシュ政権がFBIに実践させたことを知っている。

一つの見解として、『アラブ9・11法案』の成立により起こされた9・11で損害賠償請求裁判のプロセスで、再度、9・11はCIAと米国政府の自作自演であるかどうかの論議が為されることを見越してのこととも言える。

別の見解としては、この法案の成立は米国政府のみならず、上院下院議員の大半が国際金融資本ロックヘラーに支配されていることを意味し、、改めて無知な米国民に9・11はアラブ・アルカイダの犯行であるということを再認識させるためとも言える。

尚、もしも米国の裁判所が、アラブ国に対して損害賠償金を支払うように判決をするのは何ら問題は無いが、アラブは独立国家であり、その判決に従う必要はない。
だが米国が尚且つアラブ国に支払うように迫るとしたら、大量破壊兵器を持っていると虚言して米軍が爆撃し破壊したイラクの損害賠償を米国が払うことが前提となる。

(参考)
戦争は国際金融資本が企画立案する 2013/11/18(月) 

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CNN
同時多発テロから15年、5400人ががん発症
2016.08.16 Tue posted at 10:39 JST


(CNN) 2001年に起きた米同時多発テロから来月11日で15年になる。米疾病対策センターCDC)の統計によると、この事件に関連してがんと診断された被害者が、今年6月30日現在で5400人を超えた。

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CDCが認定した9・11同時多発テロ関連のがん患者は、2013年1月から16年1月にかけて年間1525人のペースで増加。14年1月の時点で1822人だった認定者数は、今年6月には約3倍の5441人になった。

CDCの制度では、健康被害を発症した9・11同時テロの被害者を認定し、医療費の給付などを行っている。しかし認定されていない患者も含めると、がんなどの発症者数はこの統計を上回る可能性もある。

がんと診断された5441人のうち、4692人は、ニューヨークのワールドトレードセンター(WTC)や国防総省、旅客機が墜落したペンシルベニア州の現場に出動した救急隊員や、復旧・清掃などに当たった作業員やボランティアだった。

残る749人は、WTCに勤務したり近くの学校に通ったりしていた。年齢は55~64歳が全体の約半数を占めている。

登録されているがんの件数は6378件に上り、複数のがんを発症している患者がいることを示している。現場で発がん物質や汚染物質にさらされたことによってがんを発症したと見られている。

9・11同時テロでは約3000人が死亡した。CDCの制度で健康被害を認定された患者は7万5000人に上る。がん以外にも、約1万2000人が精神衛生疾患と診断され、約3万2000人はぜんそくや胃食道逆流症といった呼吸器系や消化器系の疾患を抱えている。
 
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私見
この記事での癌の原因は放射能と考えたが、ニュアンスが違う。

それじゃ、原因がアスベスト石綿被爆の場合はどうであろうか。潜伏期間は確かに15年ほどだが、このアスベスト繊維は肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、発症の大半は肺がんである。(WHO報告)。

となると、アスベストも含むかもしれないがそれだけではない。
以下に、2014年のコホート(地域集団)調査があるが、この文の中から明確な回答を見いだせなかった。

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Risks to emergency medical responders at terrorist incidents: a narrative review of the medical literature
テロ事件での緊急医療対応者のリスク:医学文献での口述報告
PMC クリティカルケア 2014年9月24

(一部抜粋)
Airborne particles
浮遊粒子

9.11から5日及び6日後、WTCビル近くの落下した粉塵を採集。

救助隊員はマスク無しで微粒子を呼吸吸収。
報告された初期は、目、皮膚、呼吸器、鼻や喉の苦情であった。

WTCビル労働者の大規模な縦断的コホート(地域集団)研究が行われている。このコホートでは、喘息、副鼻腔炎、化学感覚喪失、サルコイドーシス、および胃食道逆流症の発生率の増加があることを実証した。

ニューヨーク州の住民と比較した場合、WTCの救助隊員にとって、塵に含む疑わしい発癌物質は、前立腺癌、甲状腺癌、および骨髄腫の重大な原因として認められる。

マスク等の適切な呼吸用保護具は、大気汚染物質による呼吸器障害および全身症状のリスクを低減した。

9月11日のテロでの緊急対応で、初期にマスクや呼吸器用保護具を長く使用しなかった場合、喘息のリスク増加と関連していた。

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(参考)
9.11では、当初、純粋水爆を使用したとの説があったが、爆薬テルミットである。
故に、癌の原因は放射能ではない。

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テルミットは主に米軍が使用。
酸化鉄とアルミとの化合物で2500℃にもなるから鉄は簡単に溶ける。

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(ユーチューブ)
9.11 ミステリー2 911事件の謎
消防士の証言「溶けた鉄が流れていた」

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