マイコプラズマ肺炎の原因探索


この記事では、富山でのマイコプラズマ肺炎の原因を究明しようとしましたがまだできておりません。今回は、途中経過を述べておきます。

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先日、ブログ友が狂犬病注射のことを記事にしていた。
然し日本には狂犬病のワンコは皆無のはずだが、未だに注射が必要なのかと思い検索してみた。

そしたらやはり国内では1957年のネコを最後に狂犬病の発生はないが、1970年にネパールから帰国した青年が死亡。2006年、フイリピンで犬に咬まれた男性二名が帰国後発症し死亡していた。

その記事の中で、北海道と富山の文字が目に入った。
確か、マイコプラズマ肺炎は3・11で放射能が降った東日本で多発したが、富山はそれに比すほど高く、北海道もそれまでではないが結構高かったはず。
富山は然も10年以上前から多発していたはず。


私の過去のブログ記事再確認


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改めて上記富山県の過去10年間の推移グラフを見て、平成23年上半期に確かにマイコプラズマ肺炎は急激に増えているように見え、それと翌年の平成24年も増えていることは確かである。


富山県高岡市 伏木富山港の特殊性


日本を訪れるロシア船8,244隻の8割以上が北海道と富山に入港している[2000(平成12)年度海上保安統計]。その船舶の6割以上に無検疫のイヌが乗船しており、船員の帰国時に遺棄されるイヌが多いとの報告もある。

2002(平成14)年度の統計では、日本に入港したロシア船は5,097隻に減っているが、イヌの不法上陸は現在も報告されており、咬傷事故も毎年発生していると聞く。

そこで北海道にロシア船が入港するのは当然としても、何故に富山にロシア船が多いのかを検索してみた。

それは、日本海
国際拠点港湾は全国に18港で、日本海沿岸港は、新潟港(新潟県/1967年6月1日)と伏木富山港(富山県/1986年6月17日)の二港だが、

ロシアからの船には、“船の守り神”として犬が乗っていて、夜、港で自由に放して遊ばせていたり、逃げ出して日本国内に入り込んでしまったりしている、ということが多数報告されているという。

富山県感染症情報センターでは、以下のグラフを掲示している。
マイコプラズマ肺炎の他に『A群溶血性レンサ球菌咽頭炎』が全国平均より圧倒的に多発している。然も、罹患者は小学生以下の子供が大半だ。

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更にここでは、『A群溶血性レンサ球菌咽頭炎』の昨年対比の発症では、高岡市厚生センター管内で増加しているが、各エリア毎の10万人対比発症数が表記されていないから何とも言えない。

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他方、この高岡厚生センター管内でマイコプラズマ肺炎がインフルエンザに次いで二番目の罹患数となっている。

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仮説は出せるが、裏付けが足りない。


富山県が同じ北陸の福井・石川両県に比較し、或は、西日本各県と比較し、際立って相違している一つにロシア船の入港がある。

マイコプラズマ肺炎が多いのが高岡地区。
ここにロシア船が入港する伏木富山港がある。

ロシアの船員やロシアのワンコがマイコプラズマを日本に持ち込んだとする仮説は成り立つ。然し、更にそれを裏付けるデータは入手できていない。

最初に疑問を抱いた原点に帰ってみると、当初、気付かなかったことを発見。

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このグラフを見て、何で気がつかなかったのだろう。

マイコプラズマ肺炎の罹患者は、平成17年から増加を始めているが、この現象は何も富山だけではない。全国的に平成17年から増加しているのだ。

つまり、前年の平成16年から17年の初めにかけて、何か、異常事態が起きたのか、それとも何者かが起こしたと言える。

これ以上のことは、想像がつくが、仮説まで述べられない。

全国的にマイコプラズマ肺炎が増加したが、それ以上に何故に富山が急激に全国平均の倍以上の罹患者が出たのかを裏付けるものがない故。

時間がないため、一旦、ここで打ち切る。
新たな情報が入ったら、或は発見したら、再度、起草する。

              中途半端ですみません。

(参考)
平成16年(2004年)出来事

1.7 日米閣僚会談 米・農務長官「牛肉輸入再開を」 日・経済産業相は慎重姿勢
1.8 中国・広州で2人目の新型肺炎「疑い例」
1.12 中国衛生省が、今冬3人目のSARS感染の疑いのある男性のいることを発表
1.12 山口県の採卵養鶏場の鶏が致死率の高い鳥インフルエンザに感染していたことが発覚
1.13 鳥インフルエンザ 農水省は感染ウイルスが香港や韓国と同じ「HSN1」型と確認
1.26 中国でアヒル200羽死亡、鳥インフルエンザの疑い
BSEでの影響で米国牛肉の輸入ストップ。
2.7 米国デラウェア州での鳥インフルエンザの発生を受け、
  米国からの鶏肉の輸入停止措置(農水省
2.27 京都で鳥インフルエンザ、1万羽死ぬ 
3.7 北海道の死亡牛、BSE陽性 国内11頭目
  「死亡牛検査」からBSEが見つかったのは初めて
4.13 京都府鳥インフルエンザ終息宣言
6.10 小泉首相がブッシュ米大統領との会談で
  自衛隊多国籍軍参加を正式表明 
8.5 日本政府、北朝鮮に総額25億円の食料・医薬品支援を決定
「いかなる備蓄も発見されておらず、われわれが発見することはないだろう」
イラク大量破壊兵器についてパウエル米国務長官
10.6 米調査団が対イラク戦争開戦時にイラク
  大量破壊兵器はなかったとする最終報告
10.11 米イージス艦レイクエリーが新潟初入港
10.12 第161臨時国会召集
10.23 新潟で震度6強、3回 上越新幹線脱線
   新潟県中越地震 死者40(68)

平成17年(2005)4月末日までの出来事

2.4 厚生労働省がBSEが人に感染して起きる「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」患者が国内で初確認されたと発表 
4.25 兵庫県尼崎市でJR福知山線の上り快速が脱線事故 死者は100人超に
4.27 政府が臨時閣議郵政民営化法案を決定、国会に提出



(参考資料)

世界における狂犬病の発生状況および狂犬病侵入のリスク
狂犬病注射をしない」ということの意味