広島中1自殺の伏線:専願枠問題と確執
(私見)
結論から言おう。
広島府中3年性の川本君の自殺の伏線には、高校専願枠問題がある。
担任教諭の行動目的は、成績優秀な彼を専願枠から外すことである。
それは何故か。
今回の川本君の自殺の元は、生徒の非行データを予め正誤の二つ用意していた生徒指導主事河本春彦教諭にある。この教諭が川本君の入学当初から川本くんを追い落とす策動を始めたのである。
理由は恐らくこの教諭と少年の親との確執であろう。
それは、支持政党、思想、宗教などの違いであろう。
裏付けは、
校内のその後の会議へ生活指導主事河本教諭は、未修正のデータを6回も提出し続け、然も毎回、出席した全教員がデータの間違いを指摘することなく黙視し続けたことを奇しくも両社共に報道しなかったことである。
つまり、このことを報道せずに隠す必要があった程重大な意味を含んでいたのである。隠していた問題が露呈することを恐れたからである。それ程、この間違った修正されないデータには意味があったのである。
更に言うならば、学校として今まで高校入試の校長推薦を出す判断基準としてきた非行歴の調査対象を「3年時のみ」としてきたが、教職員の要望により、昨年11月になって「1~3年時」に広げた理由は、広げたら誤ったデータで少年を確実に専願枠から外すことが出来るからある。
つまり、それ程までに、毎回出席する教職員達が黙る程に、10年以上も現職にある生徒指導主事河本春彦教諭をリーダーとする教職員側と少年側との間には相当な確執があったのである。或は、親が預かり知らないところでの確執である。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
<広島・中3自殺>誤り指摘記録、6回会議でも未修正のまま
毎日新聞 3月10日(木)
広島県府中町立府中緑ケ丘中3年の男子生徒(当時15歳)が誤った万引き記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題で、誤りを指摘された記録が、その後6回あった会議でも未修正のまま資料として使われ続けていたことが10日、学校がまとめた報告書で分かった。
参加した教諭からは6回の会議で間違いを指摘する声が上がらず、何度も修正する機会があったのに誤ったまま重要書類が保存されていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
朝日新聞の学校側の報告書についての記事
「先生、どうせ聞いてくれない」 広島の中3自殺報告書
朝日新聞デジタル 3月10日(木)21時18分配信
学校経営について
生徒指導上の不十分な指導やずさんな情報管理、進路指導上の誤認に基づいた不適切な指導があった。要因は、学校経営を進める上で組織が機能的に運用されるよう、校長として指示・指導を十分行っていなかったところにある。(以後省略)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
NHKの学校側の報告書についての記事
中3生徒自殺「万引きの現場にも居合わせず」
3月10日 19時31分
いきさつを振り返る
3月10日、学校側の調査報告書
校長 坂元 弘
中3の時の担任 篠永美代子教諭
中1の時の担任 内藤博夫教諭 (今は隣の府中中)
生徒指導部教諭
(生徒指導主事) 河本 春彦 生徒指導 サッカー (現在職期間長期)
山本 明美 保健体育 生徒指導 柔道
小佐古 暁 保健体育 生徒指導 サッカー (現在職期間長期)
須賀 和憲 英語 生徒指導 陸上
玉井 孝明 数学 生徒指導 ソフトテニス
(背景1)
河本生活指導教諭主事の作成した内部文書は、企業で言えば正式な引継書には書かれていない一般的に行われている裏引継書と考えるのが妥当である。
(背景2)
子が万引きをした場合、店主であろうが警察であろうが教師であろうが親を呼ぶ。拠って、子が万引きをした場合、親が知っていて当然である。
故に彼は親に言ったら困るということは、親が彼の万引きを知らないということを意味し、彼は万引きをしていないと考えるのが当然である。
(背景3)
例えば帝京長岡高校の韓国修学旅行報告。2012.10
○ 部落解放同盟広島連合会と結託した高校教組との国家斉唱の確執で世羅高校石川校長を吊るし上げ、石川校長を自殺に追い込んだのも広島県。高校の職員らは誰一人として焼香に行かず。これが日教組広島の現状なのだ。
拠って、学校長が配下の教職員に対して指示・指導を十分行っていなかったのではない。配下の教職員を指導することなどは不可能に近かったのである。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
以下の仮説は、死人に口なしの学校側の主張に基づく。
無論、自分たち学校側に都合が良いようにできており、不利な重大な事実は隠したか捏造したと考えるのが順当であるが、敢えて学校側の主張に基づいて以下に述べる。
(仮説1)
篠永教諭は『万引きしたのを親に話せ』と廊下での立ち話で5度も言っている。
万引きで子が捕まったら親が呼ばれるのは常識で、親が知っていて当然なのに親に万引きのことを話せと言う。少年は否定しても、しつこく何度も繰り返す異常な篠永担任教諭。
彼は「どうせ言っても先生は聞いてくれない」という思いを親に話している。
と言うことは、彼は万引きをその都度否定していることを意味する。
篠水担任、もしくはこの報告書作成者は嘘を述べている。
推薦の専願 校長内申専願人数は限定なはずである。
そこで誰を専願にするかの専願選定会議が開かれたはずである。
専願希望人数が枠よりも多い場合、何人かをふるい落とさなければならない。その落とされる対象となったのが彼で彼を落とす責務を篠永担任が負うことになる。
処が彼の成績順位は全希望者の上位に入っているから落とし難い。
そこで、彼と親共々、専願受験を諦めさせなければならない。
その手段として廊下の立ち話で計5回も親に万引きのことを言いなさいと言って身に覚えのない彼を追い詰めたのである。
この裏をとるのは簡単である。彼よりも学業成績の遥かに劣る専願合格者がいたらほぼ間違いない。そして彼の代わりの合格者の親が何者かを調べたらより明確になる。
(仮説2)
更なる問題は、何故に彼が落とされる対象となったのかである。彼とその親はおとなしいから黙って落選を受け容れると考えたのであろうか。
いやいや、そうではない。彼は成績優秀で品行も悪くなく、理由なくして彼を落選させたら、親が黙ってはいず、他方、生徒たちから不信の声があがり騒がれる。
そうではなく、教職員側と親との間に何等かの確執があったとするならば、一連の顛末(てんまつ)を理解出来る。例えば相反する政治信条とか宗教とかである。
彼の親が日教組と対立関係にある場合、彼を推薦することは、篠永担任のみならず、他の教諭からも反対の声があがったであろう。
(仮説3)
彼が中1の時の生活指導主事河本春彦教諭が何故に生活指導委員会での配布文書に、万引き犯とは全く関係のない彼の名前を記入したかである。
聞き間違いとか、入力ミスは考えられない。
会議配布資料だから単なる書類ではないはずである。
ましてや、会議中、その誤りを指摘されたにも拘らず、原本データを訂正していない。聞き間違いや入力ミスなら恥じて真っ先に訂正したはずである。報告書では肝心のこのことを全く説明していない。ここに事実を述べられない秘密がある。
坂元校長は、この原本データはどうでもいいような資料と述べているがそうではない。このデータは、6回も使われたのである。
もう一度言う。
坂元弘校長は、触法行為があるとされた19人の生徒の各担任に「いつ、どこで、何をしたか」を本人から確認するよう求めた。
自殺した男子生徒の篠永担任教諭は、11月16日から12月8日ごろにかけ、廊下などで5回程度、生徒に確認したとしているが、「いつ、どこで、何をしたか」を本人に確認出来ていない。
確認は不可能である。かれはしていないから答えようがない。彼は当初、明確に否定したはずである。
更にもう一点。2年前の会議では、男子生徒とは別の生徒が万引していたことを確認。同校が町教委に出した報告書には自殺した男子生徒の名前はなく、正しい報告書が提出されている。
つまり、データが二つあったのが間違いの理由にされているが、当初から正しいデータと意識的誤記データの二つが作成されていたのである。
生徒指導主事河本春彦教諭は何故に複数のデータを作ったのか。
生徒指導主事河本春彦教諭はデータを二つ用意し、一つには対外用とし、誤記入がバレたらまずいので正しいデータを打ち込んだものを、もう一つの校内用データには依然と彼を犯人としものを。そして何回もの校内会議用に彼を犯人とするデータを使用し続けたのである。
生徒指導主事河本春彦教諭はそこまで小細工をしなければならなかったのである。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
(追記)
以上、私が述べてきた更なる裏付けは、坂元校長の発言で明確である。
他に実際に万引きをした生徒を専願受験で学校推薦をしていたのである。
万引きをしなかった川本君を万引きをしたとして蹴落とし、他方、万引きをした生徒を頑張っているからといって推薦をしたのである。
これで、校長と教職員たちがグルになって川本君を追い落とそうとし、河本春彦生活指導主事が正しいデータと捏造したデータの二つを用意し、更に、万引きを否定する川本君を篠永美代子担任教諭が何度も追い詰めていったことが理解出来よう。
川本君が自殺してくれたので所期の目的は達したので、12月22日、11月の取り決めでは推薦できない1~2年の時に万引きをした生徒に大手を振って推薦を出したのである。
以下は参考まで。
広島中3自殺、生徒はなぜ「万引き」否定できなかったのか ネットでは「事実上の殺人」と批判殺到
2016/3/ 9
(抜粋)
「万引きの記録があるため、志望校への推薦は出せない」。広島県府中町の町立中学3年の男子生徒(15)が、誤った非行歴に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題が、ネット上で波紋を広げている。別の生徒が行った万引きが、「教師の単純な記載ミス」によって自殺した生徒のものと記録されていたことが各紙報道で伝えられたためだ。(中略)
各紙の報道によると、13年に生徒指導の会議資料の電子データを作成した際、別の生徒の万引き行為を自殺した生徒(当時1年生)が行ったと誤って記載。その後の会議で、出席者が誤記載に気付き、紙に書かれた氏名を訂正したが、元の電子データは修正されなかった。
この誤った万引きの履歴に基づいた進路指導が、15年11月中旬から12月8日まで計5回行われた。その際、担任の女性教師は生徒に対し、校長推薦が必要な私立高校への専願受験は「万引きの記録があるため、志望校への推薦は出せない」と繰り返し説明。(中略)
毎日新聞電子版が2016年3月9日に配信した記事によると、自殺した男子生徒に対する進路指導はいずれも廊下で行われ、時間も5~15分程度だった。
女性担任は「男子生徒から明確な否定がなかったため、確認が取れたと判断した」などと釈明したという。学校側も、進路指導の方法は各教師の裁量に任せており、マニュアルの作成などは一切行っていなかったと同紙の取材に明かしている。
「事実上の殺人だろ!ミスした学校側は命をもって償うべき」
「担任の行為はまさにイジメそのもので、これはもう犯罪だ」
などと過激な言葉を用いて学校や教師を批判する投稿も少なくない。(以後省略)
(投稿コメの一部を抜粋)
No.002ふーん 2016/3/ 9 21:48
読んでいてブルーな気分にさせられる記事だ。
内申書や教員の問題より「万引きや推薦が外れた事で自殺に至ること」の方がよっぽど大問題なのに、学校の対応の落ち度だけを取り上げて犯人探しなんだよね。
たとえ学校が間違った対応をしても、自殺する必要なんて無いでしょ。私達が考えるべき事は「もし今後似たような境遇の人に出会ったら、どうしてあげれば良いのか?」じゃないのか?
No.011恐らく
No.012匿名
万引きした生徒を推薦するなんて有り得ない。
だから、記録に従って推薦拒否した担任の判断は間違っていない。間違っていたのは記録。だから、間違った記録を修正しなかった人間が責められるべき。
No013>5本当は否定してるのに、担任が聞く耳を持たなかったんじゃないの?死人に口無しだから、自分に都合の良いように言えるよね。
自分の犯した罪や責任を感じたなら保護者会や全校集会に出て来て自分で謝罪すべきだ。
体調不良と云う理由で担当教師を出て来させない学校や教育委員会も事の重大性を認識してないのでは。教師を庇ってるのか?
No.22(一部抜粋)それにしても最近は、ちょっとした壁にぶつかって自分の思い通りにならないとすぐに自殺したり他者を逆恨みしたりする奴がやたら増えているような気がする。社会が壊れ始めているのかも?
No.24(一部抜粋)報道によると、プリントアウトされた資料が先生たちに配られた時に誤りが指摘されて、資料は訂正されたが大元の電子データは放置されたままだったとか。
ということは、問題の電子データというのはおそらく先生たち共有の「えんま帳」なのだろうが、その割には本当の万引き犯が誰かもろくに確認しないで、安直に自殺生徒の名前が書き込まれていたことになる。
データの性格から、書き込んだ者の単なるミスでは済まない話なのに、名前が間違って登録されているのが訂正されないデータって、いったい何なんだろう?しかも、自殺時の担任は、そのデータを鵜呑みにしての指導のようだ。