オバマ大統領:4月からB52でシリア爆撃


オバマ大統領の任期も残るは10ヶ月。(2017年1月)

米国はシリアのアサド大統領を潰すべく、シリアの対抗馬としてモンサントの子会社のブラックウオーター(Xe)がCIAの要請で、或はイスラエルモサドにより、洗脳され訓練され送り出された戦闘員で構成されるISIS(イスラム国)を作り、この両者を戦わせるシナリオでしたね。

処が、米国がISISに武器・弾薬・資金の援助や軍事訓練をすれど、ISISは期待する成果をあげていない。さて、オバマ次の一手はB-52.


イスラム国(ISIS)が使っている武器弾薬は、ソ連(ロシア)、中国、米国、イスラエル製。つまり、これらの国がISISに戦闘能力を与え、シリア・アサドを潰そうとしている


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イスラム国(ISIS)の主な使用武器はやはり米国製
2015/3/7(土) 

Arms Airlift to Syria Rebels Expands, With Aid From CIA 2013年3月24日
シリアの反政府勢力への武器空輸は、CIAの助けを借りて、拡大します

ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国CIAによる反シリアアサド大統領勢力(シリア野党やイスラム国ISISやテロリスト等)への武器援助は2012年に開始し、2013年からその規模は拡大したと伝えている。



ISIS’ Ammunition Is Shown to Have Origins in U.S. and China
OCT. 5, 2014 2014年10月5日  ニューヨーク・タイムズ
ISIS(イスラム国)の「弾薬は、米国と中国製であることが示されています

(下のグラフ)ISISが使用している武器弾薬

ここで明らかなように、シリア反政府活動のISIS(イスラム国)への武器援助は、ソ連、中国、アメリカ、イスラエルが主ですね。
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 特に2012年以降、米国が飛行機でISISに武器を落下し、ISISを支援しているのですが、その武器爆薬の大半は、米国製とイスラエル製でした。

ISIS using weapons made in Israel
ISIS(イスラム国)は、イスラエル製武器を使用している
 24.04.2015 2015年4月24日

Iraqi volunteer forces, known as Hashid Shaabi, discovered Israeli-made weapons at Islamic State (ISIL) positions in the Iraqi province of Anbar on Thursday, according to Al-Mayadeen television, Fars News Agency reported.

ハシィドシャービとして知られているイラク義勇軍は、アル-マヤデーンテレビによると、木曜日、Anbarのイラクの州のイスラム国(ISIS、ISIL)の陣地で、イスラエル製の武器を発見した、とファールス通信社は報じました。(下の画像)


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安倍首相の大根演技でも騙される日本国民 2015/2/2(月) 

A suspected Islamic State operative in Pakistan, Yousaf al Salafi, confesses to recruiting jihadists to fight in Syria, and says he received funds, wired through the U.S.

パキスタンイスラム国スパイ容疑者、Yousaf al Salafiは、シリアと戦うためにジハード戦士を募集したことと、彼が米国から軍資金を受領したことを白状。

SIS Leader Abu Bakr Al Baghdadi Trained by Israeli Mossad, NSA Documents Reveal 

ISISの指導者アブー バクル アル バグダーディは、イスラエル諜報機関モサドによって訓練されたとNSA文書を暴露。、

The former employee at US National Security Agency (NSA), Edward Snowden, has revealed that the British and American intelligence and the Mossad worked together to create the Islamic State of Iraq and Syria (ISIS).

米国国家安全保障局NSA)の元従業員、エドワード·スノーデンは、イギリスとアメリカの諜報機関(CIAとMI6)とイスラエルモサドが協力し、イラクとシリア両国土内でイスラム国家(ISIS)を建国するために協力して活動したことを明らかにしました。

Snowden said intelligence services of three countries created a terrorist organisation that is able to attract all extremists of the world to one place, using a strategy called “the hornet's nest”. 

スノーデンはこの3カ国(米国、英国、イスラエル)の各国諜報機関は、「スズメバチの巣」と呼ばれる戦略を使用し、一つの場所に世界のすべての過激派(テロ組織)を誘致することが可能であるテロリスト組織を作ったと言っています。

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ジャーナリスト後藤健二氏誘拐犯はオバマ大統領? 2015/1/31(土) 

アメリカが、アサド大統領のシリアを崩壊するため、ISIS(イスラム国)に軍事訓練を行っていたことは、アメリカ紙だけではなく、イギリス紙(Britain's Guardian newspaper)やドイツ誌(the German weekly Der Spiegel 、その他)では報じられていました。尚、この軍事訓練の指導には、イギリスとフランスも加わっていました。

The German magazine reported some 200 men received the training over the previous three months amid U.S. plans to train a total of 1,200 members of the Free Syrian Army in two camps in the south and the east of Jordan.

ドイツ誌は、約200人が過去三ヶ月間で訓練を終了し、そして、米国は、ヨルダンの南部と東部の二つの陣営で自由シリア軍(テロ集団)のメンバーの合計1200人を訓練することを計画していると報じた。

Britain’s Guardian newspaper also reported last March that U.S. trainers were aiding Syrian rebels in Jordan along with British and French instructors.

英国のガーディアン紙も同様に、米国のトレーナーは、イギリスとフランスのインストラクターと一緒にヨルダンのシリアの反政府勢力(テロ集団)を支援していることを昨年3月に報じました。

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イスラム国(ISIS)大佐の告白より 2015/10/13(火)

ISIS Colonel Was Trained by Blackwater and U.S. State Department for 11 Years  June 11, 2015

ISIS大佐は2015年6月11日11年間、ブラックウォーターと米国務省によって訓練されました

At a Blackwater facility in North Carolina, Col. Gulmurod Khalimov received “counter-terrorism training.”

ノースカロライナ州のブラックウォーターの施設で、Gulmurod Khalimov大佐は「テロ対策訓練」を受ました。

All the while, US trained fighters continue to join the ranks of the 'Islamic State,' using weapons that American taxpayers paid for, against other forces equipped with US financed military equipmen.Seems legit.

その間中、米国の訓練を受けた戦士は、米国の資金で軍隊の機器を装備した他の力に対し、米国の納税者が支払った武器を使用して「イスラム国」の仲間入りをし続けています。筋は通っているようです。(注)両者は米国の税金で戦争をしている。


私見)昨年12月米国ケリー国務長官のロシア訪問目的は、シリアのアサドを潰すのにもたもたしているので、修正されたシナリオをロシアのプーチン大統領に提出するためである。


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ケリー米国務長官がロシア訪問 シリア政策を協議
英国BBC 2015年12月15日

ジョン・ケリー国務長官は15日、訪問先のロシアに到着した。シリアの内戦終結に向けた政治的な工程をめぐって意見調整を行う。

ケリー長官は訪ロ中にプーチン大統領とラブロフ外相と会談する予定となっている。
米国とロシアは、シリアの内戦終結の形を決める工程にアサド大統領がどのように関与するかについて、長く対立してきた。

米国はアサド大統領の退陣を主張しているが、ロシアはシリア人のみが同大統領の処遇を決めることができるとの立場だ。(以下省略)


米ロなどシリア停戦で合意  日経 2016/2/12

ミュンヘン=赤川省吾、カイロ=押野真也】米ロや欧州、中東など17カ国が11日、内戦が続くシリアの和平を協議するための外相級会合をドイツ南部ミュンヘンで開いた。ケリー米国務長官は記者会見で「1週間以内の停戦」を呼びかけることで合意したと発表した。

 ロシアによるシリア反体制派への空爆や米国などが支援する反体制派の戦闘行為などを停止することを目指すとみられる。「イスラム国」(IS)など過激派の掃討を優先する狙い。ただ、シリアのアサド政権と反体制派の対立は根深く、本格的な危機の終息につながるかは不透明だ。

 ケリー国務長官はロシアなどと1週間以内に「敵対行為」を終了し、人道支援を拡充することなどで合意したと述べた。ロシアのラブロフ外相は合意を認める一方、過激派掃討を名目に進めているシリアへの空爆は続ける考えを強調した。
(中略)
 まず国連をはじめとする援助機関がシリア国内に取り残された民間人を支援する。食糧事情が悪化している激戦地アレッポに「食料と医薬品を陸路か空路で運ぶ」という。

 停戦も呼びかける。これまでロシアがアサド政権を支え、欧米やアラブ諸国の一部が反体制派を支援してきた。その混乱がISなどの過激派を利する環境をつくりだしていた。停戦呼びかけによってIS包囲網を狭める狙いがある。今回の合意については、シリアやイラクで勢力を強めるISやほかの過激派組織は対象となっていない。(以下省略)


シリア「戦闘行為の停止」呼びかけに世界主要国が合意
Syria conflict: World powers agree cessation of hostilities
英国BBC 2016年02月12日

米ロや欧州、中東など17カ国が参加する「国際シリア支援グループ」(ISSG)は11日、1週間以内に「戦闘行為を停止」するよう呼びかけで合意した。過激派勢力「イスラム国」(IS)とヌスラ戦線に対する掃討作戦は停戦対象に含まれない。各国代表は、人道支援の拡大と迅速化も約束した。ISSGはドイツ・ミュンヘンでシリア和平を協議していた。(以下省略)


シリア停戦で「目に見える」前進 民間人死者が大幅減
2016年03月04日 10:10 発信地:ベイルート/レバノン

【3月4日 AFP】シリア和平協議を仲介する国連(UN)のスタファン・デミストゥラ(Staffan de Mistura)特使は3日、先月27日に発効した同国の停戦について「目に見える」前進があると評価した。(中略)

デミストゥラ特使は「停戦はおおむね保たれている」としつつ、首都ダマスカス(Damascus)や中部ホムス(Homs)の一部地区をはじめ「戦闘が継続している場所が多数ある」とも指摘した。

 停戦がおおむね維持されていることを最もはっきり示すものの一つは、民間人犠牲者の劇的な減少だ。在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によれば、シリア全土で犠牲となった民間人は停戦発効後の5日間で計73人。停戦前の2月26日には1日だけで63人に上っていた。(以下省略)



私見)停戦合意は見せかけ。次の本格的紛争に備えた一時的なもの。
本格的シリア・アサド爆撃殲滅作戦は、来月の4月以降から始まる。
その準備として、米国は、B-52を配置した。


US sending nuclear-capable B-52 bombers to ISIS fight

米国は、ISISの戦いに核弾頭の搭載可能なB-52爆撃機を配備

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2016年3月5日公開  フォックスニュース  FoxNews.com

The United States is sending nuclear-capable B-52 aircraft to drop bombs on the Islamic State terror group, defense officials confirmed to Fox News Friday.

米国はイスラム国家のテログループに核爆弾の投下が可能なB-52航空機を配備したことを金曜日国防当局者からフォックスニュースが確認しました。

The B-52 Stratofortress will start its first bombing campaign against ISIS in April, the Air Force Times reports. It's not clear how many B-52s or airmen will be involved.

B-52 S型は 4月にISISに対する初の空爆を開始すると空軍タイムズが報じています。尚、何機のB-52Sが、或は、何人の飛行士が爆撃に関与するかは明らかではありません。

Officials say the aircraft will replace nuclear-capable B-1 Lancers hitting ISIS targets in Iraq and Syria.

当局者は言いました。航空機は、イラクとシリアのISISをターゲットとして爆撃している核搭載可能なB1爆撃機ランサーを取り替えると。(註1)

(註1)The B-52's payload is slightly smaller than that of the B-1 Lancers, which can fly at 900mph.
B-52'sペイロードは時速900マイルで飛ぶことができるB1爆撃機ランサーより少し小さいです。

The Lancers returned to home bases in the US in January
They flew only 3% of all strike missions against ISIS, but had dropped 40% of the bombs and other munitions.

爆撃機ランサー部隊は1月に米国のホームベースに戻りました
彼ら部隊は、ISISに対する爆撃総任務のわずか3%を飛んだだけですが、爆弾やその他の軍需品の40%を落下していました。(註2)

(註2)Lancers dropped 3,800 munitions on 3,700 ISIS targets in six months
ランサーは、6ヶ月で3,800の軍需品を3,700のISIS目標に落とした

B-1s could loiter over the battlefield for 10 hours, much longer than jet fighters, and also could fly supersonic, reaching targets across Iraq and Syria within minutes.

B-1sは、ジェット戦闘機より、10時間も長く戦場の上を飛び回ることができ、また、数分以内に超音速でイラクとシリアを横切り目標に到達することが出来きました。

Each B-52 can carry up to 70,000 pounds of payload, officials say
The aircraft, sometimes nicknamed the "Big Ugly Fat Fella," first took to the skies in 1954 and regularly takes part in military exercises around the world.

個々のB-52は最高70,000ポンドの弾頭を運ぶことができると当局者は言います。この航空機B-52sは、時には"Big Ugly Fat Fella,"(大きくて憎く太っている奴)とのニックネームを付けられ、1954年に初飛行し、定期的に世界中の軍事演習に参加しています。

The B-52s are based in Louisiana and North Dakota

B-52sは、ルイジアナノースダコタを拠点としています。

Fox News' Lucas Tomlinson contributed to this report.


(元記事原文)