レモン果汁に溶けるプラスチック皿


レモン果汁に溶けるプラスチック皿
          &消えゆく精子

マンマが「ちょっとこれ見て!」と言うので、キッチンに行ったら、底が溶けかかったスーパーのプラスチック皿。

絞ったレモンをこの皿に置いていたの。

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確かスーパーの食品に使っている皿は、熱には弱いけど、酸やアルカリには溶けないと聞いたことがあったが、やはり、溶けるのだ。

そういえば、何年か前のこと、君子蘭の株分けをするのに鉢が足りなくなったので、プラスチック製の丸いゴミ箱(原料不明)の底にドリルで蜂の巣状に穴を開け、鉢の代用にしたことがあった。

処が、この鉢に株分けした君子蘭は、ちっとも大きくならないのだ。
やはり、化学肥料と鉢が化学反応を起こし、鉢から微妙ではあるが、化学物質が溶解しており、それは君子蘭の成長にとって害になっていたことになる。

化学物質「ビスフェノールA(bisphenol A、BPA)」について

主にポリカーボネート、エポキシ樹脂と呼ばれるプラスチックの原料として使用され、その原料で作られた製品を一般的にはポリカ製品といい、世界で最も生産量の多い化学物質のひとつで、あらゆる所で使われている。

BPAは、プラスチック食器、缶詰の内面皮膜、飲食物、ほこり、化粧品、レジのレシートや現金自動預払機(ATM)の明細書で使われる感熱紙、CDやDVD、電子レンジ調理や冷蔵庫での保管に用いられるプラスチック製容器などに広く使用されている。

これまでの一部の研究では、脳や神経系の問題、生殖障害、肥満などとBPAの関連性が指摘されていた。

また2013年の研究では、BPAの胎児への影響で、出生後に乳がんを発症する危険性が高まる恐れがあるとされていた。

EU、米国、カナダはすでに、BPAをほ乳瓶に使用することを禁止しており、フランスは今年(2015年)初めより、全ての食品容器にBPAを使用することを禁止した。


(参考)
プラスチック哺乳瓶の使用で小児肥満に?


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BPA Free」(BPAフリー)マークは、このマークが付いている製品にはBPAを使用していないということが一目で分かるように欧米で使われているものです。

問題となるのが、BPAを含んだ製品を洗剤で洗浄したり、熱湯など高温の液体に接触させた場合にBPAが溶け出すことがあることです。

BPAはごく一般的に使用されているため、人は体内に微量のBPAを日常的に取り込んでいると言われています。    

BPA値と肥満の関連性

ミシガン大学の研究チームが学術ジャーナル「Pediatrics」に発表した内容によると、子供たちの尿に含まれるBPA量と、子供たちの体脂肪・腹囲・心血管・糖尿病のリスク因子を調べた結果、BPA値が高い子供は肥満になる確率が高く、腹囲/身長比が基準値を大幅に上回るケースが多いことがわかったとのことです。

主任研究者のエング医師は、「これまでも成人を対象とした研究では、高BPA値と肥満・糖尿病・心血管疾患との関連性が示されていたが、幼児への影響についてはほとんどわかっていなかった。」と述べています。

BPAによる健康への影響はすぐに表れるとは限らないようで、ミシガン大学公衆衛生学部のリー准教授は、「BPAによる悪影響は時間をかけて体内で積み上がり、成人になって健康被害として現れる可能性もある。」と述べています。

BPA規制に向けた海外の動き

欧米のメーカー各社は、BPAに対する親たちの懸念を考慮して自主的にBPA製品をリコールしています。

カナダやEU欧州連合)のメンバー国をはじめ、アメリカのいくつかの州においては、乳幼児が頻繁に使用する製品へのBPAの使用を既に禁止しています。

2012年7月には米国食品医薬品局(FDA)が、哺乳瓶や子供の飲料カップへのBPAの使用禁止を発表しました。

一方、日本では流通量こそ減少しているものの、BPAを含む哺乳瓶など乳幼児用製品の製造・販売は禁止されていません。(※)ポリカーボネート製容器等について、規制値は2.5ppm以下。

    
BPA exposure increases risk of childhood obesity 
and abnormal waist circumference

Plastics could increase obesity risk in children
プラスチックは子供の肥満のリスクを増加させる



(参考)
以前の私のブログ記事

化粧品の恐怖:消えゆく男性・・・トホホ  2014/10/16(木)

カナダBBC放送では『消えゆく男性』というドキュメンタリーを流した。

人口削減を目的とし、1950年、合成女性ホルモンの全てを食品・離乳食に入れる。40年後の捜査で最初に認めたのは、P&G。

不妊にさせるために哺乳瓶のリンスにビスフェノールAを入れた。
ビスフェノールAは赤ちゃんを攻撃し、睾丸のまともな発達を妨げる。

ビスフェノールAは、化粧品・リンス・ビール缶・ペットボトル・プラスチック食器・哺乳瓶に含み、胎児や幼児の精子を激減させる。

1950年以降60年間で75%~85%も劇的に精子が減る。
米国の平均は1950年の20%以下。
更にこの中で運動性のある精子はたった15%以下。(全体の3%以下)

この減少率で推移すると、今世紀末には先ずは生まれて来る男子から精子は消え、次の世紀では人間そのものも何れは消えていく。

但し、国際金融資本の一族は、元気な精子を既に地中奥深くで冷凍保存しているから、この種族だけは生き続ける。

彼らの仕組んだシナリオ通りに展開しているのが今の世界。
無論、昨今大騒ぎのエボラ出血熱エイズと同様、人口削減のため。

人類を不妊にするために使われている薬剤
ビスフェノールA (bisphenol A, BPA) とは

化学式 (CH3)2C(C6H4OH)2 の有機化合物である。2つのフェノール部位を持っており、ポリカーボネートやエポキシ樹脂をはじめ、さまざまなプラスチックの合成に使われている。

(追記)女性の化粧品の乳液などにも入っている。
女性が妊娠中にフェノールAを混合された化粧品を使うと、皮膚から体内に吸収され、結果、胎児の睾丸が攻撃され、無精子、又は活動しない精子しか作れない男の子が誕生するリスクがある。

ビスフェノールAが体内に取り込まれる主な経路の一つに、食事を通しての摂取があります。

その原因としては、ポリカーボネート製の食器・容器等からビスフェノールAが飲食物に移行するケースや、食品缶詰または飲料缶内面のエポキシ樹脂による防蝕塗装が施された部分からビスフェノールAが飲食物に移行するケースなどが挙げられます。

こうした試験研究の中で、動物の胎児や子供が、従来の毒性試験により有害な影響がないとされた量に比べて、極めて低用量(2.4~10μg/kg体重)のビスフェノールAの曝露※を受けると、神経や行動、乳腺や前立腺への影響、思春期早発※等が認められているという報告がされ、米国、カナダ、欧州連合EU)ではこうした報告を受け、下記Q6で述べるような対応がなされているところです。

我が国においても、こうした低用量のビスフェノールAの内分泌系への影響に関しては以前より厚生労働科学研究などで研究を進めているところですが、最近の研究成果として、ビスフェノールAを妊娠動物に経口摂取させると、これまでの報告よりもさらに低い用量(0.5μg/kg体重)から当該動物の子供に性周期異常※等の遅発性影響※がみられたことが報告されています。

Q9 妊婦については、食生活で注意することはありますか。

成人の場合、ビスフェノールAの主要な曝露源としては、缶詰が指摘されています。妊娠されている方がこのような缶詰食品を多く摂取することにより、胎児がビスフェノールAに曝露する可能性があります。(以下省略)

※ 缶詰容器には、金属の腐食を防止するため、内面にポリエチレンテレフタレート製のフィルムが張られているものがある他、ビスフェノールAを原料とするエポキシ樹脂による内面塗装がされているものが多くあります。

(例)飲食関係のポリカ製品の場合
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(参考)
以下は、日本プラスチック工業連盟の見解。
私から言わせれば、全体的に信ぴょう性に欠ける見解である。

個々のプラスチック製品は安全と称する基準値以下としても、幾つものプラスチック製品をしようしたら、合計で安全基準値を超えてしまうのではないのか!



食品とプラスチック容器・食器

Q1 プラスチック容器に塩・しょう油・お酒などを長時間入れても大丈夫でしょうか。

食品用の容器はしょう油・塩やお酒などと長時間接触しても、容器から食品への溶出は安全であることを確認した材質を使用していますから安心です。 

ただし、ポリスチレン(スチロール樹脂)やメタクリル樹脂(アクリル樹脂)の容器に酒、アルコール類を保存することは、味に変化をきたしますので、さけましょう。

Q2 プラスチック容器に梅干しを入れても大丈夫でしょうか。

梅干しがすっぱいから感覚的にプラスチック容器に入れると、プラスチックが変化するのではないかと心配する人が多いようです。  しかし食品の酸ぐらいではプラスチックは大丈夫です。安心してご利用ください。

私見)レモンの果汁で溶けるではないか!

Q3 プラスチック容器に食品を入れておいたら、容器が変色してしまいました。大丈夫でしょうか。逆に容器の色が食品に移る心配はありませんか。

漬け物容器や密封容器には、ポリエチレンやポリプロピレンが多く使用されていますが、規格基準に合格した容器から色が溶出することはありません。

木樽に食品の色がしみ込むことがあるように、プラスチック製の容器にも、食品の色がつくことがあります。また、長時間の使用により、紫外線の影響などで色があせたり変色することがありますが、何れの場合も衛生面では心配いりません。

Q4 プラスチック製の漬物樽でぬかみそをつけたら、変なにおいがしましたが、大丈夫でしょうか。

漬け物用の容器にはポリエチレンが使用されており、容器自体から臭気の出ることはありません。

この場合のにおいは、かき回すことを怠ったため、臭気を発生する菌が醸成され、酢酸エチル臭が強くなったものと考えられます。

もともと、ぬかみそは、かき回すのを怠ると木の樽でもくさくなるものですが、プラスチック製の容器は、木に比べて通気性がなく、より一層、かき回す必要があります。

Q5 ある食品の入っていたプラスチック容器に他の食品をいれても大丈夫ですか。

プラスチック容器は、その中に入れる内容物によって、いろいろな材質が使い分けられています。

プラスチックは一般に酸やアルカリに強いものですが、中には油やアルコールで膨潤したりひび割れを起こすものがありますので、できることなら転用はしないで下さい。

他の食品が入っていた容器を液体、特に油やアルコール類の容器として使用しないで下さい。砂糖のケースに塩を入れたりすることはもちろん大丈夫です。 


飲食物のリスクと対策