世界の潮流モンサントGMO拒否


モンサントの今夏の業績は大幅に下落した。

モンサント遺伝子組み換え作物GMO)と除草剤ラウンドアップの危険は、世界で認知され、各国での拒否が拡大したからである。

GMOとランドアップは昆虫の内蔵を溶かすのみならず、人間の脳や内蔵を破壊する。

(※)この7月どさくさに紛れてのTPP交渉?  2013/7/12(金)


インドでの遺伝子組換えによる荒廃
※牛は三日で死んだ

更に、例えばGMOのコメや麦が蒔かれると、従来のコメと受粉し、GMOの遺伝子を持つモミ(種子)となってしまい、永久にGMO遺伝子を駆使出来ない。

他方、今、北米で起きていることは、除草剤ランドアップを使い続けた農地の雑草は、草刈り機でも歯が立たない程の怪物雑草となり、農地として使用できなくなっている。

最悪の事態とは、除草剤ランドアップでミツバチなどの昆虫が壊滅すると、穀物のコメや麦のみならず、果物も受粉出来なく、当然、花は咲くが実がならない。

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世界の潮流に反し、このGMO種子は日本では何と290品目も認可され、然も除草剤ランドアップは、公然とホームセンターでも販売されている。

(※)厚労省が認可したGMO(遺伝子組み換え)種子の代表例

★ じゃがいも
★ 大豆
★ とうもろこし
★ なたね



● モンサント、2600人削減へ 6-8月期は赤字拡大

By JACOB BUNGE
ウォール・ストリート・ジャーナル 2015 年 10 月 7 日 23:54 JST

 除草剤・農業バイオ技術大手の米モンサントは7日、人員整理を含むリストラ計画を明らかにした。

併せて発表した6-8月期(2015年8月期の第4四半期)決算は、前年同期以上の大幅な最終赤字となった。今回もトウモロコシ種子の販売低迷が響いた。

 16年8月期の調整後1株利益見通しは5.10〜5.60ドルとした。これはアナリスト予想の6.19ドルを大きく下回る水準だ。

 事業再編では今後1年半〜2年かけて約2600人を削減する計画。これにより2017年8月期末までに年間2億7500万〜3億ドル(約330億〜360億円)の経費節減を見込む。また30億ドル相当の自社株買いを実施する意向も示した。

モンサントは米国外での販売価格を割高にするドル高や、商品(コモディティー)価格の低迷による農家の購買力低下、バイオ技術を駆使した種子の需要鈍化への対応に追われている。

 こうした状況を踏まえてモンサントは今年、460億ドルを投じてスイスの農業化学大手シンジェンタを買収しようと試みたが、シンジェンタ経営陣の同意が得られず、8月に買収を断念した。

 6-8月期純損益は4億9500万ドルの赤字、1株損益は1.06ドルの赤字。前年同期はそれぞれ1億5600万ドルの赤字、0.31ドルの赤字だった。一部項目を除く調整後1株損益は0.19ドルの赤字(前年同期は0.27ドルの赤字)。

 売上高は前年同期比10%減の23億6000万ドルだった。

トムソン・ロイターのアナリスト調査では1株損益が0.02ドルの赤字、売上高が27億7000万ドルと予想されていた。

 売上高総利益率は42%へと低下した(前年同期は47%)。

トウモロコシ種子部門の売上高は5.1%減の5億9800万ドル。
大豆種子部門では19%減の1億6200万ドとなった。

除草剤「ラウンドアップ」などを手掛ける農業生産性向上部門の売上高は12%減の11億ドルだった。


ロイターの記事の概要は上記と同様なのでその箇所は省略。


ロイター
Monsanto slashing 2,600 jobs, buying back shares as sales fall
モンサントは、販売下落で自社株買いをし、大幅に2,600人の労働者を削減
ビジネスニュース 2015年10月7日(水)21:13 EDT

Monsanto Co, one of the world's largest seed and agrichemical companies, said on Wednesday that it was slashing 2,600 jobs and restructuring operations to cut costs in a slumping commodity market.
(中略)
At Tuesday's close, the stock had dropped roughly 30 percent from a high set last February, and the company's growth strategy has under intense investor scrutiny after the failed Syngenta takeover attempt.

10月6日火曜日の終了時に、株価は昨年2月の高値から約30%下落していたが、同社の成長戦略であるシンジェンタの買収の試みが失敗した後、投資家の強烈な監視下に置かれています。



● 米モンサント、第一四半期(2014年12月~2015年2月)
      純利益15%減、売上高は同11%減



Natural Society

POSTED ON JANUARY 13, 2015
2015年1月13日

Monsanto Earnings Fall 34% as Farmers Reject GMO Crops
農民によるGMO作物拒否の結果、モンサントの利益は34%減


Farmers continue to reject GM crops
農夫はGM作物を拒絶し続ける

The biotech giant Monsanto, which is responsible for genetically modifying much of the nation’s and world’s crops, announced that its earnings fell 34% in its first fiscal quarter as South American farmers reject GMO crops. This is even more evidence that the number of individuals and farmers who realize the potential dangers of GMOs is growing.

アメリカと世界中の作物大半の遺伝子組み換え作物に関与している巨大バイオテク企業のモンサントは、南米農民が、GMO作物を拒否する中、第一四半期の同社利益が34%減少したと発表した。

これは、GMO潜在的な危険性に気づいた人々や農民の数が増えつつあることの証拠でもある。

Monsanto’s decline in earnings is also the result of farmers using less acreage for planting corn, reducing demand for the company’s manufactured seeds.

モンサントの利益減少は、農民がトウモロコシ栽培面積を減らし、同社が生産した種子に対する需要が減った結果でもある。

What’s more, Monsanto’s revenue fell more than 8% to $2.87bn in the period due to a lower sales of corn seeds and herbicide. It was reported that analysts expected $2.96bn, according to Zacks.

しかも、モンサントのこの期間の収入は、トウモロコシ種子と除草剤の売り上げ低迷の為、8%以上減少し、28.7億ドルとなった。

アナリストは、29.6億ドルの損失を予想しているとザックスは報じている。(以下省略)




● 米モンサント 3~5月期 33%増益 



モンサント33%増益 3~5月期、遺伝子組み換え種子大手 
 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK25H1A_V20C15A6000000/
2015/6/25 8:24  日経

 【ニューヨーク=西邨紘子】遺伝子組み換え種子大手の米モンサントが24日発表した3~5月期の決算は、純利益が前年同期比33%増の11億4100万ドル(約1415億円)だった。

トウモロコシ種子の販売増に加え、研究開発費を12%削減しコストを抑えたことが利益拡大に貢献した。1株利益は2.39ドルで、前年同期の1.62ドルと市場の予想(2.07ドル程度)を共に上回った。

 売上高は同8%増の45億7900万ドルだった。主力の遺伝子組み換え種子部門は5%の増収。トウモロコシ種子は米国向けの新商品が好調だった。大豆は伸び悩んだ。(以下省略)