米国の赤い風見鶏:『嘘つきヒラリー』


中国から、ロシアから、アラブ諸国から、相手構わず金を集めるヒラリー・クリントン

更に、形勢が悪いとなれば躊躇なく前言を翻すヒラリー。

今や 『嘘つきヒラリー』 として名を馳せる。

例えば、国務長官時代、国務に何万通というメールを私用アドレスを使って送信。中には、北朝鮮の核開発に関する秘密事項も含まれるが、この件を責められると開き直る。

だが、世論調査で、前回は首位だったクリントン氏が32%で2位に転落。バーニー・サンダース上院議員が41%を獲得して首位に躍り出ると前言を翻し豹変。謝罪。主義・主張、恥も外聞も無い。



これまでの私のブログ記事
日中戦争を画策するシナリオでのヒラリー 



●TPPを支持していたヒラリーが一転して不支持。

米国民の代表ではなく、国際金融資本の代理人と言われるヒラリーにとって、特に『モンサントの花嫁』と揶揄(やゆ)されるヒラリーにとって、締結したTPPの内容では、遺伝子組み換え食品やその種子・農薬ラウンドアップの自由化が想定よりも遅延するのかもしれない。

クリントン氏「TPP現時点では支持できない」
NHK10月8日

TPP=環太平洋パートナーシップ協定についてアメリカ大統領選挙民主党の最有力候補のクリントン国務長官はこれまでの姿勢を転換し、「現時点では支持できない」と表明しました。(以下省略)

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日経が、クリントン批判の社説を掲載している。
結構分かり易く書かれている。

この日経の姿勢から推測できることは、国際金融資本はクリントンを見限ったのかもしれない。



[FT]クリントン氏TPP反対、信用に傷(社説)
日経 2015/10/9 14:30
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO92652370Z01C15A0000000/

ヒラリー・クリントン氏は政治キャリアを通じて、巧みであいまいな言葉遣いで包み隠しながら原則の戦術的転換を頻繁に行うことで有名だが、残念ながらそう言われても仕方がない。

 今週、民主党の大統領選の最有力候補であるクリントン氏が変節したのは、環太平洋経済連携協定(TPP)についてだ。TPPはアジア太平洋の12カ国が参加する最も重要な貿易協定で、今週大筋で合意した。

同氏は完全な反対姿勢を鮮明にしないよう用心しながらも、同氏が理解するところのTPPについて不支持を表明した。

ばかげた姿勢だ。同氏は国務長官時代に自身が今反対しているまさにその協定の交渉に深く関わった。このことは、同氏に大統領候補者としてもっと大きな問題、つまり、信頼感の欠如を浮き彫りにしている。

多くの有権者にとって、クリントン氏の信念が、もしあるなら、何なのか分からない。(中略)

だが、疑問を生じさせる態度は、同氏が日和見主義であるということを露呈する。

国務長官時代、同氏はTPPを貿易協定の「最高の基準」と呼んだ。

国務省の経済機能を拡大して初のチーフエコノミストを任命し、「経済による経国の術」と大言壮語した時は、TPPをアジア経済の発展に米国が関わるための最も重要な手段だと繰り返し述べた。(中略)

同氏が在任中と在任前後で違ったことを言うのは初めてではない。

2008年に民主党候補の指名争いでオバマ氏と戦った際、クリントン氏は「米国が労働者保護のためにしたことで外国企業に訴えられないようにするため」、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を行うと述べていた。

ところが、09年にオバマ政権に参加してからは方針を覆し、NAFTAに類似するTPPの「投資家対国家の紛争解決(ISDS)」条項を支持したのだ。(中略)

クリントン氏は、貿易協定の支持と不支持の間を行ったり来たりし、こうした疑念と幻滅のムードを拭い去ることはないだろう。

同氏が注意深く調整した今週のコメントは、指名争いで同氏が原則よりも政治的立ち位置の方をはるかに重視していることを表している。

同氏は、明瞭さと正直さが大いに必要とされる分野で、さらに混乱とあいまいな言葉の種をまいている。

(2015年10月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)