先人の教えや歴史に学べない大人たち


今夏、お盆を挟んでの半月間、ネット、TV、新聞には無縁に近い生活をしましたが、偶に聞いたのがNHKラジオのニュース。

NHK捏造報道の他に、呆れた報道があった中の一部をメモしました。
呆れた内容の大半が「思考回路が未発達のままの大人のこと」ですね。

「最近の日本の成人は歴史や先人の教えや他人の失敗から学べず。自分で体験しなきゃ分からん。」



その1)8月16日NHKラジオニュース 水の事故、4人死亡。

その中でも呆れたのは、親戚9人で近くの川に遊びに来ていて、恩田美海(みゆ)さん(4)がおぼれて死亡。川幅約20メートル、水深約60センチ。

私見
子供の水遊びでの親は一瞬でも目を離したらいけないし、ましてや幼児なら、一緒に遊ばなきゃ到底事故は防げない。然し、親は子供から目を離す。

例えば、私のブログで書いているが、1976年頃、当時の上司が子供を亡くした。それは彼の自宅前の宅地造成地で男の子は前夜降った雨で濡れた泥に足をとられた。顔からその小さな水溜りにボチャン! 水深僅か2cm。キッチンから監視していた母親がほんの5分、目を離した隙に。心臓麻痺。救急車の中で亡くなる。


それにしても今夏、この他にも5歳児(2日愛媛県四国中央市、6歳児(1日奈良・橿原市や4歳児(23日八女市)が何れもプールで死亡していますし、家族らと遊びに来た7歳児は長瀞急流で浮き輪外れ水死(13日埼玉県長瀞町)。無論、海でも何人かの子供が死んでいるようですね。親は何を考えているんかね。



その2)8月18日NHKラジオPM:7:10 広島土砂災害罹災者インタビュー。
「市の避難勧告は遅いじゃないか」

私見
NHKはいかにも広島市の避難勧告が遅れたから罹災したといわんばかり。
私に言わせれば話は根本的に違ってくる。

避難勧告が出なくても、昔から雨が降れば危ないと言われている場所を宅地造成し販売した不動産業者と、そこに住んでいる罹災者も含む住民を糾弾すべきである。

☆☆☆

私が最初に広島市に赴任したのが1970年代の終わり。
広島県の山頂や斜面を見上げると裸で大きな岩がゴロゴロ。

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地元の人に聞いたんです。
「京都や私の田舎の山には杉を植えて青々しているけど、こちらの山は裸で岩がごろごろ。下界の方も落葉樹ばかり。どうしてですか?」と。

そしたら、「中国地方の山は花崗岩で出来ており、雨で崩れやすいから杉を植林してもまともに育てられない。山崩れの場所は広島市内では己斐(こい)や祇園、緑井、八木地区だが、山際まで宅地造成している。あれは雨で危ない。それに呉市の山手の住宅。」と。

着任して3年目、当時の所長が己斐の山の上で宅地造成されたばかりの五月が丘(佐伯区)の分譲住宅を購入。

私たちは陰で言ったものです。
「あの団地に上がる己斐峠の坂は狭く急で、冬は雪でタイヤが滑って危なく渋滞し、まァ、遅刻間違いなし。それに大雨が降ったら土砂崩れで通行止めになるリスクがある。ようぞあんな所を買ったもんだ。」と。

★★★

フジテレビとくダネ
【広島災害】 衝撃事実発覚!!!! 被災した地名は昔、『蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)』と呼ばれていた…

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2014/08/27 に公開
広島の土砂災害発生から1週間がすぎ、死者は58人となった。
行方不明28人の名簿がきのう25日(2014年8月)に広島市から公表されたが、うち20人が安佐南区八木の人たちだった。八木地区を「とくダネ!」が尋ねると、昔の地名は「蛇落地(じゃらくじ)」、激しい水流を描いた絵も残っていた。

《土地を売らんがための地名変更?》
八木蛇落地悪谷(やぎじゃらくじあしたに)→上楽地芦谷安佐南区八木、と地名変遷。「蛇落(土石流)」の棲む「悪谷」。「蛇が落ちるよう土石流が流れた悪しき谷」

★★★

不動産屋の弁解のような言葉
「昔の地主さんは、山より川が怖いと言って警戒していた」

確かに明治から昭和初期には4~5年毎に洪水被害が発生。そこで1967年(昭和42年)に太田川放水路が完成。以後、水害は無くなる。



★★★

(2010年 広島県)梅雨前線の豪雨で発生した土石流
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平成26年8月20日広島市で発生した土石流及び斜面崩壊の発生地に関する地質情報

★★★

ブログ【586】広島の土石流災害 2014/8/31(日) より一部抜粋

広島の土砂崩れで大災害が起こっています。これを地形から少し考えてみました。下の写真は現場の航空写真です。丸で囲った部分が被害の大きかった地区です。
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その左隣に赤線で示したように、扇形の地形が見えます。これは明らかに扇状地です。被害のあった丸印部分も扇形には見えませんが扇状地が重なった直線状の扇状地だと思います。

この扇状地は、大雨で土砂が押し出してきて、長年の間に形成されたものです。何十年に一回の大雨による土砂崩れの積み重ねでできたものです。

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従って、これは起こるべくして起こった災害と言えると思います。本来人間が住んではいけない場所だったのです。右の方にも扇形の地形が見えます。写真の+マークを押すと拡大され、更にわかりやすくなります。



呉市の場合

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呉市沿岸部で新たに宅地造成された平地に呉の山手から引っ越してきた薬局の奥さんに聞いたんです。

そしたら「まァ、一度見た方が良い」ということで、奥さんは地図を書いてくれました。

一車線のくねくねしたアスファルトの上り坂の両側には住宅がびっしり。

さらに上がると、乗用車の寸法大の丸い岩が斜面にちょこんと置かれている状態。その真下数十メートルには民家が連なる。こりゃ、誰が見ても何れ大きな地震や大雨で巨石は転げ民家を潰す。それでも家を建て住んでいる。

(下の画像は、呉市安浦町中央ハイツで起きた土石流)

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(※)「判断の大切さ 住宅地造成をしてきた料理店主の話」は別途記事にします。



(参考)
4歳女児、川遊び中におぼれ死亡 岐阜・山県の武儀川
2015年8月16日18時26分

小1男児、プールで溺れ死亡 身長より深い所、監視員は1人 奈良・橿原 2015.8.1 22:56

北海道の海、福岡のプール・・・各地で水難事故相次ぐ(15/08/24)

広島 災害
平成11年6月 豪雨 (最大時間雨量81.0mm,死者・行方不明者32人)

画像借用先

山口県境から見る広島側の山
呉市小田山
呉市岩山
呉市安浦町土石流