「ノンフィクションと称しての捏造」の証言


この8月の半月間、テレビとパソコンから解放され、夜にラジオのニュースと天気予報をちょろっと聴くだけでしたが、偶々そのままラジオを付けていて対談らしきものも聴きました。

まあ然しながら、このお盆前後のNHKラジオ放送での日航機123便や大東亜戦争に関することは嘘ばっかり。こんな放送を毎日聴いていたら完全に洗脳され、益々自虐史観に陥ってしまうとつくづく思いましたね。

その洗脳を意図した生放送で思わぬ発言があったのですが、大半の視聴者は気付かなかったでしょう。でも、NHKは慌てたでしょうね。



その生放送番組とは、

NHK ラジオ第1 8月16日(日) 21:05~11:00 
『ジセダイの逸材』 

【テーマ】
 「ジセダイを生きる戦争論表現者が描く“戦後70年”~」

【出演】
 橋本奈穂子(アナウンサー)
 臥雲義尚(報道局記者)

【ゲスト】
 赤坂真理(作家) 「東京プリズン」
 今日マチ子(漫画家) 「cocoon
 古川健(劇作家) 劇団チョコレートケーキ公演「追憶のアリラン

★★★

先ずはゲストの今日マチ子氏の場合

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(参考1)著書『アノネ、』は、今日マチ子が『アンネの日記』を題材とし、ナチスの迫害を受けた少女アンネ・フランクの人生を架空の舞台に置き換えた物語。
(参考2)アンネとヒトラーが恋をした!? 今日マチ子が描くホロコースト恋物語

作者今日マチ子氏が言うには、著書『アノネ、』を書くために、ドイツのアウシュヴィッツ強制収容所に直接出かけ、現地や街で色々と取材したそうです。

その取材に基づいて、原版を書き上げるのですが、ある筋(出版社?)からこう言われたそうです。

「もっと残酷な描写をして下さい」 と。(註1)

それ故に取材とは違って残酷な表現となったとのことです。



同じくゲストの劇団チョコレートケーキ公演「追憶のアリラン」の作家古川健氏の場合も同様にある筋(主宰者?)から言われたそうです。

(参考3)作家古川氏は、亡き祖父が母に話した検察官としての朝鮮赴任時代のことを母から伝聞し、それを劇用に書き上げたのが「追憶のアリアン」。

「太平洋戦争時代の日本人は朝鮮人に対して残酷な支配者であったことを強調して下さい」 と。(註2)


(註1)(註2)ここでの二人の言葉は、私がラジオを聴きながらメモしたもので、言葉の端々は違うかもしれませんが、主な単語と話した内容はそのものです。



私見
このお二人さんの言葉を言い換えるとこうなります。

事実に基づいてとか現地調査をしてとか称し、いかにもノンフィクションを装う漫画や小説や演劇でも、肝心な場面はフィクションである。

作者は、ある筋の思想やコンセプトに従い、読者を、或は視聴者を、観劇者を、洗脳するために事実を捏造する。

その捏造した内容を、読者や視聴者や観劇者は事実と誤認する。
捏造した内容が残忍であればある程、過激な内容であればある程、著しく洗脳効果が上がる。



(※)テレビや新聞報道を世界で最も信じるのが日本人。



(※)今日二回目の更新記事

私見ブラック企業の定義」とは