現世の時でもあの世からでも
『それ以降、度々現れるマドンナ』 2015/4/6(月) の続編です。
前回で申し上げましたが、改めて、高校時代のT夫人と会ってから夢の中で何度柚子さんに会ったことでしょうか。
3月8日に引き続き、4月19日午前6時10分にも現れました。夢の中の柚子さんは衰弱で車椅子に乗り、私の部屋にやってきて、私の白い下着を折り畳み始めました。その手足を辛うじて動かせ必死の姿。ポロリと感涙しましたね。
そこに前回と同様、K君が現れ、柚子さんがせっかく畳んだ私の下着を広げるんです。邪魔をするのです。然し、K君の手足の動きも悪い。
私は怒り、駆け寄り、彼の白いワイシャツ姿の胸ぐらを掴み、壁に押し込んだのですが、誰かが止めに入ったのです。
その人が言うには、彼K君は病気で身体を自由に動かせない一種の身障者だと言うんです。そこで私は止めたんです。
彼は、柚子さんとは中学3年から高校3年までの4年間同級生でしたが、高校3年の時でも柚子さんと向き合うと顔を赤らめるんですから、ずっと好意を抱いたままだったんですね。
私と柚子さんの間を邪魔するのは、何も今回だけではありません。
高校二年の時ですね。私と彼女との朝の挨拶の場所、お城の北門を嗅ぎつけたのか、一時期、K君が、わざわざ遠回りして同時刻にその交差点を通り、同じように彼女と挨拶をしたことがありました。でも、間もなくそれも止み、再び彼女と私との二人きりの挨拶の日々となりましたね。(註1)(註2)
私は、柚子さんが私の下着を畳んだ場所に戻ったのですが、彼は柚子さんの左手側に座り、そのぎこちない手で柚子さんを強引に引き寄せ、嫌がる柚子さんを幼児を膝に乗せるが如く、あぐらをかいた膝の上に柚子さんを乗せるんです。
私は尿意を催し、その場から離れ、トイレに入り、放尿を始めるのですが、彼は後ろに来ていて、私の左肩口から私の一物を覗くんです。
それから私に寄りかかるものですから、私は放尿したままで前かがみになったから両手を壁に突いて身体を支えるのです。そしてその体制を立て直そうとしての動作の途中で、私、放水中の尿で右手指を濡らしてしまうのです。
手を洗おうと蛇口を探すも、どこにも無いのです。
仕方なくボールに入っている白い粉で手をまぶします。
部屋の戻ると、奥の方で見知らぬ若い母親と幼児が何人かいます。ひぃ、ふぅ、みぃ、と数えましたら女児らしきが四人。それにその母親の腕の中に赤ん坊。計五人の子持ち。
子供全員女の子なの?
父親は誰なの? K君なの?
ここで目が覚めましたね。
☆ ☆ ☆
私は思いました。
更に、登場した見知らぬ若き母親の周りの小さな女の子たちの父親はK君。恐らくそうでしょう。
私が四十歳代前半に母から聞いた話では、彼は若き時代、お見合いをしました。相手は隣町の岩谷に住む3~4歳年下の女性で、その母親が踊りやお花の先生をしているとのことです。それから彼は隣町のその女性宅に通うんです。(註3)
処が、先方は踊りの先生をしている故に、女性宅に行く都度、他の、着物姿の若き女性生徒たちと出会ってしまうのです。
結果、彼はお見合いした女性と別れて、その女性の同級生であり踊りの生徒でもある別の女性と結婚するんです。婿養子となって。
だから、この夫婦にとって男の子を作ることは義父義母の無言の至上命令だった訳ですね。
処が生まれてくる子は次から次へと女の子ばかり。
それで遂にはお子さんが五人にもなってしまった・・・。
でも、K君も五人兄弟だったから、お子さん五人は当たり前かも。
そういうことでしょうね。
然し、死んでも私の邪魔をするっていうことは、男の嫉妬って結構執念深いものなのですね。
(註1)このことは、私の以前のブログで書いていましたね。
何故か毎朝出会ったあの交差点 2014/7/4(金)
(註2)私の履歴書・53
自分の子の実態を知らなかった父親 2008/2/8(金)
K君の父親は、自叙伝で、自分の四男K君の学業成績が悪く、入学試験を受けても合格する可能性はなく、推薦枠でしか大学に行けなかったのは、高校時代の同級生である私達のせいと言いたかったのです。
(註3)私の母は、この婿を迎えた女性の小学生時代を知っており、無論、その両親をも知っていました。だから詳しいのですね。
☆ ☆ ☆
(私の高校時代の記憶)
私の履歴書〈高校時代-1〉
53年ぶり高校の同級生との再会 2014/5/8(木)
私の履歴書〈高校時代-2〉
そう言われれば・・・鈍感な私 2014/6/27(金)
私の履歴書〈高校時代-3〉
何故か毎朝出会ったあの交差点 2014/7/4(金)
私の履歴書〈高校時代-4〉 2014/7/5(土)
新たな苦悩と後悔の日々
私の履歴書〈高校時代-6〉 2014/7/14(月)
母の戒め
☆
(ある日、突然、夢の中に柚子さんが現れます)
初恋慕情目次