超安価にJR沿線の桜を楽しもう


孫疲れで改めた思ったこと。

うちの両親にとってうちの子供二人は、四番目と五番目の孫となる。
子供が幼少の頃、お盆に田舎へ孫を連れて両親に孫の成長を見せに行くのは義務と思っていましたね。

毎夏、妻の両親宅へも子供を連れて行きましたから、ひと夏に飛行機代などの交通費だけで20万円かかりました。

義理の両親にとっては初孫と二人目の孫になるからマシだけど、ウチの両親にとっては、はた迷惑だったでしょうね。ヽ(´▽`)/



さて、この三月上旬、高校入学試験日休みということで、高校二年生の義理の甥っ子が泊まりにきました。

彼は電車が大好きで、将来、JR西日本に勤務し、電車の運転手になりたいとか。
その彼が、山陰の自宅を早朝出て、夕方我が家に着きました。

その路線経路が流石電車好きの彼らしいもの。



先ずは一般的に知られているコースから。

例えば今の季節、琵琶湖のJR沿線の桜を楽しむ場合、京都駅から次の山科駅までの切符(190円)を購入。

右回りの場合は、例えば京都駅から9:48発JR湖西線新快速敦賀行に乗車。11:01近江塩津着。ここで11:05発JR北陸本線新快速・姫路行に乗り換えると12:38に山科駅着。所要時間2時間50分。

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缶ビール500を二本、熱燗できるワンカップ一本、イカソーメンひと袋にイカの燻製ひと袋でいいい花見が出来そう。ヽ(´▽`)/

毎日時間をもてあましている方向きの場合。

例えば、この場合も、JR京都駅で隣の駅であるJR山科駅までの切符を買い、11:07発JR山陰本線快速に乗車。普通電車を乗り継ぎ、綾部⇒敦賀米原⇒山科着が18;07で計7時間の移動時間。(乗車時間6時間3分)

このコースでは切符をまともに購入すると5080円ですが、途中下車しないから、京都⇒山科だけの切符代190円で済むというもの。



彼の場合、実際乗車した路線図。

JR新大阪駅大阪駅までの切符を購入。大阪駅JR大和路快速乗車でJR奈良駅下車。奈良駅でJR桜井線(JR万葉まほろば線和歌山行に乗り換え、そのままJR和歌山駅着。

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さて、特筆すべき彼の場合の和歌山駅から大阪駅へは、なんと、『特急くろしお』の自由席に乗車し、西九条駅下車。JR大阪環状線外回りに乗り換えて大阪駅着。

この場合の交通費
乗車券 JR新大阪駅大阪駅 160円
特急くろしお自由席 970円
合計 1130円

まさか、この切符で特急くろしおに乗れるなんて知らなんだ。
尚、特急くろしおでは検札があるとのこと。

車掌が、この160円の切符で特急に乗車できることを知らない場合、説明してあげなきゃならないとのこと。

どう説明したらいいのか詳細は聞き漏らしたけど。
どうやら運賃と特急の概念が違うようだ。

◎ 運賃とは、移動距離に応じたの運搬代金。
◎ 特急料金とは、速さに対する代金。

          ◆       ◆       ◆

※ 私は彼のコースでは一抹の不安を感じる。
それは大阪駅を和歌山に行く時に下車乗り換えし、更に到着駅でもあるからだ。

私なら、逆回りをする。
即ち、新大阪駅(或は島本駅)で大阪駅までの乗車券を購入し、新大阪駅で特急くろしお自由席に乗車。これなら大阪駅を通らない。

そして和歌山駅下車で、ここからJR桜井線(JR万葉まほろば線)乗車。奈良駅で下車し、ここからJR大和路快速電車で大阪駅着のコースである。



以上、ひと駅までの切符で、琵琶湖周遊と和歌山周遊を楽しむ方法を書きましたが、全国の路線図を見ると、全国至る処でこのような乗車ができそうですね。