サメは近代兵器


スパイ大作戦『盗聴にゃんこ』   (2015/2/27(金) )の続編です。

米国でのにゃんこの他に、サメを兵器として活用する試みの記事なんですが、その前に先月、オーストラリアで日本人がサメに襲われ死亡しましたね。

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恐らく何等サメ防御機器を身につけていなかったようです。サメが出没しているのに。
(右に画像は、映画のもの)

サメ襲撃で日本人死亡、豪東部のビーチ
2015年02月09日 

【2月9日 AFP】(一部更新)オーストラリア警察によると、同国東部のビーチで9日朝、日本人男性がサメに襲われて死亡する事故が起きた。(中略)

「男性は41歳の日本人であることが確認されている」
男性はバリナ周辺の地域に約1年間滞在していたという。

 事故が起きたのはブリスベーン(Brisbane)から南に187キロのバリナ(Ballina)近郊にある観光客に人気のシェリー・ビーチ(Shelly Beach)。

襲われた男性はすぐに周囲にいたサーファーたちに海中から引き揚げられ、救急措置が取られたが、傷が深く助からなかったという。死因は出血多量とみられる。

 地元でカフェを営む女性は、記者らに対し、サメは「サーファーたちの間に突然、姿を現した」と証言した。この女性は、襲われた男性は両脚を失ったと話している。近郊のビーチはただちに閉鎖された。

 豪東部では前日8日にも、バリナから北にわずか30キロしか離れていないバイロン・ベイ(Byron Bay)近郊のセブンマイル・ビーチ(Seven Mile Beach)でサーフィンをしていた男性がサメに襲われ、背中や臀部を負傷し死亡したばかり。(c)AFP


豪州で相次ぐサメによる死亡事故、「襲撃はまれ」と専門家ら
2015年02月10日

【2月10日 AFP】オーストラリア東海岸のビーチで9日、日本人サーファーが大型のサメに襲われて死亡した事故を受け、当局は10日もサメの捜索を続けている。

同国ではここ3か月で3人が死亡するなどサメの襲撃事故が相次いでいるが、専門家によれば、サメが人間を襲って死に至らしめることは非常にまれだという。(以下省略)

私見)観光地だから、サメが出て危険と言うはずはない。ノーテンキ・・・・



さて、本題

英国のBBC放送の記事から。

US 'plans stealth shark spies'   Thursday, 2 March 2006
米国は『見えないサメ・スパイを計画』

ペンタゴン科学者は、サメを気付かれずに船を追跡することができる「見えないスパイ」に変える予定になっていると、英国の雑誌は報じました。

彼らは、電極を頭に挿入することによってサメを遠隔制御したいと、ニュー・サイエンティストは伝えています。

それは、狙いが「水中をすべって、優雅な電気勾配を感じて、化学コースをたどるサメの天賦の才を利用します」ことであると言います。

変わったプロジェクトは、先週、ハワイで明らかにされたと言います。

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The New Scientist
ニュー・サイエンティスト
 Remote-controlled sharks do have advantages that robotic underwater surveillance vehicles just cannot match: they are silent, and they power themselves

リモコン・サメには、ロボット水中監視車両が適合できない利点があります:サメは静かに泳ぎ、そして、サメは(動力を必要とせず)自分で泳ぎます。 

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'Steering' sharks
『ステアリング』サメ

雑誌によると、研究はペンタゴンの防御高等研究計画局(DARPA)によって資金を供給されています。

それは、科学者が魚、ネズミと猿の動きをコントロールしているのをすでに見た脳注入技術で最新の事情を基にしているようにしようとします。

「神経移植片は動物の脳に埋め、色々な機能を刺激する一連の電極から成ります」と、雑誌は伝えています。

それは、そのような装置は、ボストン大学の科学者によってツノザメを魚タンクへ導くのにすでに用いられていると言います。

ペンタゴン科学者の次のステップは、類似した装置でフロリダ沖の海に住む青いサメの実験です。

無線信号が海を透過しないので、サメとの交信はソナーでなされます。

米国海軍には、最高300km(187マイル)離れたサメにソナー信号を送ることができる塔があると、雑誌は伝えています。

「野生の捕食者として、サメを疲れさせることは非常に簡単です。そして、これは研究者がサメを傷つけることなく、どのようなサメの集合でも、彼らの行動をコントロールすることができるという厳しい制限があります。

「この制限にもかかわらず、しかし、リモコン・サメには、人工水中監視車両がまさに適合不能な利点があります:サメは音を出しません。そして、サメはエンジンなどを使わず、自分自身が原動力となる」と、雑誌は伝えています。

プロジェクトは、ホノルル(ハワイ)で、アメリカ地球物理学連合の2006年の海洋科学会議で議論されました。



Sharks respond to magnetic lines   Wednesday, 15 December, 2004
サメは、磁気線に反応する

(概略)
海洋生物学者は、サメが磁場の変化に気づくことができることを確認しました。
磁場は銅のコイルで作りそれで水槽を囲みました。水槽の魚は磁場のスイッチを入れると、1.5m範囲に餌の存在を認識するように訓練されました。

一連の実験では、水槽内で磁場を不定期に起こしました。そして、在るべき餌がなかったときでも、魚は1.5mの供給地帯で動くのが見られました。これにより、サメの「羅針盤」の存在を証明しました。

科学者は、サメがどのように磁場に気づくことが出来るのかはこれからの探求です。他の動物(マスやハト等)の場合では、体に磁鉄鉱物を持っていますが。

しかし、サメは磁鉄鉱を持っていません。サメの頭の電子受信力がその代用作用を為すことは考えられます。

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サメシールド(電子サメ防御機)ホオジロザメのライブテスト
2006/12/19 にアップロード


サメ専門家ゴードンは、サメシールド(電子サメ防御機)を完成した。ゴードンはサメの経験豊富なダイバーで、サメシールドを身に着けて、ツナ餌でサメを引きつけ、サメがサメシールドの数メートル以内に近づくと、サメは急に退却した。

この機器で各種の特に攻撃的なサメ種〈黒先端をつけられた岩礁サメ、アオザメサメ、およびホオジロザメを含む〉に対しての有効性を個人的にテストし、科学的に証明した。

サメシールド(電子サメ防御機)は、サメの非常に敏感な電気受容器の痙攣(けいれん)を引き起こす強力な電気フィールドを作成する。このサメシールドは世界中のプロフェッショナルと海軍のダイバーにより使われる。


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(ユーチューブ)
海底に磁石を置くとサメは逃げる
Shark Bites - Magnet Test  2008/07/17にアップロード

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(参考)
Pigeons 'sense magnetic field'  Wednesday, 24 November, 2004
ハトの『感覚磁場』

(概略)
伝書鳩は帰路の超長距離を飛んで帰る為に地球の磁場を使う、とネイチャー誌上で科学者は主張します。

幾つかの実験の結果を合わせて考えると、伝書鳩が上くちばしにある磁気小片(磁鉄)を使って磁場を見つけるという理論と一致しています。

Pigeons reveal map-reading secret  5 February, 2004
ハトの地図読取り秘密を明らかにする