『うさぎに煮干』で分かる学校教育の恐ろしさ


先日の11月10日(月)紅葉狩りの帰路、芦津渓谷の途中にある山菜料理のみたき園に寄りました。と言っても土産物を買うために。

売店でご婦人方が買い物している間、私はブラリブラリ。
地鶏(?)が観光客慣れして近づいても微動だにせず。

不思議なのはうさぎさん小屋。
地面にダシをとった後の煮干をいっぱいばら撒いている。
イメージ 1


どうやら文部科学省制作資料(獣医師会協力)に「ウサギ用飼料がない場合は煮干しも与える」と書かれているとのこと。

そんな馬鹿な!
私も田舎の小学校高学年の時、友達から70円で子うさぎを買い、自宅で飼ったものだが、煮干を餌としてあげるなんて聞いたことがない。

そこで調べてみました。

             ◆       ◆       ◆

文部科学省委嘱研究〕
「学校における望ましい動物飼育のあり方」 日本初等理科教育研究会

この文中15ページ『エサ』の欄に『ウサギ用飼料がない場合は煮干しも与える』と確かに書いてある。

作成委員 (五十音順)
(職名は平成12年3月末日現在)
大 西 秀 彦  筑波大学附属小学校教諭
小野寺 萬亀子  東京都文京区立ちどり幼稚園長
加 藤   稔  千葉県習志野立秋津小学校教諭
桜 井 富士朗  (社)東京都獣医師会理事
澤 田 妙 子  神奈川県川崎市立宮崎小学校教諭
白 岩   等  筑波大学附属小学校教諭
鷲 見 辰 美  筑波大学附属小学校教諭
一寸木   肇  神奈川県足柄上郡大井町立大井小学校教諭
辻   弘 一  (社)東京都獣医師会会長
露 木 和 男  筑波大学附属小学校教諭
中 川 美穂子  日本小動物獣医師会
学校飼育動物対策委員会副委員長
福 島 有 子  東京都文京区立明化幼稚園長
藤 井 千恵子  東京都千代田区教育委員会指導主事
森 田 和 良  筑波大学附属小学校教諭       
山 口 令 司  筑波大学附属小学校副校長
協     力: (社)日本獣医師会

                     ★

下記の方が上記の文科省の内容は誤りであることを詳しく述べられています。

ウサギに煮干し?!
文科省作成「学校における望ましい動物飼育のあり方」
Posted on 2011年12月8日 by mogumogu

文科省が作成した「学校における望ましい動物飼育のあり方」の中の記述に思わず目を疑ってしまいました……。



                     ★

(参考)
うさぎに与えてはいけない食べ物

うさぎに人間の食べ物、刺激物,嗜好品は一切だめ。

良く知られているように、うさぎは牧草や草原の植物を主食にしている草食性の動物です。ですから、本来草や木の芽や樹皮などを栄養源としている草食性のうさぎには、人間の食べ物のほとんどを食べることができません。

もし食べたとしても、消化できなかったり、場合によってはそれがもとで、体調を壊したり死んでしまうこともあります。

 たとえば、お肉や魚などがそうですね。もともと草原の草を食べて生きるうさぎには、一切必要ないものですし食べても消化することができません



             ◆       ◆       ◆

結論を言えば、今の教師連中って何の疑問も抱かず、考える力が無いんですね。やはり暗記中心の下で育ったから幼少時代から右脳が未発達なのですね。

それと、名前を連ねるとお金を貰えるから名前を貸した教師や、うさぎの知識の無い獣医や獣医師会も名前を貸すとお金を貰えますからね。

こんなアホな教えで今の子供たちは育っているんですね。

教師の教えることは全て正しいと教えられているから、恐らくこのみたき園の子供が親に『うさぎには煮干を与える』と教えたのでしょうか。

このような問題は『うさぎに煮干』だけではないでしょう。

                   あな、恐ろしや。



(参考)
今日、二回目の更新記事
『2014 晩秋の山陰路』