JR青春18切符で楽しいこと
8月のこと。
お盆前にマンマのみが鎌倉に用事があるので、ついでにマンマも私も東京の娘と息子のところに行くことにしたの。
それじゃつまらんから、私、JRの青春18切符で行き、夕方に娘のマンションでマンマと落ち合うことにしたの。
さて、出発の当日、私は新幹線で行くマンマより30分早く家を出て、JR島本駅から予定よりも一つ早い電車で京都駅に行ったの。
ここで間違いなしと思ったのだが、乗るべき7時32分米原行は新快速なので、こんなにホームに並ぶ人が少ないことはないとふと思ったに。
不思議に思ってホームの発車時刻表看板を見ると、何と、同じ32分発の米原行が普通電車と新快速電車(11駅)と二本あるじゃありませんか。
然も、私が乗るべき新快速のホームは、北陸専用の0番ホーム。
慌てましたね。二分しかない。
ホームを蹴上がって0番ホームへ行き、辛うじて最後尾で乗車できました。
終着駅の米原駅で下車し、普通電車大垣行に乗り換え。(6駅)
処が乗る人はまばら。がらがらなんですね。
そこで私はロングシート(縦座席)の真ん中に座って発車を待ったの。
と、瞳の涼しい美形な20歳代前半の娘さんが乗ってきて私の右にピタリと寄り添う如く座る。爺と仲良しの孫娘もどき。
次も、同じく20歳代の美形な娘さんが乗ってきて私の左にピタリと寄り添う。
お~、可愛い孫娘が左右二人も出来ちゃった。
何故か、このロングシートで座っているのは、私も含めてこの三人のみ。
今日はどういう日なんだろうかと思いましたね。
右の女性のヘアからは青りんごの香り。
処が左の女性からはサバ缶の匂い。
この女性、乗車前にサバ缶を食べてきたのかな?と思いましたよ。
顔を少し前につき出してみると、匂いの源は向こうに立っている中学生。
安堵しましたね。20代前半のこんな可愛い娘さんがサバ缶の匂いを発散させているなんて始まりませんからね。
それにしても、この大垣の近辺で乗下車する女性は年齢を問わず顔が整っていますね。ローカル特性でしょうね。
☆
金沢駅で可笑しかったことは、高校生の下校時、同じ車両の同じ乗降扉から夫々制服が異なる5つの女子高校生の各グループが乗車して来た時があったの。
制服によって印象が全く異なるのですね。
制服の違いがまさにIQや美形の違いを表しているんですね。
☆
右横に座ってきたのが、またまた20歳前後のお嬢さん。
まだ午前10時前後なので、お水さんではないことは確か。
岡崎駅を過ぎたらガラガラ。
豊橋駅で下車し、浜松行に乗車。(8駅)
処が車中で案内の放送が皆無。この時は、未だ時刻表を買っていなく、ヤフーの路線案内を印刷したもののみが私の拠り所。
訳が分からんでも、まあ、東京方面に向かえば約束時間には遅れるにしても今日中には荻窪に着くだろうと思い、適当に乗り継いだの。
途中、乗車してきた可愛い女子高校生が目の前のつり革に捕まりながら泣くの。一度涙が止まったと思ったら、またうるうると涙が流れて・・・。更に流れて・・・。
声をかけて慰めたかったけど、ここは一人で泣かせておこう思い、私、意識的にうつむいてゆっくりと首を上下に振ったの。人生にはそういうこともありなん。
何がどうなっているのか分からずに、焼津駅で下車してしまったの。
ここの駅でトイレをしておこうと思い、改札にトイレは何処?と聞くと、駅に登る階段を降りて、その向こうにあると言うではありませんか。
そんな距離も分からない所まで往復歩いたら次の電車に乗れないかも。
そこで行くのを止めて、改札口にある小さなコンビニで、卵よりちょっと大きめだが、ちっちゃなおにぎり二個購入。これが私の昼食。
ホームで電車を待つ3分間で、私の昼食タイムは終了。
これが結構混んでいて、然も、途中下車する人は皆無に近い。
汽笛が蒸気機関車もどき。シュッシュと鳴るの。
それと座席はバイブになっていてお尻が上下小刻みに震えるの。
そうそう、ここでも右隣に座ってきたお嬢さんの髪から青りんごの香り。
この電車の特徴は、途中から高齢女性がどんと乗車してくること。それに、同じ高齢女性でも東京に近づくにつれてセンスが良くお上品になっていくことですね。
マンマは私より15分早く娘宅に着いていた。
めでたし! めでたし!
《その夜、娘宅でこの話のマンマの感想》
『若い娘(こ)には、人畜無害とみなされたんだね』 ヽ(´▽`)/
《残念無念なこと》
島本駅から娘の自宅まで、要所要所をビデオで撮っていたものの、誤って全部消してしまった・・・・・・。