戊辰戦争とロスチャイルド


日本を含む世界の歴史と昨今の世界情勢、世界での出来事、日本での出来事などを理解するためには、世界金融資本のロスチャイルドとロックフェラーを知らなければなりません。

換言すれば、これら世界金融資本を知れば、今の欧米や動きや、安倍政権の憲法改正や消費税増やTPPも含む発言と動きの意図が分かり、次に何をするかが推量出来ます。

今回は、以前の記事で『日本植民地化の序 明治維新日露戦争ロスチャイルドを書きましたが、その間にある戊辰戦争が抜けていましたので、それを補充します。

尚、これらは、全て、THINKER『日本人が知らないニッピン』の記事から抜粋したものです。

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私のブログ記事
『日本植民地化の序 明治維新』 2013.03.17

明治維新(1868年)の本質はイギリス貴族による日本支配だった。 

いわば、ロスチャイルド家当主の子分であった若者たち(薩摩藩五代友厚長州藩士の伊藤博文坂本龍馬陸奥宗光等)によって、明治の日本が作られていたわけです。

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そしてそれから起きる政変も彼らロスチャイルドの長期作戦の一部でした。

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明治維新ロスチャイルド家の視点からみてみるとこうなります

初め、日本と貿易を始めたロスチャイルド家代理人(グラバー)は幕府の体制が古いため、なかなか効率よく取引ができません。

そこで地方の若者(この場合、薩摩藩長州藩の下級武士)に資金と武器を提供し、クーデターを起こさせます。

自分たちが教育し、支援した若者たちが政府を転覆し国を乗っ取ります。

彼らを通じて日本を支配し、有利な関係を結びます。
明治新政府はこのように創設されました。

しかし、所詮イギリスの後押しでできた傀儡政権ですから、その明治新政府に不満を持つ者も多く出てきます。

そこで、内戦が起きます。
戊辰戦争です。1868年~1869年)

薩摩と長州を中心に作られた明治新政府を相手に、不満を持つ旧幕府軍が戦いました。多くの悲劇を生んだ明治初期の内戦です。


戊辰戦争は、まず新政府軍 V.S 幕府軍の主導権争いの京都「鳥羽・伏見の戦い」 に始まり、次は「東北戦争」、さらに北上して、旧幕府軍の最後の抵抗となる「箱館戦争」で幕を下ろしました。

当初、京都の戦いでは両軍の兵力は、新政府軍の約5000人に対し、 旧幕府軍が15000人。旧幕府軍側が3倍ほど数で上回っていました。

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しかし、朝廷が薩長軍を官軍と認定し、錦の御旗(みはた)の使用許可を与えると形勢が逆転します。この錦の御旗は、下級公家であった岩倉具視が密造したものでしたが、朝廷の許可を得て戦地で掲げると、「天皇には逆らえない」と旧幕府軍の戦意は低下します。

慶喜が軍を捨てて京都から江戸に逃走したことも重なり、新政府軍の圧勝に終わります。

これにより、地方の下級武士と下級公家によるクーデターは完遂したのです。

また江戸では、新政府軍の司令官である西郷隆盛と幕府側代表の勝海舟の話し合いにより、幕府側から新政府側に江戸城が明け渡されました。

争うことなく、無血開城した江戸城でしたが、その裏には、後の貿易への支障を恐れたイギリス側から、新政府軍に「江戸城は攻撃するな」という指示がありました。

この幕末から明治維新にかけて、日本の背後では、イギリスが薩長倒幕勢力を通じて南方からの日本支配をもくろんでおり、フランスは幕府を通じて日本の支配をもくろんでいたのです。

またさらにその上には、それぞれ英・ロスチャイルド家と仏・ロスチャイルド家の存在がありました。
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戊辰戦争を振り返って見ると、以上のようになります。

英のロスチャイルド家と仏のロスチャイルド家が二手に別れ、薩長倒幕勢力と江戸幕府の両方を資金と武器で支援します。その後、両者を戦わせて、どちらが勝っても支配権と利益を手に入れます。

(注)
日本の戊辰戦争で輸入された武器は、旧式の余剰在庫処理分であった。
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さらにこの後、明治政府を作らせた後に今度は、外国と戦わせます。日露戦争です。1904年~1905年)

私のブログ記事
日露戦争ロスチャイルド  2013.04.02

日露戦争ロスチャイルド家の視点からみると、イギリスやアメリカのように、まだ支配下にない大国ロシアを、育て上げた日本と戦わせ、封じ込めるための戦争だったのです。

そのために日本に戦費を貸し付け、自分たちの会社の武器を買わせ、ロシアと戦わせ、ロシアを叩いた上で日本からも巨額の利子を取り上げるという構図です。

小国の日本が大国ロシアを相手に戦った結果、有色人種が白人相手に勝利した初めての戦争ということもあり、 当時の日本国民はおろか、白人の支配下にあった東南アジアをはじめとする植民地の国々は狂喜乱舞しました。

                             つづく
※ 日本の近代現代史とは
※ 国際金融資本

(記事引用)