私のルーツ探索（６）史料編・古文書③
前ページに引き続き、『私のルーツ探索（５）古文書③』です。
明治二年（１８６９年）六月十九日までの記録です。
（参照）
『私のルーツ探索（６）史料編・古文書①』 2013.09.07
『私のルーツ探索（６）史料編・古文書②』 2013.09.11
さて、本題
十右衛門忰
高 淵名 久米吉
後 孫三郎
召出。
一、文化十三年（１８１６年）、御用次第在番、
一、同、十四年（１８１７年）在番、
一、文政二年（１８１９年）、在番、
一、同六年（１８２３年）、出石改、
一、同七年（１８２４年）、在番、
一、同九年（１８２６年）、出石改、一同十一年、出石改御免、
一、同、十一年（１８２８年）十月十五日、御切米高二十俵、格式
（注）在番（ざいばん）勤番に当たってその任を務めること。
（注）出石（いずし）？？？何かの役職名？？？
（注）改（あらため）調査、吟味、穿鑿、糾す、あらためるなどの意。
（注）格式（かくしき）身分・家柄。
☆ ☆ ☆
（参考）淵名孫三郎が西目潟開拓に着工したのが、文政十一年（１８２８年）
完成まで６年を要した。
私のルーツ探索（２）全校生徒で演じる淵名孫三郎とは？
☆ ☆ ☆
・勤方是迄之通、跡式無相違、
一、文政十三寅年（１８３０年）正月十八日、御目付御免、
四俵御加増、
一、同十二辛丑年（１８４１年）六月朔日、御白木之間御中小姓
格立身、
一、弘化二乙巳年（１８４５年）六月朔日、御勝手御給人格立身、
（注）掛（かかり）⇒係 特定の仕事・役目を受け持つこと。また、その人。
（注）朔日（さくじつ）月初の一日のこと。
（注）作事（さくじ）普請・建築。
（注）勝手（かって）台所
（注）給人（きゅうにん）江戸時代、蔵米(くらまい)ではなく知行地を与えられた武士。
☆ ☆ ☆
嘉永五壬子年（１８５２年）正月十八日
一、御作事役首尾好御免、
安政四丁巳年（１８５７年）正月十八日
一、内越郷御代官、
（注）郷（ごう）昔の、数村を合わせた呼び名。
☆ ☆ ☆
安政五午年（１８５８年）正月十八日
一、西目潟新田御年貢上納ﾆ付、代々御白木之間
御中小姓家格被 召直、
☆ ☆ ☆
安政七（１８６０年）正月十八日
一、内越郷御代官首尾好御免、西目郷御代官、
一、文久元酉年（１８６１年）六月十五日、西目郷御代官首尾好
御免、二俵御加増、御切米二十六俵、
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淵名 久米吉
後 三郎兵衛
一、同年八月二十四日、江戸表ﾆ●九月三日、富安九八郎様御在所御差下被成候付、道中附添被仰付候、
一、同十四年卯年（１８４３年）正月十八日、當春在番、
（注）仕廻（しまい）すっかりかたをつける。
同五子年（１８５２年）三月十七日
一、御徒士目付願之通首尾好御免、
安政五午年（１８５８年）二月十八日
一、御白木之間御中小姓格被 召直、
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孫養子
淵名 皐之助
御白木之間御中小姓格、跡式、
付、徳川脱走人為護送、東京●為御登、
一、同二己巳年（１８６９年）六月十九日、酒田表出張之砌（みぎり）於
出先、
去る十四日、新井田御門勤番中不埒之勤方に付、従軍務官預御尋問候段、其た不束之至に候、依之、厳重にも可被 仰付候処、御憐愍之御沙汰を以、来月分御手當御引上ｹ（が）、御叱被仰付候、
（注）皐之助（こうのすけ）
（注）砌（みぎり）時、頃、折、庭、場所、場面。
（注）不束（ふつつか）思慮や能力が足りず、行き届かないさま。未熟。
（注）憐愍（れんびん）あわれむこと。なさけをかけること。同情
（注）叱（しかる）最も軽い刑罰。
『本荘藩分限帳 第八巻 渕名家』の記事はここまでです。
次ページでは、この分限帳の渕名家について書かれた上記の記事を、時系列に役職の昇降のみ並べてみます。
つづく
