京都室町から46~7年前の地へ
先日(2013年5月中旬)、例年になく寒い初夏にしては30℃を超えた暖かい日、
京都の室町のある繊維問屋の老舗に伺いました。
用事を済ませ外に出ると、昔ながらの粋な紺色の法被(はっぴ)姿の番頭さんに声をかけられました。白髪で70歳代後半でしょうか。
「どちらから?」
「高槻の手前の水無瀬からです」
注)大半の京都人は『島本町』はどこにあるかを知らない。
「今日はほんまに暑うおます」
「そうですね。久々の暑さですね」
「ほれ、汗が」
そして、道の向こう側の家を指差して
「見てみなはれ、あの奥が深い家を」
「まさにうなぎの寝床ですね。私は四十数年前、あれより深いうなぎの寝床に2年ほど住んだことがありますよ」
「暑かったでしょう」
「それはそれは、夏には男も女も上半身裸でしたよ」
この会話を契機に、昔のことが思い出されましたね。
注)読んでいない人は是非読んで! ヽ(・∀・)ノ
私に履歴書No.61『うなぎの寝床の迷路に入る』 2008.03.05
ほっこり京都人『京都の町家のある秘密』 2008.03.15
但し、私がこの界隈をうろつく5年前の昭和36年7月には廃線になっていました。
せっかくですから、昔の思い出のある場所を訪ねてみました。
何しろヒンシュクをかいそうで以前私の履歴書に書けなかった場所・・・・・
今日は時間がありませんので、その記事は明日にでも書きます。
(参考)
京都のチンチン電車(昔の写真)
京都市電路線図
(この図で北野線10番は灰色の路線図です)