我等は維新の会をどこまで知っているのか?

 
間もなく出かけるので、時間がない。
書きかけ故、文脈が繋がらないがとりあえず記事をアップしておきます。
 
 
              
 
1)日本維新の会は17日午後、太陽の党との合流を正式に発表。
太陽の党が解党して日本維新の会に合流。
代表は石原前都知事が務め、橋下市長は代表代行。
 
TPPや原発に基本的政策が異なる二人が縁組をしたら何れ内部権力闘争?
 
2)維新の会の内情
国政となると民主党よりジャコメンバーで到底国政を任せられないことが暴露され支持率低下をきたした橋下氏が、石原氏の国政力にすがり、支持率挽回を図る。この辺は、流石弁護士。駆け引き上手。
 
他方、余命いくばくぞの石原氏が若き橋下氏に身を寄せたと言える。
 
3)維新の会の基とは
大阪維新の会の橋下徹の個人的な助言などをしている一人に大前研一氏がいる。
大前氏の見解を読むと、橋下氏が何を考えているのが分かる。
 
今回の記事を読むと、大前氏の『平成維新の会』を焼き直したもの(コピー)が橋下氏の『大阪維新の会』であることが分かる。
 
大前研一氏とは、
 
1943年2月生まれ。経営コンサルタント
著書『企業参謀』『続・企業参謀』その他。
 
1992年11月、新自由主義標榜する市民団体・平成維新の会設立し、同会代表に就任。東京都知事選出馬。青島幸男と争うも落選。(中略)
 
橋下徹推進する発送電分離道州制大前研一の案である。
また、大阪維新の会命名は、橋下徹が大前の許可をもらって平成維新の会より名付けたものである。(ウイキペディアより一部抜粋)
 
橋下氏 大阪維新の会立ち上げ時大前氏に「維新」使用を打診
 
4)大前研一氏「日本変えるには独裁者と言われるリーダー必要
                2012/02/14 07:00
 橋下徹大阪市長が唱える「大阪都構想」――その原点は、経営コンサルタント大前研一氏がかつて立ち上げた「平成維新の会」の政策にある。
 
大阪の統治・行政システムを1から作り直そうという壮大な橋下構想には、太いバックボーンがあるのだ。維新の会の“生みの親”である大前氏が、橋下政治の本質を説く。(以下は下記URLをクリック)
 
 
 
 
5)『大前研一氏の平成維新の会』イコール『橋下氏の日本維新の会
 
平成維新の会】         
代表   大前研一              
結成   1992年11月25日          
主要政策①道州制              
      ②経済新自由主義        
      ③TPP・外国人移民受入    
      ④日本滞在2年で永住権付与 
        5年で参政権付与         
        納税10年で被選挙権付与    
 
大阪維新の会
代表   橋下徹
結成   2010年4月1日
主要政策①道州制
      ②経済新自由主義
      ③TPP・外国人移民受入
      ④在日参政権への明示的な政策は未公開
     でも、「在日外国人のうち特別永住者への参政権付与」
     は、橋下の弁護士時代からの自論
 
橋下と大前との関連

 橋下の側近集団である大阪府大阪市の特別顧問/参与26名のうち、 大前研一マッキンゼー時代の部下で、平成維新の会の関係者とはっきり わかるメンバーだけでも、上山信一、余語邦彦、大庫直樹、太田薫正、 武藤真祐、大嶽浩司、池末浩規と、なんと7名もいる。

 橋下も、大前研一を「大前先生」と呼び、日頃からその教えを仰いでいる
 
 
 
6)【自民優勢、維新の会と石原新党のベストシナリオとは 大前研一の日本のカラク2012年11月16日(金)より一部抜粋。
    
民主党政権には愛想が尽きたけど、自民党に戻るのは嫌」というムードが強かったが、総裁選を契機に、「もう一度自民党にやらせてみるか」という機運が出てきたのだ。世論調査の結果を見ても、自民党に対する関心が相当に上がったことがわかる。
 
 
特に比例区で受かった議員は日本維新の会への合流が目立つが、その日本維新の会にしても代表の橋下徹大阪市長と脱走してきた国会議員団の不協和音が聞こえてくるなど、ひと頃の勢いを完全に失った。
 
見方を変えれば、少なくとも今回の総裁選で自民党は維新の会に対する恐怖を払しょくできただろう。
 
 
石原(慎太郎)新党と維新の会がくっついて一時的にマスコミ人気が出ても少し持久戦に持ち込めば熱は冷める、という見方にもつながってくる。
 
橋下氏も石原慎太郎氏も持久戦に耐えるほどの組織と構想を持っているわけではない、ということを自公民はよく知っているからだ。
 
 
憲法改正は安倍総裁の悲願であり、そのために前政権時代の07年に国民投票法を成立させた。自分の手で憲法改正を成し遂げるために、恥も外聞もなく、党首に返り咲いたといっていい。
 
ただし、日本維新の会の橋下代表と合体した慎太郎新党が安倍自民と手を組んで憲法改正を争点に持ってくると少し話は変わってくる。
 
 
尖閣竹島問題で強気の安倍総裁と、改革イメージが強い橋下代表が組んで、憲法改正をアピールすれば、あるいは選挙の争点になりうるかもしれない。
しかし、憲法改正の入り口は同じだが、憲法を変えて何をするのかという出口については、安倍総裁と橋下代表では全く考えが違う。
 
安倍総裁が目指しているのは「美しい日本」「強い日本」であり、まずは憲法第9条の改正である。
橋下代表もそれに近いことを言っているが、何よりこだわっているのは「統治機構の変革」、つまり「道州制」の実現だ。
 
日本を行き詰まらせている中央集権体制を打破するために、統治機構を変革して道州制を導入する。そのための憲法改正である。
 
 
その意味では橋下代表は戦略を誤った。日本維新の会は次期衆院選で350人程度の擁立を目指すそうだが、維新の会に合流した“ガラクタ議員”と小泉チルドレン小沢チルドレンよりもレベルが低い「橋下ベイビーズ」を日本全国に落下傘で送り込んでも、地方分権の具体的なビジョンなど示せるはずがない。
 
関西・大阪を拠点にした純粋な地方政党として30人規模の議席確保を目指せば、政権与党が無視できない一つの勢力になれるはずだ。
 
 
橋下代表のベストシナリオは、大阪の基盤を強めながら、全国版の日本維新の会みんなの党や慎太郎新党と(野合といわれても)組んで議席を確保し、そのうえで連立与党に参加する。
 
政権に入って官僚にも本格的に地方分権に取り組ませ、最終的には憲法改正によって道州制の下地を整えることだろう。
 
そうなれば、次の次の選挙では「統治機構の変革」「道州制」が争点にできる。
 
 
 
7)橋下徹「有力支援者・ミキハウス創業社長」にも見限られた!「あの男は裸の王様」   2012/11/ 9 17:19
 
「私は大阪を良くするためにと思って『維新の会』を支援し、橋下徹市長らを選挙に通すためにずいぶんカネも使ってきました。
 
彼らは何にもせんでも選挙に通ったと勘違いしているようですが、大阪の地場の人々が手弁当で支援したからこそ、『維新』は圧倒的な支持を得たんです。

しかし、彼らは人気にのぼせあがり、国政進出すると息巻いている。諌める人を次々に切り捨て、周囲にはモノをハッキリ言える人間が一人もいなくなった。橋下市長と松井一郎府知事、いまや二人は裸の王様です」
 
こう「週刊文春」で語るのは木村皓一(67)。子供服のメーカー「ミキハウス」創業社長だ。これまで橋下徹大阪市長と「日本維新の会」を支え続けてきたのに、橋下に松井に怒っている。
「橋下の頭にあるのは票だけ。国民の幸せのことなど一つも考えてへん」
 
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いかがでしたか。維新の会の政治目的が分かりましたか?
この国をどうしようとしているのかを。