『嘘つき!』と今も恫喝されている野田首相

 
案の定、11月解散12月総選挙となりましたね。
注)私のブログ記事
 
安住の10月9日のゼスチャー。
赤字国債発行に必要な特例公債法案が年内通らないと政党助成金は申請しない』
 
法案は通りましたから、民主党政党助成金41億2600万円を申請する。
つまり、この10月9日時点で年内解散が決まっていたことになる。
 
処が年内解散だと最近出来たばかりの政党(維新の会、生活第一、etc)には政党助成金が出ない! 解散イコール新党への一種の兵糧攻めですね。
 
これら新しい政党が、何で年内解散に反対していたのかはこれで理解出来るし、野田首相が年内解散した理由も分かる。
 
それでは当初のシナリオでは12月解散のはずが何故11月解散か。
 
通説では15党も乱立した政党の中で、反民主党を旗印にしている政党が一致団結する恐れがあるためと、民主党内で野田下ろしが始まったので、野田がそれらを防ぐために早期解散したとのこと。
 
私が疑問に思うことは、解散と腹が決まっていた野田首相が、何故11月1日の衆議院本会議でろれつが回らなかったのか?ということ。
 
 
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首相お疲れ?ろれつ回らず 顔をたたいて「すいません」
 msn産経 2012.11.2 08:11
野党の代表質問が実施された1日の衆院本会議で、野田佳彦首相が答弁をつっかえ、平手で顔を数回たたく場面があった。
 
 東京電力福島第1原発廃炉への取り組みを答える際に「困難を伴うこと、こと、こと…」ともつれ、顔をたたいて「すいません」と頭を下げた。
 
首相のこうした様子は珍しく、厳しい政権運営が続き「最近元気がない」(民主党議員)との見方を裏付ける格好となった。
 
 
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つまり10月下旬に野田首相の関係する陰の世界で野田首相疲労困憊する程の何等かの事態、例えば彼の命に関わる事態が起きていたということを意味するのではないか。
 
そして、10月31日の深夜、もしくは未明に、ようやく事態が収拾したものの、それに投じた労力で11月1日のろれつが回らない結果となった。
 
なんとなれば、翌2日は、いつもの野田に戻ったではないか。
 
では一体、野田をそれほどまで苦しめたこととは何であろうか?
その一つが、下記『人権擁護救済法案』にあったとみる。
 
 
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きょう人権救済法案提出を閣議決定
              msn産経 2012.11.9 07:13
 政府は8日、新たな人権侵害救済機関「人権委員会」を法務省の外局として設置する「人権委員会設置法案」(人権救済法案)について、9日に今国会への提出を閣議決定する方針を固めた。
 
「人権侵害」の拡大解釈で憲法21条(表現の自由)が侵される恐れがあるため、民主党の一部や自民党に反対論が根強いが公明党は法整備に前向きで、今国会で成立する可能性もある途中省略)
 
ただ、人権侵害そのものの定義が「特定の者に対し、不当な差別、虐待その他の人権を違法に侵害する行為」などと曖昧で、人権委員会の恣(し)意(い)的な運用が可能になるとの懸念が強い。(以下削除)
 
 
日本人の人権を抹殺する人権救済法案とは 
人権救済法案の人権侵害とは何か? 誰か分かりますか? 
 
 
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常識的に考えても、数日後に解散をする野田内閣が、この法案を閣議決定して何の意味があるのか?
 
意味のないことに意味があるとするのなら、それは、この法案を通させる目的で民主党に金や人的援助をしてきた部落解放同盟・韓国民団や朝鮮総連に対しての野田内閣のせめてものゼスチャではないのか。
 
11月解散ではなく、12月解散の場合は、解散を餌に、この法案は民主党のみならず、公明党社民党、それに石破・谷垣も含む自民党の一部の賛成により成立した可能性が強い。
 
処が、内閣支持率は下がるし、離党者は増えてくるし、新党が第三極で集合する恐れがあるし、それに外遊で野田本人の留守の間に野田下ろしが強まると総選挙を戦う前に民主党党首交代の憂き目となるリスクが強い。
 
11月外遊前に解散を打ち出さなくてはならない事情がここにあり、そのことを部落解放同盟・韓国民団や朝鮮総連に話すも同意を得られず紛糾したのは寧ろ当然であろう。
 
 
野田首相を嘘つき呼ばわりをしたのは、何も一般の日本国民だけではない。
輿石幹事長や仙谷を初めとする6割の民主党国会議員が吐いたはず。
 
更に、当然、野田首相に「嘘つき!」と怒号したのは部落解放同盟・民団・総連・在日の皆さんでしょうね。今も。今後も。
 
 
 
尚、もう一つ、野田首相のろれつが回らない原因としては、TPPの参加表明の件がある。これは、外遊から帰国した時別紙で。