美代子の殺人罪を否定するMBSと毎日新聞



私の11月5日のブログ記事角田美代子は殺人罪にならない?』の中で、

毎日新聞が刑法学者を登場させて『角田美代子は殺人罪にならない』との

主張に対して、私は『角田美代子は明らかに殺人罪である』と反論しましたね。


              

その時の私のブログ記事)

毎日新聞11月4日(日)10時27分

毎日新聞はその紙上で刑法学者二人の言葉として『角田美代子を殺意の

認定は困難』、或いは『未必の故意殺人罪』と称している。


私の主張)ベランダの檻に入れて一人が衰弱で死んだら、二人目も衰弱で死ぬことが分かっていたのは当然であり、これがどうして未必の故意なのか?

美代子本人の供述がなくても明らかにこれは完全に殺意を抱いた殺人罪である。

              

ところが、今度はMBS毎日放送)が再度美代子の殺人罪を否定。

私の日のブログ記事の翌日6日午後6時15分VOICEでは、25分頃に3人の刑法大学教授に、同じ事(美代子殺人罪を否定)を言わせている。

特に三人目の教授の発言内容を分かり易く砕いて言うと

「監禁し一人目が死んだら二人目が死ぬことを予見できたから殺意があり殺人罪であるという飛躍を唱える馬鹿者がいるが、二人目が死んでも殺意は無いので殺人罪ではない」とのたまわれて、番組はこの美代子事件を閉じた。

              
参考)
殺人罪(殺人既遂罪)(刑法第199条)は、故意犯であり結果犯であり、客観的構成要件要素としては、実行行為(例:ナイフを持って人に襲いかかる)、結果の発生(人の死亡)、因果関係(行為と結果の間の因果関係)が必要であり、主観的構成要件要素としては、構成要件的故意(殺人の故意)が必要である。

              

この事件を、形を変えて表現すると分かり易くなる。

美代子は監禁している三人のうちの一人をバットで殴打したら死んだ。
その後、二人目も殴打したら死んだ。
更にその後、三人目も殴打したら死んだ。

一人目の死亡には、「死ぬとは思わなかった」との弁解が成り立たなくもない。
この場合、「過失致死」や「未必の故意」ということである。

然し、二人目からは明らかに殴打したら死ぬと言う事を知って殴打したのであるから、完全に殺意(殺人の故意)があったと解釈できる。

二人目以降、美代子が直接殴打しなく、誰かに殴打の指示を出した場合でも、明らかに美代子の殺意を否定できるものは何もない。美代子は同じく殺人罪である。

MBS毎日新聞は、大学教授にとんでもないことを代弁させ、美代子擁護論を展開している。繰り返し美代子を擁護する意図は何ぞや?

                       


このユーチューブは、公安調査庁 調査第二部長 菅沼光弘氏が語る日本の真実。