PC遠隔操作事件は自白強要の冤罪事件だった?
パソコンが遠隔操作された事件で、逮捕された4人は誤認逮捕で、無実となることを『あ~、そうだったのか』と思っていませんか。
実は、この事件には、とんでもない警察・検察当局の悪行があったのです。
先ずは、皆さんご存知、下記の新聞記事を見てください。
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<PC遠隔操作>警察、逮捕4人に謝罪へ 処分取り消し検討
毎日新聞 10月19日(金)0時54分配信
ウイルスに感染したパソコン(PC)などから犯罪予告が書き込まれ4人が逮捕された事件で、警察・検察当局は、神奈川県警に逮捕され保護観察処分を受けた男性(19)の処分取り消しに向けた検討を始めた。
また、検察当局は、ほかの3人についても、不起訴あるいは起訴の取り消しを検討している。18日の記者会見で、誤認逮捕の「可能性が高い」と言及した片桐裕警察庁長官は、警視庁など関係都府県警が関係者への謝罪を検討していることを明らかにした。(以下省略)
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次にその四日前の記事をご覧下さい
PC遠隔操作:逮捕の2人一時否認…「声明」言及の事件
毎日新聞 2012年10月15日 23時08分(最終更新 10月16日 01時11分)
パソコンの遠隔操作ウイルス事件で、秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま(6)が通う幼稚園や横浜市の小学校に襲撃予告のメールを送り付けたとして、威力業務妨害容疑で逮捕された男性2人が一時、捜査当局の取り調べに容疑を否認していたことが、捜査関係者への取材で分かった。
2事件ともTBSに送り付けられた犯行声明で関与に言及している。
神奈川県警によると、6月に横浜市のホームページに小学校への襲撃予告を書き込んだとして、男子大学生(19)を逮捕。
すでに保護観察処分が決定しているが、県警は一連の経緯について調査を始めた。
しかし、その後は容疑を認め「就職活動で不採用になったのでむしゃくしゃしてやった」と具体的に動機を説明。
警視庁はこれまで「容疑を認めており、大阪などの事件とは異なる」と強調していた。ただ、今回の「犯行声明」は、犯人しか知り得ない詳細な内容で、実際に送り付けられたメールと全文が一致していた。
捜査の見直しを迫られる可能性もあり、捜査幹部は「動機もきちんと供述していたのに」と困惑した様子で話した。【小泉大士、喜浦遊、松本惇】
◇警察庁が否認事件調査を指示
警察庁は15日、過去4年間に立件した同様の事件について成り済ましの可能性がないか調べるため、否認事件などを洗い出すよう全国の警察本部に指示した。
08年4月以降に偽計・威力業務妨害や脅迫容疑などで立件された事件が対象。容疑者が否認したまま起訴されたケースなどを洗い出し、供述の不審点の有無などを調べるとしている。
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つまり、当初犯行を否認しているが、後、犯行を認めている。
これは何を意味するのか?
『犯行を認めないと、親兄弟の勤務先や知人宅の家宅捜査をすると脅した』のではないのか?
過去、冤罪事件を繰り返している検察。
供述書を書くのは本人ではなく、取調官が書く。
点数稼ぎに脅迫し、犯行動機も取調官が捏造したとしても不思議ではない。
取り調べの完全録画を法制化しないと明日は我が身に火の粉は降りかかる。
(参考)今日はもう一つ記事を更新しています。