陸連にはめられた?マラソン川内
『喉もと過ぎれば熱さ忘れる』我等日本人に改めて!
東京マラソンの翌日2月27日の日刊スポーツの見出しを見て、あれ?と思ったのは私だけ?
『川内2度の給水ミス響き14位/マラソン』
.
東京マラソンでの川内は何故か4度の給水場所で3度も水を取れなかったのに、何故に『2度』と1回少なく書く必要があるのか!?
川内 「ボトルにはゼッケン番号と目印のシール(『コバトシ』)を貼っておいたんですが、見つからなかった。こんなことは初めてでした」
注)埼玉県公式観光サイトでは埼玉県のゆるキャラ『コバトシ』を知らないと「埼玉県民ではなく非県民」だそうです。 http://www.sainokuni-kanko.jp/?page_id=28
画像
陸連は念には念を入れたのですね。
先ず最初の5km地点の給水所では、 陸連が雇用した外国人ペースメーカーが川内のドリンクボトルを取っている。
10kmの時は川内がボトルの目印にしていた『コバトシ』シールが見えないようにしてテーブルに置いたのが陸連関係者。
ようやく川内はドリンクボトルを手にしたのが15km地点。
最後の25km地点では、川内のドリンクボトルを、再度陸連が雇用した外国人ペースメーカーが取って飲んでいるのです。
日本陸連の河野強化副委員長は「仮にそうだとしても、代表選考に勘案するものではない」と言っていましたね。
陸連のシナリオ通り、川内はみごと失速して14位。
日刊スポーツが3回を2回として報道したのは、「給水を取れないのは2回だけだからたいしたことはない」と読者に印象付け、陸連の所業を隠すのが目的ではないですかね。
かって、ペースメーカーが、他人のドリンクを取ったことが一度でもあっただろうか? それに、今回は二度も川内のドリンクだけを狙いすましたかのように取っている。然も、そのペースメーカーとは陸連が雇用した外国人。
思い当たる事が他にもあります。
確かに皆さん仰るように、先月2月26日の東京マラソン実況解説での瀬古の度重なる川内非難には不愉快でしたし、先日でもテレビに登場した瀬古の川内批判はちょっと異常じゃないかな?と思われましたね。
然も、当日、瀬古は川内が負けたら上気し、慢心の笑みを隠そうとしましたが隠し切れなかったですね。
テレビや大手新聞では報道していませんが、幾つかの週刊誌では、その疑問点を突いています。
「市民ランナー・川内の台頭を良く思わない陸連が、故意に給水を失敗させたのではないか」 と!
週刊ポスト2012年3月16日号
,
何しろ、市民ランナー川内がオリンピック代表になると、陸連の存在価値がなくなりますからね。
,
更に、企業陸上部の存廃議論に発展しかねない訳ですから。
更に更に、学閥も崩壊するリスクがありましたから。
尚、かってオリンピック代表選考レースの福岡国際マラソンに怪我で欠場した瀬古に、急遽、琵琶湖マラソンを選考レースに加えて瀬古を走らせ、瀬古が優勝しオリンピックに出場させた経由あり。全くセコい話し。セコは陸連に頭が上らない理由。
客観的視点から言えば『組織と利権と学閥を守るために、どんな手を使ってでも川内にだけは日本人1位を取らせたくなかった!』ということですね。
下記はそれを裏付ける資料の一部です。
こんなに金をかけて優遇しても、市民ランナーに勝てないのですから。
それにJOC指定強化のエリートA・Bやユースエリート選手となった場合、更に収入は上積みとなる。
尚、エリート、ユースエリートとは、オリンピック競技大会においてメダルの獲得など入賞が期待される者ですね。
注)例えばエリートAの場合、給料プラス540万円(←300+240万円)となるから年収は1千万円以上。無論諸経費はJOCが支払う。
他方、エリートA・Bの専任強化スタッフには、年間120万円が支給される。無論、諸経費も。
注)旅費交通費は実費、日当別途1,100円、宿泊費は一泊一万円以下の実費支給。
参考)スポーツ振興基金 独立行政法人日本スポーツ振興センター
問題は、日本陸上競技連盟の場合、誰がどのランクかは公表せず秘密事項。
分かるのは新聞で断片的に。
.
(参考)全日本スキー連盟サイトの場合、各合宿や遠征をクリックすると選手名とクラスを書いている。
(参考)全日本柔道連盟サイト 強化選手をクリック
(参考)企業の陸連加盟登録料
(参考)古いですが平成21年1月1日現在の場合の陸上エリートA・B名簿
(参考資料)文部科学省 公益財団法人 日本オリンピック委員会資料より
◆
以下は、週刊誌より一部抜粋
「ホッとしたように見えた人は、川内が5キロ地点と10キロ地点の2回、給水を失敗した時点で安堵したと思います(笑い)。川内が福岡国際で好成績を挙げて五輪代表の有力候補になった時点で、コボしていた関係者がいたそうですから」(ベテラン陸上担当記者)
何をコボしていたのか?
マラソンの代表は3人。最後の選考レースだった3月4日のびわ湖毎日マラソンの結果次第だが、東京マラソンで好タイムで日本人1位となった藤原新(あらた)選手(東京陸協)が当確である以上、3人のうちの2人が実業団に所属していないランナーになる可能性も、まだある。
「もしそうなったら、実業団は何やってんだ?となります。実業団に所属する陸連幹部からすれば立場がない(笑い)。川内や藤原、特に川内のことを苦々しく思うというわけです」(同)
だからか、「陸連関係者は川内を代表から落としたくて仕方がないようだ」という声まで聞こえてくる。
(週刊朝日 2012年03月16日号配信掲載) 2012年3月7日(水)配信
2012年3月6日(火)7時0分配信 NEWSポストセブン
東京マラソンでは、注目された川内ではなく、藤原新(30)が2時間7分48秒のタイムで2位となり、五輪代表の切符を確実にした。昨年、所属チームを脱退して“無職ランナー”といわれる藤原も、川内と同じ「非実業団選手」だ。
ある陸連関係者が匿名を条件に語った。
「正直、3人の五輪代表のうち2人も非実業団選手に独占されては困ります。特に川内は、これまでのエリートランナーとは違うやり方で成長してきた選手です。
彼のようなやり方で勝てることが喧伝されると、“実業団や陸連は高いカネをかけて何をやっているんだ”という批判が起きかねない」
公務員の川内は、平日の走行練習は出勤前の2時間だけ。体作りは、手作りのダンベルとゴムチューブを使って寝る前に行なう。
恵まれた練習時間とトレーニング設備を与えられ、遠征や合宿にコーチまでつけてもらえる実業団選手としては、野山を1人で駆け回る川内に負けるのは、屈辱以外の何ものでもないだろう。
しかも、そんな川内が“市民ランナーの星”として国民人気を一手に集めているのだからなおさらである。
実際、実業団陸上部の関係者はこういうのだ。
「川内の活躍に、実業団の選手や指導者は苦々しい思いをしています。
コーチやトレーナーも必要なく、練習も空いた時間で十分ということになれば、経営者に海外遠征や合宿の費用が必要なのかという疑問を抱かせる。
企業陸上部の存廃議論に発展しかねない」
企業は陸上部に広告媒体としての役割を期待している。自社名を背負った選手をTV放映のあるレースに出場させることが、実業団陸上部の目的である。特に放送時間が長く、高視聴率の期待できるマラソンや駅伝には最も力を入れてきた。
一方の陸連は、その実業団に指導者を送り込む。強化委員会、普及育成委員会など、各種委員会を立ち上げて、選手の育成を行なってきた。
「陸連の強化委員をはじめ、各種委員会幹部が実業団の監督や顧問を務めるケースが多い。代表選考には、こうしたつながりや、早稲田大、筑波大、順天堂大といった学閥が影響する面は否めない」(同前)
学習院大卒の公務員・川内は、そんなしがらみなどお構いなし。かねてから「陸上界の前例を壊す」などと公言し、“異端児”を自任する。
陸連を中心とする「マラソン村」にとって眉をひそめたくなる存在だったことは想像に難くない。
注)琵琶湖マラソンの日本人最高位の佐川急便の市民ランナーが代表に選ばれなかった
m