朝からドス声を聴かされる朝ドラ『カーネーション』

 
カーネーションの主役交代に関して、結論から言いますね。
尾野真千子の後釜の夏木マリは、演技下手くそに加えて台本読み方練習不足。
残念ながら、NHKのキャステングミスですね。
 
イメージ 1 
とにかく視聴している私とはブレスが合わない。
息苦しいという表現が適切かも。
 
例えば、ゆっくりと老女らしい話し方から突然早口になり再度ゆっくりと。
 
この現象は僅か15分の間に数回起きる。その度に私の呼吸が停まる。
 
他方、病気で倒れたはずなのに、突然女プロレスラーの声になったりする。
或いは、密やかな話し口から、突然、だみ声・ドス声に豹変。
尾野真千子どころではない。その声色の汚さは聴くに耐えないレベル。
 
イメージ 2
 演技も然り。老いた動きから突然ランランと眼光を発した目の動き。
 
当に恐喝の眼。ヤクザの女房か?
 
『難波金融伝ミナミの帝王』の竹内力の方が余程可愛いし声もいい。→
 
過去の朝ドラでは、「おしん」(83年)が田中裕子から乙羽信子へ、「すずらん」(99年)が、遠野凪子から倍賞智恵子にバトンタッチした例と比較したらよく分かる。
 
主役交代した音羽信子や倍賞智恵子などは自然とその役に溶け込んで違和感はなかった。これは、演技上手と台本をよく読み、よく理解した賜物だ。
 
反して、夏木マリの場合は、本番直前に一度だけ台本を読んだだけのようなセリフの話し方につじつまが合わない演技。
 
当初は、これから上手になっていくだろうとひいき目で観ていたが、今日の演技を観て切れた!
 
本人は頑張っているだろうが、頑張ったからそれで良いものではない。
結果は、放送される画面にある。
 
参考)通説では、この現象を大根役者と称す。\(^o^)/
更に通説では、この大根役者の内面を、欲求不満でヒステリーと称す。\(^o^)/
 
NHKのキャステングミスを唱えるのは、私だけであろうか。
 
                  ◆
 
以下は、主役交代に関しての記事から一部を抜粋。
 
カーネーション主役交代 尾野真千子が老け役演じられぬ理由】
  newsポストセブン 2012.02.25 16:00
娘役の新山千春川崎亜沙美安田美沙子は、主人公・母親役の尾野真千子と同世代。

「見ていてあまりにも無理がある」「不自然」といった批判が飛び交っています。

 しかし、今年に入ってドラマを観るのをやめた、という人にわけを聞いてみると、どうやらそれだけではないらしい。ちょっと違った、ある理由が浮上してくるのです。
 
さわやかな朝に、品のない『オンドリゃー』という罵声や舌打ちは見たくない」、「眉間にシワを寄せ我が強い、無神経なおばちゃん色が濃すぎる」、「役にはまっているのはいいが、女優としての華や透明感が感じられない」等々。
 
 主人公・糸子演じる尾野真千子の演技。その力はドラマ開始直後から絶賛されてきました。青春期~戦争下と、彼女の演技力がドラマを引っ張ってきたことに反論する人は少ないでしょう。
 
 しかし。ドラマを見続けている視聴者としては、たしかに糸子の中年役はつらい。尾野真千子がそもそも関西出身ということもあって、岸和田弁は超リアル。コテコテの関西のりがあまりに「馴染みすぎている」。それが朝には似合わない、重たすぎる、という声が聞こえてくるのです。
 
今回の尾野真千子の場合、関西おばちゃん役がハマリすぎ。「役柄」に没入し一体化しすぎて、むしろフィクション性に欠けているとすれば。老いた母の役を安心して託すことができない理由も、そのあたりに見つかるのかもしれません。
 
 
                    ◆
focus.allaboutより)
それを支えている大きな要素として主人公・糸子を演じる尾野真千子の演技があります。ところが晩年の糸子は夏木マリに交代すると1月になって発表され、3月から交代してしまいました。

過去の朝ドラでも主人公の年令に応じて演じる女優が変わることはありましたが、すべて事前に発表されています。

事前の発表なしで途中にヒロインが交代したのは体調不良が理由の『いちばん星』やいろいろあった『春よ、来い』と不測の事態しかないため「トラブルか?」といわれています。

どうなんでしょうか?検証してみましょう。
制作統括の城谷厚司チーフプロデューサーは「企画当初から、糸子の11歳から92歳までを描くつもりでいて、それは今でも変わりません。その間、実に多くのことが起こるのですが、晩年になってからは『老い』との戦いという局面に入ります。
 
そこでは体が衰えているということが大きな要素なので、ある程度の年齢の方にお願いしなければならないと最初から考えていました」と説明しています。