ケセラセラか?制御不能の2号機

私は素人ですが、つじつまが合わないことをまたまた政府がやっています。
 
 
【2号機原子炉温度計「確実に故障」…回路に異常】
東京電力は13日、温度上昇を示していた福島第一原子力発電所2号機の原子炉圧力容器底部の温度計が同日午後の点検後、記録上限の400度を超えて振り切れるなど、異常な数値を示したと発表した。

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 東電は「ほぼ確実に故障している」とみている
温度計は炉心溶融で高温にさらされた後、湿度の高い環境に置かれていた。(以下省略)
 
読売新聞2月13日(月)20時42分配信
 
 
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原子力安全・保安院は、東京電力に対し、原子炉の温度を把握する方法について、80度を超える数値を示した温度計を監視の対象から外すことも含めて検討し、報告するよう指示した。
NHKニュース一部抜粋)
 
 
それならば、以下の件はどう説明するのだろうか?
 
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上記2号機内部温度の中で茶色のグラフ・CRDハウジング上部温度が1月下旬から突然150度や140度の上昇については、温度計の故障とは一言も言っていない。
 
 
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更に処が!
 
左の図は、福島市の毎日の降下物を朝九時からの24時間測定した値ですが!
 
2月11日から突然ドカンと福島にセシウムが降ってきた理由を説明出来ない。
 
(注)上記グラフ縦軸(0~160)はセシウムの濃度 MBq/km2
 
 
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セシウムの沸点は671℃。
 
つまり、何等かの原因で制御を失い、セシウムが671℃を超えて気化したと考えられるが?
 
或いは、作為で、又はパイプが外れて、気化しているセシウムが外気に放出されたということなのか?
 
然し、このようなことは一切発表されていない。
 
 
 
 
 
下記のグラフは、2号機の底部ヘッド上部の温度状況です。
 
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東京電力 福島第一原子力発電所2号機 原子力炉圧力容器下部温度
 
温度計の故障ではなく、400℃どころか、600℃も遙かに超えたと考えるのが理屈に合うのではないか! セシウムは高温で気化したのだと!
 
つまり、温度計は正常で、2号機は制御不能
明日のことは分からない!
 
換言すれば政府や東電に言わせると『福島原発ケセラセラ』ということですね。
ドリス・デイの懐かしき歌声で、ケセラセラと言っても、福島県双葉・井戸川克隆町長(63歳)の鼻血は止まらない。
 
我等日本国民もそのうち鼻血を垂れ流しながら、頭髪の抜け落ちた頭で、放射能でやられた肺で咳をしながら死を待つこととなる。
 
                 ◆
 
懐かしきドリス・デイの「ケセラセラ(Que Sera Sera)」は、↓ここをクリック。
 
                 ◆
 
Que Sera, Sera,
《ケ・セラ・セラ》
気にしてもしょうがない
 
hatever will be, will be
なるようになるわ
 
The future!s not ours to sea
明日のことなど誰にも分からないのよ
 
Que Sera, Sera,
《ケ・セラ・セラ》
気にしてもしょうがない
                  ◆
 
 然し、未来に生きる子供や孫達の為に、そう言ってはおられない!
 
                  ◆
 
 
追記1)東電は14日深夜に2号機の温度計8個が故障して異常数値を表示したとしているが、何の異常事態もなくほぼ同時に8個も故障するのかね?
 
【圧力容器の温度計8個に異常 福島第1原発2号機】
東京新聞2012年2月14日23時32分
福島第1原発2号機で原子炉圧力容器底部の温度計の数値が異常に上昇した問題で、東電は14日、他の温度計の点検を進め、圧力容器に41個ある温度計のうち計8個に異常がみられると発表した。一時、400度を超えた温度計1個のほか、2個に温度を測るもととなる電気抵抗値に異常が見つかった。残りの5個は故障と判断していた。東電は残る33個の温度計で圧力容器全体の温度傾向を監視する。
 
 
追記2)下記は、原発に使われている熱電対温度計の材料表。
低温なら壊れないが、超高温なら壊れやすい。
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 熱電対温度計は、下図のように構造が単純で小型・長寿命、計測範囲が広く、種類が豊富で測定精度も良いなどの多くの特長を持っている。
2種類の異なった金属を2か所で接続し閉回路を作り、二つの接続点に温度差を与えると、この閉回路に電流が流れる。
 
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壊れるとしたら、超高温か、それとも断線。
 
然し、一度400℃以上になった表示が、下がって平常な温度を記録していることを鑑みると、一種の温度ヒューズのように、炉内の温度の一部が一旦は超高温で熱電対材料が融けて断線し、炉内温度が下がって再度固まったとは考えられないだろうか。素人考えですが。