福島原発事故で安定ヨウ素剤使用を禁止した理由

 
不可解でしたね。福島原発事故当時の菅政権と福島・佐藤雄平知事の動きが。
各町に充分な安定ヨウ素剤があるのに何故住民に飲ませることを禁止したのか。
 
NHKが昨日(11月15日)、今更改めて放射能全国汚染図を何故報道する必要があるの?と首を傾げたくなるニュースを流していましたから、それで分かりました。
 
住民に町が常備している安定ヨウ素剤を飲ませたくなかったということ。
ある特定のメーカーの薬を沢山飲ませたかった!
 
検査体制も無しに、牛肉や野菜などの食品は安全と称して全国に流通させた!
目的は被爆者を増やすために。ある薬をいっぱい売るために。
 
にも拘らず、双葉町富岡町・三春町の各町長は、国や県の指示に反して、町民の命を守る決断をし、町民に安定ヨウ素剤を飲ませたのですから素晴らしい人達ですね。
 
 
以下の記事は、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2011.9.29 を分かりやすくするために箇条書きにしたものです。
 
先ずは、以下の記事をお読み下さい。
時系列で見ると、被爆者を増やす意図があった事はお分かりと思います。
 
                     ★
 
【東京】東京電力福島第1原子力発電所の3月11日の事故による放射線のリスクを最小限に抑えることができた可能性のある錠剤が数千人の地域住民に配布されていなかったことが、政府の関連文書で明らかになった
 
 今回の開示で、東日本大震災後の混乱した日々に政府が緊急処置を怠ったことがまた裏付けられた格好だ。
 
    事故前、福島第1原発周辺地域にも十分な安定ヨウ素剤の備えがあった
 
安定ヨウ素剤放射線にさらされる直前、もしくは被曝後2時間以内に服用するのが最も効果的だという。放射線が放出されてから何日も経って服用してもほとんど効果がない。
 
③政府の防災マニュアルでは、原発の周辺地域はこうした薬剤の服用に関し、政府の指示を待つことが規定されている。専門家らは錠剤の即座の服用を勧めたが、政府は3月11日の事故から5日目まで錠剤の配布、服用を命じなかった
 
④薬剤の備えがある双葉町富岡町2つの町は、政府の指示を待たずに住民にこうした薬剤を配布した。また、福島原発からやや離れたいわき市と三春町も独自の判断で住民に錠剤を配布した。
 
いわき市の住民は政府の指示を待つよう言い渡されたが、三春町の住民は渡された錠剤を服用し、その後、県から回収するよう注意を受けたという
 
安定ヨウ素剤の配布の責任者だった福島県の職員らは、当時の菅直人首相率いる政府の災害対策本部からの指示を待ち続けたと語った。
 
国内の放射線の専門家らは、福島県の住民のその後のテスト結果で、薬剤なしでも甲状腺の病気を引き起こすほどの放射線量を被曝した住民はほとんどいないことを示唆した
 
⑦災害前の公式の防災マニュアルによると、1万3000cpm(cpm=1分当たりの放射線計測回数:カウント・パー・ミニット)の水準が示された場合には、衣服の除染および安定ヨウ素剤の配布が必要とされていた。
 
だが3月14日に福島県はこの基準値を突然10万cpmに引き上げた。拠って1万3000~10万cpmを示した住民には錠剤は与えられなかった。
 
⑧政府による3月16日の安定ヨウ素剤の配布に先立ち、双葉町富岡町を除く近隣の町々(浪江町も含む)は住民に同錠剤の服用を指示しなかった。
 
結局、政府による3月16日の指示後、福島県は配布対象90万人の住民に行きわたる安定ヨウ素剤の錠剤と粉末剤を配布した。だが、その大半は梱包のままだ。
 
⑨福島第1原発から30キロ余りの距離にある川内村の村役場の井出寿一総務課長は、「そんなものを飲まなければいけないなんて、殆んど誰も知らなかった。16日に役場に届いたときには、もうみんな避難した後だった」と語った。
 
⑩政府はさらに、牛肉をはじめとする食品が安全だと宣言し、放射性セシウムが基準値を超える牛肉が販売されていた。
                            (全文)http://jp.wsj.com/Japan/node_316375
 
    いかがでしたかな?  
       菅直人政権と佐藤雄平知事の共謀共同正犯は。
                                        つづく