【TPPとは何ぞや⑥】エピメテウスの化身・野田は、ノーダ!
茶番劇に終ったTPP民主党PT総会。
NHKも含めて大手メディアは、今日、交渉参加を表明すると叫ぶ。
初めから結論ありきの野田首相のTPP問題。
「TPP交渉参加へに反対が7割程度なら、交渉参加を表明する」と漏らす。
本来なら、衆議院を解散し、賛否を国民に問わなければならない重大事項。
それが、全く逆の、日本国滅亡へのパンドラの箱を開こうとしている。
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【TPP:民主党PT総会 参加めぐり議論が紛糾】
民主党の経済連携プロジェクトチーム(PT)は9日夜、国会内で総会を開き、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加問題について、「(参加表明すべきでないとの発言が多いことを)十分に踏まえた上で、慎重に判断する」ことを政府に求める提言を決定した。野田佳彦首相の最終的な判断を縛らない形の提言がまとまったことを受け、首相は10日に記者会見し、交渉参加を表明する。(毎日新聞)
時事通信の見出し(11月10日(木)0時11分配信
【TPP「慎重判断を」=民主提言、異論受け修正―野田首相、10日交渉参加表明】
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然し、オバマ大統領は正直に言っていますね。
換言すれば「輸入は米国の雇用を減じる故、輸入は寧ろ縮小する」ということ。
更に
「私(オバマ)は輸出企業を活性化するために貿易協定を強化する。
私の署名する貿易協定とは、米国の雇用を守ることにある」 と。
そして
「5年間に輸出を倍増し、200万人の雇用を作り出す」 と。
「米国は、インド・中国との合意で25万人の雇用を確保。次は日本」
注)中国は為替問題を避けるために、米国からボーイング200機(3.7兆円)を購入。
下記ユーチューブでの京都大学准教授中野剛志氏の話し方は、ちょっと品が無いですが、TPPの実態がよく理解できると思います。
【TPP】 中野剛志先生のよくわかるTPP
日本は輸出国だからと言いますが、実は国産車は下記の表の通り80%前後が海外で作られていますね。
次は、トヨタの場合です。日本国内で自動車を作ったら赤字。
益々、車の生産を海外にシフトせざるを得ない状況ですね。
更に、下記の図では、日本の場合、既に輸入車やテレビに関しては関税ゼロ。
米国の関税は 2%台(2、5%)
TPPでアメリカに輸出する乗用車の関税が無くなったとしても、メリットは無いですね。
それよりも、今後益々仕掛けてくる円高で、日本の製品は海外にとって割高になり、買わなくなることが予想されます。
これで、一体全体、どうして輸出が拡大するのでしょうか?
これが、TPP推進派のまやかしなのです。
参考)私のTPPに関してのブログ記事
【TPPとは何ぞや③】TPPを理解する為に知っておかなければならないこと
【TPPとは何ぞや④】日本国滅亡への序
【TPPとは何ぞや⑤】飛んで火に入るメタボ・ドジョウ
【TPPとは何ぞや⑦】TPPは日本の農業を壊滅さす
【TPPとは何ぞや⑨】除草剤と種子の自由化のリスク
【TPPとは何ぞや⑩】政府も財界も日本国民を窮地に追い込む
【TPPとは何ぞや⑪】野田政権が着手したTPPの遺伝子組み換え種子の認可