【TPPとは何ぞや①】日本を滅ぼす野田首相のTPP参加表明

 
米国オバマ大統領は、昨年2010年3月11日に「国家戦略」として、「今後5年間で米国品輸出の倍増戦略」を打ち立てた。
 
その手段はTPPであり、日本のあらゆる分野での市場開放を求めることにある。
つまり、TPPのターゲットは日本であり、結果、先ずは日本の農業が壊滅。
 
更に金融でのターゲットは、日本の健康保険制度であり、かんぽであり、共済であることが明記されている。
 
他方、海外から安い労働者の移住により、空洞化された労働市場で、日本人は低賃金で外国人労働者と職の奪い合いとなる。
 
結果、大企業は外国人の低賃金労働者で潤うが、日本国民は貧困のドツボに陥る。これが当に今の米国そのもの姿であり、やがての日本の姿でもある。
 
これらは氷山の一角にすぎない。
あらゆる分野で、日本は米国の放つ地震と大津波で根こそぎもっていかれる。
 
民主党野田首相は、日本国民に対して何等説明無しに、今月11日にTPP交渉参加を表明する予定としているが、今回の交渉参加とは、TPPに参加を表明したに等しいもの。なんとなれば、途中棄権は許させないものだからである。
 
然し不思議なのは、民主党の支持母体である労働組合が無言なのは何故なのだろうか? 今の労働組合は、何のためにあるのだろうか?
 
                                              ★
 
【TPP:野田首相 交渉参加を正式表明へ 11日に会見で】
 
野田佳彦首相は1日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉への参加問題に関する記者会見を11日に開き、交渉参加を正式に表明する方針を固めた。米、豪など交渉中の9カ国は、ハワイで12~13日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際の大枠合意を目指しており、首相はAPECで交渉参加を関係国に伝える。これに先立ち、国内向けに農業強化策などを説明することで、慎重派の理解を得たい意向だ。
 
毎日新聞 2011.11.02  2時30分
 
                                              ★
 
改めて、下記のユーチューブを御覧下さい。
 
『TPPで日本をぶっ潰せ!!』 ~ 10分で理解できるTPPの問題点 ~



1/2 国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々 【中野剛志】



2/2 国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々 【中野剛志】


 
参考) 外国の実例
 
例えば北米自由貿易協定NAFTA:米、加、メキシコ)では、カナダ政府の環境基準は米国企業から輸出上損害を被ったとして訴えられ、カナダ政府は敗訴。
メキシコ政府が作った環境基準をめぐっても、同様な事態となる。
 
韓国がこれまで結んだ韓米FTAでは米国は補助金を付けた農産物を大量に韓国に輸出しようとしているから韓国農民は離農せざるを得ない状況となる。
この韓米FTA米国は7万人の新たな雇用を創出するが、逆にそれに相当する仕事を韓国国民は失う。
 
韓国では米国と同様、大企業は富み、市民は益々貧困となる。
 
参考)私のTPPに関してのブログ記事
 
【TPPとは何ぞや民主党野田政権とマスメディア
【TPPとは何ぞやTPPを理解する為に知っておかなければならないこと
【TPPとは何ぞや】日本国滅亡への序
【TPPとは何ぞや】飛んで火に入るメタボ・ドジョウ
【TPPとは何ぞや】エピメテウスの化身・野田は、ノーダ!
【TPPとは何ぞやTPPは日本の農業を壊滅さす
【TPPとは何ぞや】近未来は穀物高騰と円安の二重苦で飢饉
【TPPとは何ぞや】除草剤と種子の自由化のリスク 
【TPPとは何ぞや】政府も財界も日本国民を窮地に追い込む 
【TPPとは何ぞや野田政権が着手したTPPの遺伝子組み換え種子の認可