先ず、被曝している現実を認めることから

 
 
改めて、下記グラフを御覧下さい。三度目になりますが。
 
チェルノブイリ原発事故から10年後、東北各県で乳癌死亡者が多発しましたね。
 
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【乳癌死亡者多発地帯】
青森・岩手・秋田・山形・茨城・新潟
 
(参考)
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その放射能外部被曝の許容量からすると“なんら健康に影響はない”と言いうるようなものにすぎなくとも、内部被曝においては十分に乳ガンの原因物質になり得たということですね。
 
つまり、8,000Km遠方からのものであっても、それが降り注いだ水や野菜を食べた北日本日本海側各県の女性達にとって、内部被曝においては乳癌の原因物質になったと言う事を示していますね。
注)但し、これは乳癌だけの数値。それでは他の病気はどうであろうか。
 
そのチェルノブイリ原発事故の4倍の放射能を放出した福島原発事故
政府は安全基準値を海外では信じられない程の高濃度の基準に急遽引き揚げましたね。
 
  
●3/17以降・日本の暫定基準値 (Bqとはベクレル。1秒間に放射線を放出する核分裂回数)
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当時の枝野官房長官の念仏。「直ちに健康に害はない」
「万が一食用に供されたとしても、人体に影響は無い。ご安心を」
 
でも、このグラフでは明らかに放射能の濃度に拘らず乳癌が発生していますね。
 
それにしても一時出荷停止していた政府は、後に、検査体制が整う前、各食品小売業界団体を通じて福島・茨城産の販売に力を入れるように要請しました。
 
このことは、福島県産や茨城県産野菜を販売しないスーパーや一般小売店は、悪風評を助長するものとして政府やマスコミから糾弾されることを意味しました。
 
全国各地のスーパーで福島・茨城産野菜が積極的に並べられたのはこれに基づきました。もしも拒否したら、政府と大手メディアにより、その企業は抹殺されるからです。
 
故に、食品業界ではそれらを仕入れて売らなければならない責務を負いました。
拠って「がんばれ福島」の大義名分の元、売り切る為には産地偽装など何でも有りの世界となりました。産地偽装が明白でも、政府もマスコミもそしらぬ顔だからです。
 
また、福島産ほうれん草を京都産などと産地偽装し、ひと束1円のほうれん草が100円前後で売れましたから、一度味をしめたら止められるはずはありません。
 
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 例えば、
 
① 福島県内の大型ホームセンターでは、栃木県の農協が検印した米の空袋を大量に大々的に販売しています。販売しても犯罪で捕まることは無いからです。
 
この事は、米は何処の産地かは不明という意味ですね。
 
更に、農協とは検査なしに検印を押す組織で、袋をも売って利益を得ているとも言えます。
 
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②或いは偽産地のシールは量産され、誰でも簡単に入手出来ます。
 
同様に、それを販売したからと言って罰せられることはないのです。
 
参考)右下の画像は我が町の大手スーパーでの店頭での桃です。
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山梨産と福島産との区別は出来ますか? 両方同じく@498円。
尚、ある福島農協の方のブログでは、今年の桃の価格は昨年の半値だそうです。
 
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③ 沖縄のスーパーでは茨城県産のキャベツが鹿児島県産キャベツとして売られていました。スーパー 野菜部では、産地偽装の弁解の言葉を用意していました。
 
「産地なんていろいろなんだよ。キャベツなんて、茨城・栃木・群馬・北海道、同じ日に、何種類もはいってくるんだよ。少ししか売れない店は、1種類かもしれないが。
沢山の箱を積んで、少しのものは、うえにころがすしかない」
 
④ 長崎産じゃがいものシールをめくると千葉県産。
 
⑤ 長野県産白菜のシールをめくると茨城県産。
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⑥ 佐賀県産アスパラガス表示の帯は群馬県産。
 
⑦ 茨城県産ミズ菜を道産と表示
注)シールの見切り品文字の右下の反転文字には「道内産」と書かれているが、袋には「JAかしまなだ(茨城県)」と印刷されています。
 
 
⑧ 兵庫県産のキャベツから微量の放射性物質が検出されたとしてシンガポール農畜産物管理庁が県産野菜と果物を輸入停止にしました。
 
東京都の調査によると、野菜は他県産のハクサイで、業者が取り違えて兵庫県産として輸出、さらにシンガポール政府はハクサイをキャベツと誤って発表。
 
⑨ 「愛媛県産」の青ジソのサンプルが実は「福島県産」で、それから微量の放射性物質が検出された結果、シンガポール側は輸入停止処置をとりました。
 
 品川のと殺場に東北(福島含む)地方から牛が搬入され、通常価格の10%程の価格(5万円程度)で大阪の業者が叩いて買っていきました。 「冷凍しておいて、ほとぼりの醒めたころに出回るだろう」とのことです。
 
小金井市では、国の基準(500ベクレル)を超えた食材は、協定に基づいて測定結果を公表しません。
 
⑫ 東京都在住の消費者が直接、雪印に牛乳産地混合に関して問い合わせたところ、『雪印メグミルク富里工場(千葉県富里市)の「農協牛乳」は福島の原乳も多くミックス』され『出荷時には測定は一切していない』ことがわかったといっています。
 
牛乳産地混合に関して問い合わせた際に、雪印側は『特に被爆に関して知識をつけるつもりはなく、ただ厚生労働省の指示に従うだけ』と回答したということです。
 
⑬ 東京都も含めて関東地方の保育園や小学校給食では、震災以降、積極的に無検査の福島産野菜を使っていたことは保護者の皆さんが確かめておられますね。
 
これらは、ほんの氷山の一角にすぎないですね。
産地偽装された食材や放射能混入食品を我等素人がスーパー店頭で見抜くことは不可能に近いのです。
 
つまり、北海道から沖縄までの野菜を食べたり牛乳を飲んだ幼児も子供も大人も全員被曝しており、個々の身体の中では毎秒数百回~数万回の放射線を伴う核分裂が起きていることを意味します。注)ベクレルとは1Kg当りの1秒間の核分裂回数。
 
再度申し上げますが、何処に住んでいようが、もう、被曝しています。
 
今から何らかの手を打たないとチェルノブイリ原発事故から10年後の東北各県(青森・岩手・秋田・山形・茨城・新潟)の二の舞の様な事態が待ち受けています。
無論、老若男女を問わず。今後この世に生まれてくるお子さんも含めて。
 
                                      つづく