沈没寸前の日本丸

 
なぁ~~んにもビジョンが無いカンコロリン。
 
あっちで何かを言われたらあっちにフラッ!
こっちで小言を言われたらこっちへフラッ!
 
目を見て分かるように小心者でおどおどしているから、一貫性が無い。
この状態を能の演奏で例えれば『一菅性』 と書く。
 
参考)『一菅』 能の部分演奏の一つ。笛だけ吹いて謡は無い。
 
人気取りの為に使うだけ使う予算だが、支持率は下がる一方。
 
毎日、内閣存続が不安&不安で眠れないから、風見鶏どころではない。
もう国のことや国民のことなどは頭から飛んでいる。
 
 
下記の動画は、まさに日本丸。特に後半が今そのもの。
 
 

菅首相 政権維持のため与謝野馨森喜朗平沼赳夫に接近

この年末年始、民主党内には硝煙の臭いが立ちこめている。菅直人・首相と岡田克也・幹事長が小沢一郎元代表に「政倫審への出席要請」という砲弾を撃ち込み、小沢支持派は相次ぐ地方選での惨敗に「地方が火を噴く」と執行部更迭の臨時両院議員総会開催を要求。両陣営が睨み合ったまま年越しを迎える。
 菅首相は「市民派」の看板をかなぐり捨て、“タカの着ぐるみ”に身を包んだ。拉致被害者家族会との会合で、
 
「北にいる拉致被害者をいかに救出するか、考えておかなければならない」と、有事の際に自衛隊朝鮮半島に派遣するといい出したかと思うと、予算編成大詰めの時期に突然、硫黄島を訪問した。現地の追悼式では「一粒一粒の砂まで確かめ、一人でも多く帰還できるように全力を尽くす」と表明した。さらに、周囲が「時期尚早」と止めるのを振り切って、普天間移設問題で燃え上がる沖縄訪問も決断した。
 
 変身の理由はわかりやすい。政権維持のための「大連立」に向けた打算だ。
 
 菅首相は年末にたちあがれ日本与謝野馨・元財務相森喜朗・元首相と相次いで会談した。「総理は消費税引き上げで一致する与謝野氏に民主・自民大連立の仲介役になってほしいと頼んでいるが、ネックはたちあがれ日本平沼赳夫・代表が、『左寄りの菅内閣とは組めない』と反対していること。
 
 邦人救出発言は、その平沼氏が同席している前でタカ派姿勢を示したものだ。硫黄島超党派遺骨帰還議員団には、たちあがれ日本社民党、そして森元首相の働きかけで自民党も参加した」(菅側近)
 
 参院選惨敗後に“創価学会美術館”を訪問したのと同じ三文芝居なのだ。それこそ「英霊の政治利用」である。そのうえ森氏は、「小沢さんが策動している限りは(仲介)しない」と条件をつけている。
 
菅首相のごますりは、「小沢さえいなければ民主党など赤子同然」と考えている旧政権の老政治家たちに都合良く使われたピエロでしかない。  
                                   ※週刊ポスト2011年1月7日号
 
 
 追記)なるほど、予想していた通りでしたね。

菅首相 ネットで対戦する囲碁ゲームに朝まで没頭することも

総理大臣の覚悟とは、自分ですべて決断し、すべて責任を負うことである。何も国のトップに限ったことではなく、企業の社長、一家の家長であってもリーダーの役割は同じである。菅直人・首相が国民から見捨てられているのは、その覚悟が見えないからだ。政策は官僚任せ、政治判断は官房長官のいうがまま。
 
しかも最近では「奇行」が目立ってきたという。
 
菅首相は最近、怖くて夜も眠れないという。
 
公邸の様子を知るごく親しい人物が明かしたところによると、夜中、伸子夫人が目を覚ますと、菅氏がベッドにいないことが増えているのだという。慌てて夫人が探すと、菅氏は書斎でデスクに向かって座っている。
 
「ああ、読書でもしているのね」と思って近づくと、没頭しているのはネットで対戦する囲碁ゲーム。公務で分刻みのスケジュールをこなす立場なのに、明け方までそうやって起きている夜が少なくないという。
 
 囲碁は戦略性に富むゲームであり、古くは戦国大名、現代では政治家やエリート官僚に愛好家が多い。政界では、与謝野馨たちあがれ日本共同代表と小沢一郎民主党元代表が東西の横綱。菅氏も最近かなり腕を上げたと評判だが、「小沢氏との対局に負けてからネット碁にハマった」といわれ、実力はずっと下になる。
 
 総理大臣が碁盤を前に政局の行方を読んで黙考している―というなら、ドラマのワンシーンとしても絵になるが、夜中に起きてパソコンに向かい、失礼ながら素人の横好きレベルの碁を打っている姿は、現実逃避の引きこもり青年を想起させる。
                                        ※週刊ポスト2010年12月17日号