これが宿泊案内サイト・クチコミの実態
場所は、上畑温泉さわらび。
さてさて、ゆこゆこクチコミでの客室部門では、秋田県内第一位で丁寧な心遣いを感じられるとか。
更に、宿の公式サイトでも、料理が素晴らしいと自慢の記事。
ワクワクしながら階下へ。
レストラン「水上」で案内されたのが突き当たりの小あがり。
椅子席とは壁で仕切られて、窓からは夕闇迫る
ボーイが飲み物の注文をとりに来た。
「生ビールに熱燗」
「生ビールはアサヒとキリンがありますが、どちらが宜しいでしょうか」
「どちらでも」
「どちらかにしていただけませんか」
「それじゃ、キリンで」
暫し待っていたら、生ビールと熱燗を持ってきた。
生ビールを口に含んだとたん、甘い花の香りが口の中を漂う。
初めての経験でしたね。成る程、粋なことをするじゃない!
最初はそう思いましたね。
よくよく考えてみると、そんな事をするだろうか。
料理が運ばれてきまして、いよいよ、今日のメーン・イベントの開始。
豆乳鍋の説明の後、去ろうとしますから言いました。
「せっかく持ってきた鍋が、こんなに傾いているじゃないか。まともに直したらどうかね?」
ボーイは渋々鍋を水平に直しました。
でも、けっこう傾いている。(写真)
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普段はこんな事、言わないのですが、何しろ宿自身が絶賛自慢の料理ですからね。
『心を込めて創った』なら、心を込めて運ぶのが当然。
暫し後、今度は天ぷらを運んできました。
盛り付け方が変?
この姿に、心がこもっているの?
うちのマンマの方が、遙かに心のこもった盛り付けをする。
これは単に重ねただけ。山水は何処に?
それに、皿が小さ過ぎる。
ワカサギにタラノメの天ぷらとの説明。
塩を予め振り掛けているとの由。
おぉ~~! これが『サクサクの絶品の天婦羅』か!
注)左の文章は、楽天トラベルでの顧客のクチコミに対しての宿側の回答分。
サクサクの天婦羅は絶品と宿側が自慢している。
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と、山菜らしき天婦羅を口に入れたとたん、これはワカサギだ!
油が古い。油がワカサギの匂いだらけになっているからこうなのだ。
次に、ちょっと太目のタラノメらしき天婦羅を口に。
これもワカサギの油っこい香り。しかも、硬くて噛み切れない。
歯を食い縛って噛み切り、ゴックンと飲み込んだ。
私、貧乏性だね。
着物姿の女将が、御飯と味噌汁を持ってきた。
「如何で御座いましたでしょうか。お料理の方は?」
「ここは第三セクターですか」
「第三セクターですが」
「あなたも、町の職員ですか?」
「このレストランは違うのですよ」
「あそこは、全員職員ですか」
「経費削減は分かるが、この天婦羅の油は焼けていますよ」
「そうですか?」
「油を二度使うなら、ワカサギと山菜の鍋を別にしなきゃ、匂いが移って春の香りや味が全くしないよ」
「そうですか?」
「板前さんは味見をしているのかい? 味見をしたら私の言う事が分かるよ」
ニコニコして 「ごゆっくり」 と言って消えました。
徐に、御飯を。
米どころ秋田。せめて御飯は美味しいだろう!
処が、香りも味も何も無い。
恐らく昼に炊いた御飯? それとも安物の米?
これじゃ、近所のスーパーで買う安物の秋田小町の方が遙かに美味しい!
味噌汁をかけて食べました。 注)翌日の朝食の御飯もまずい!
この小あがりを去る時、「ごちそうさん!」と言ってのだけど、誰も応答無し。
どうやら、文部大臣賞受賞の料理長のプライドを傷つけたらしい。
私は考えましたね。
久々に。
話が全く違う。
何故に私にだけ応対が違うの?
私の住所が郡部だから、クソ田舎に住んでいると思ったのかも。
私の顔が悪いから?
若いイケメンではないが、この日の宿泊客の誰よりも知性と教養に溢れて穏やかな顔。髪は胡麻塩。但し、ヤセギス。煙草の吸いすぎが原因かも。
私の服装が?
ブレザー・シャツ・パンツ・シューズ合算でウン十万円なのだが顔と合っていないから? この服装センスはマンマの指示通りのもの。女性に嫌われるはずはない。
楽天トラベル経由だから?
でも、どの宿泊サイトにも泊り客の評価があって、逆に、私を丁重に扱わなければ、クチコミに悪評を書かれるリスクがあるはず。
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一週間後、我家に帰ってきて、メールを開きました。(上記)
楽天トラベルからのメッセージ。 今度の体験の評価をして下さいとのこと。
初めて評価を書いて送信。
処が、何日経っても私のクチコミは掲載されない。(←ここをクリック)
成る程! 楽天・三木谷がやりそうなこと。
宿に不利になコメをカットする代わりに、多額のリベートを貰う仕組???
これが、クチコミの実態だったのですね。
もしも、これが事実なら、法に触れない一種の恐喝???
まさか、そうではないでしょうが。それにしても参りましたね。
添付写真)
翌朝の風呂 「蕗(ふき)の湯」
特記事項) 関係者の方々へ
もしも、私の記事の内容が事実と違っているならお申し出下さい。