若者のモチベーション

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幼少の頃や若い時に、良きあこがれの人でもあり、目標の人でもあるのが兄とか姉ですね。
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兄・姉のように私もなりたい! 
そして必死に夢中に努力するのですね。
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好例が浅田舞さんと真央さんかも。
兄や姉は、弟妹にとっては、目標ですね。
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目標が明確故に、努力を惜しまない。
そして、いつの間にか、兄姉を遙かに追い越してしまうのですね。



尚、初めてこの記事を読む方は、前回の記事を予め読んで下さいませんか。
http://blogs.yahoo.co.jp/minaseyori/58558726.html

私の履歴書・186

話を、一時的に一年後に進めます。

翌年四月にも新卒が二名配属されて来ました。
つまり、これまでの一年生が二年生になったのです。

さて、この新一年生の社員教育をどうするか。
迷わず、二年生に全てを任せました。内容もスケジュールも。

二年生二人には、新一年生にどんな社員教育をしたのでしょうか。

先ずは、ランチェスター戦略の講義でしたね。場所は小会議室。
時々、部屋を覗きました。当に、一年前の私の彼等への講義と同じ。

聴講している私はニヤニヤ。
何しろ、前年の自分を見ているようでしたからね。

或る日の夕方、帰社しましたら、新人二名、共に超不機嫌な顔。
反して二年生はニコニコ。


「おい! 何かあったのか?」
「何の事ですか?」
「一年生達のあの顔は尋常ではないぞ!」
「あ~、あれですか。あれは当然です。ご心配なく」
「何をしたんだ?」
「いやァ~、ちょっと車で嵐山に皆で出かけただけですよ」
「嵐山?? ひょっとして??」
「あはは! そうですよ。しっかりと指導しましたからね」


こりゃ如何。連中を早速近くの王将へ。
一年生、憤然としながら大ジョッキを一気飲みし、お代わりする。

「どうやった?」
「いやぁ~、ワシは(二年生の)笹山さんをしばいてやろうと思いました」
「水無瀬係長。ワシも、もしも時間外の事だったら(二年生を)蹴り倒していました」
「そんなにひどかったのか?」
「水無瀬係長、私は去年係長の指導を受けた通りに新人教育をしただけですよ」
「まぁ~、憎たらしい」
「去年、嵐山で水無瀬係長に指導を受けた時、来年の新人に必ず同じ事をしてやると二人で誓ったのです」
「まさか、これ程、絵に描いたように出来るとは! 感激ものです!」

笑いましたね。耐え切れなくて。


それから半年も経たない夏には、あっと驚く為五郎。

僅か一つしか違わない一年生の二年生に対する憤りは半端じゃなかったのです。
それに、見よう見まねで仕事を始めてみますと、二年生のレベルはすぐそこ。

怨念の力は凄いものですね。モチベーションが半端なレベルじゃない。
一年生が夏には二年生に追いつき、追い越してしまいました。

その後の一年生の活躍は凄かった!
                          次回は、元に戻ります。