天使になる子供達
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社内を見渡しますと、お子様を小さい時に亡くした方が結構いるのに驚かされます。
病気で、あるいは事故で。
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私のかっての上司の中では、二人の方がいますね。
同僚では、病気で二人のお子さんを亡くしました方が一人。
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今日でお彼岸の五連休もお仕舞。
今夜、お子様達の霊は、再び天上に帰るのでしょうね。
宅地造成をするために、畑は浅く掘られていたところに前夜の降雨。
直径20cmほどの水溜りがあちこちに出来ました。
直径20cmほどの水溜りがあちこちに出来ました。
その水溜りの一つで小さな兄弟は遊んでいました。
キッチンからその様子を視ていた奥さんは、ほんの5分間、目を離しました。
キッチンからその様子を視ていた奥さんは、ほんの5分間、目を離しました。
その時、下の男の子は濡れた泥に足をとられる。
顔からその小さな水溜りにボチャン! 深さ僅か2cm。
顔からその小さな水溜りにボチャン! 深さ僅か2cm。
心臓麻痺。
救急車の中で亡くなりました。
救急車の中で亡くなりました。
以後、奥さんは自宅に引きこもります。
何とか気分一新をと、会社では彼を札幌の子会社に転勤させます。
札幌ではマンション生活。奥さんの回復には限界がありましたね。
何とか気分一新をと、会社では彼を札幌の子会社に転勤させます。
札幌ではマンション生活。奥さんの回復には限界がありましたね。
他方、父の葬儀も終った翌年(1983年 昭和58)早春の広島での事。
その日の国道は朝から大混雑。寸刻み。
歩道用の信号が青になり、幼稚園の子供数人が長い横断歩道を歩む。
歩道用の信号が青になり、幼稚園の子供数人が長い横断歩道を歩む。
眼下のバンパーの前を幼稚園の女の子が歩いているのに気がつかず。
運転席からは死角。 見えないままに動き出しました。
運転席からは死角。 見えないままに動き出しました。
バンバーで、女の子を押し倒したことに気がつく由もなく。
それから前輪で一旦轢き、更に前進して後輪で轢く。
それから前輪で一旦轢き、更に前進して後輪で轢く。
後輪のダブルタイヤのタイヤとタイヤの間の溝。
その溝に女の子の身体が巻きついてしまう。
その溝に女の子の身体が巻きついてしまう。
最初に気付いたのは、後ろを走っていた乗用車でした。
停まったのは数十メートル進んでから。
停まったのは数十メートル進んでから。
子供が交通事故に遭ったとの電話を事務所にいた小橋所長が受け、現場に駆けつけました。
その時、タイヤにはさまった小橋所長のお子さんの亡き骸は、未だ、取り出せていなかったそうです。
追記)その後、小橋所長は、お嬢さんの賠償金で、新築の家(広島市佐伯区)を買いました。
この話は、ここまで。