32年前 急遽 香港へ

草なぎ君が逮捕され、先程保釈との事。
同じ酔っぱらいでも、世界に日本の恥をさらした元大臣中川 昭一こそ逮捕されなければならない。

日本国ならびに日本人の名誉毀損罪! 
でも、おとがめ無し! 

私の履歴書・138
1977年(S52)のことだったと思います。

突然、電話
「水無瀬君、香港へ行ってくれ!」
「出張ですか? 私、中国語は出来ませんよ」
「旅行だよ」
「はぁ~~??」

「コーヒーメーカーの香港招待旅行だよ!」
「何で私が?」
「関東地区での招待人数枠が三名。サービス部署がこちらの部に断りも無く勝手に人選をしたのはけしからん! このコーヒーメーカーに多大な貢献がある水無瀬君を抜きにするなんてとんでもない!と一喝したのだよ」

と言う訳で、香港に行くことになりました。
お金の全く無い時でしたね。

煙草代と酒代で二万円あれば充分と言ったのですが、でも、妻は私に四万円持たせてくれました。
尚、当時の為替レートが1ドル280円前後。1円が50香港ドルと記憶していますが。

(写真は、コーヒーメーカーの西田課長㊨と羽田空港にて)

イメージ 1羽田空港で、同じ会社の二人と合流。
その内の一人が一歳年上の洋ちゃん。
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そして、仲良くなったのがライバルメーカーSD社の山田課長とその連れ。
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臨時便の日航機の中では、飲み物が配られました。
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皆さん、飲み物は要らないと言うので、小瓶のワインと日本酒を選択してもらい、合わせて五本のお酒を飲み干してうつらうつらしましたら香港空港。

イメージ 2.
香港は曇り。タラップを降りますと、街の匂いってあるのを初めて体感しました。
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何となく、暑苦しい湿気でムッ!としましたね。
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北海道から、梅雨明けの伊丹空港に降りたようなもの。
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早速、観光バスで香港島観光。高層の貧困地域にも行きましたね。
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ここでこっそりと屋台のラーメンを食べましたがボソボソで不味!!!
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慕情の主題歌「Love Is A Many-Splendored Thing」はここをクリック

イメージ 3そしてヴィクトリア・ピークへ。
米映画「慕情」のメイン舞台ですね。
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ここはジェニファー・ジョーンズとウイリアムホールデンの愛の丘。
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その夜のオプションツアーでは、例のヴィクトリア・ピークのレストラン。
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ウイスキー飲み放題付き夜景観賞で確か1,900円。

当時、ジョニ黒と言いますと一本二万円くらいしたのではないかと思います。
ウイスキー党にとってはよだれに鼻水が出る話。

イメージ 4.
処が洋ちゃんは、お酒が全く駄目。
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「酒も飲めないのに1,900円なんて馬鹿らしい。三人で夜の香港に繰り出そう!」
と言う洋ちゃんの提案に乗ったのです。
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中国料理の夕食が終わるとホテルからタクシーで。
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行き先は、夜になると使わない駐車場で店開きをする屋台です。
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その数は半端じゃない。500店?くらいあったのではないでしょうか。
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皆、裸電球。そして大半が食べ物。下手物や貝類を焼く煙でもうもう。

昼に観光バスガイドは、「ここは不衛生だから、ここで食べたらいけない」と言っていましたがお構いなし。

道路から写真を撮っていたら絶叫が聞こえる。中国語だから意味が分からない。
はっと身をそらせると、バスがピュンと肩をかすめる。

大通りから路地にスピードを落とさずキュ~と入って来たバスに私が轢かれそうになったからでした。
香港では、人の方が悪いから警笛などは鳴らさない。現地の人達は、よくぞご無事で!という驚きの顔。

処が処が、ここ1時間もしないうちに、洋ちゃんは飽きてしまったのでした。
「何処か、いい女性のいるところに飲みに行こう!」と言うのです。

実は、洋ちゃんの奥方は七歳(?)年上。それに国家公務員で管理職。
子育ては洋ちゃんの役目。奥方には頭が上らない。

この招待旅行は、洋ちゃんにとって羽を伸ばす絶好のチャンスでした。
それが、トホホ!となることとは予期もしませんでしたね。