役人が換金するタクシーチケット

383人が金品受け取り=公費乗車の深夜タクシーから-財務省、処分を検討

財務省は5日、国税庁を含む本省の全職員2681人を対象とした深夜タクシー利用に関する実態調査の中間報告を発表した。公費で乗車した際、運転手から現金や金券、ビールなどの金品を受け取っていた職員は383人に上ることが判明。5年間で200万円相当の金品提供を受けていた主計局の係長級職員もいた。

以上が 6月5日19時0分配信 時事通信の記事。


この話し、常用していたタクシーを調べましたら、こんなものではないはずですよ。
特に、国土交通省の役人の方が、すごいと思いますよ。

この記事の場合は、5年間で200万円キックバックと称していますが果たして?
この役人は、年間150日乗車。一回の運賃が一万円強。二日に一回乗車な訳です。

実際の乗車日は、半分の75日前後ではないでしょうか。
やり方は、一回の乗車で一枚の金額が一万円のチケットを二枚渡すのです。

一枚は、一万円に換金。もう一枚は、運賃として渡し、三千円のキックバック
つまり、一度タクシーに乗車すると、この役人は一万三千円を手にするわけです。
それが年間75日ですから、年間約100万円。5年間で500万円を懐に入れたでしょうね。


(追記:片道のタクシー代が二万円の場合、5年間に懐に入れた金額は一千万円です)


このタクシーチケットを巡っては、昔から色々ありましたね。換金できますからね。
役人が、民間企業のタクシーチケットを使った場合はどうなるのか。

限度なしのタクシーチケット一枚の場合は、通常使用する額面は5万円。
つまり、4万7500円に換金する訳です。(手数料5%)

或る企業の話しですが、役人さん、調子に乗って、一枚で使用額面10万円の時があり、
それが偶々監査でチェックされた訳です。

当時、都内で乗車し、運賃が10万円と言いますと、名古屋を越えるそうです。
役人にタクシーチケットを渡した社員は、しっかりと絞られたそうです。
役人は、9万5千円に換金していたのですからね。(名前を公表出来ないのが残念です)



今回の財務省の件は更に調査するとの事ですが、問題は国土交通省

5月16日の冬柴国交省大臣の記者会見でも認めているように、年間500万円も使う役人がいるのですし、300万円400万円はザラ。大臣はここに何故にメスを入れないのでしょうか、それが不思議なのです。