雪の落柿舎前での感激の写真

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落柿舎の前の田んぼ。夕方、雪の晴れ間に、残っている小さな稲穂一つ。
この日の、寒雀の夕食です。

この光景、偶然、撮れました事、向井去来(むかいきょらい)に感謝です。
流石に芭蕉の「嵯峨日記」の舞台ですね。




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ここでは、やはり俳句でお返ししなければ。
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「小倉山 ゆきに小雀 ときのかね」
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.                (みなせ より)
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藤原定家の「時雨庵」のある小倉山・常寂光寺に雪が降ります。(写真)
思わずの雪。

その麓の落柿舎の前の田んぼでは、小雀達が雪の中を餌を求めて飛び交います。
その時、夕の時を告げる梵鐘が、日が落ちた雪降る小倉山に響き渡ります。


「ゆき」→「雪」・去来の名前の去るに対して「行き」
「ときのかね」→去来の本名は「兼時(かねとき)」・「斎(とき・食事)の鐘」