雪の温泉地での硫化水素のリスク

今日から明日にかけて秋田の山岳部は大雪のようですね。
正月休みの雪の温泉と言えば、秋田の泥湯温泉を思い出します。2005年12月の家族4人の死亡事故。

雪の駐車場で、雪の窪地に溜まった硫化水素を吸って亡くなったのですからね。
それからまる二年経過。今年は事故の無いように祈っていますよ。


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参考迄)写真は、事故の翌年(昨年2006年)のお盆に帰郷の際、泥湯温泉に行った時のものです。
ここは、泥湯温泉奥山旅館。入浴料金500円。この近くの公営駐車場が死亡事故現場。



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ここの露天風呂は混浴。近くで自噴している硫化水素の臭いがプンプン。
30代後半の夫婦と一緒に入浴しましたが、お見せする程の写真では無かったので、それは掲載しておりません。

しかし、この露天風呂、雪が積もっていたら素晴らしいでしょうね。


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その近くには川原毛地獄。ペンペン草も生えない。斜面からは硫化水素がシュ~~!

尚、この場所は、秋田・国道13号線湯沢から栗駒山に向い、途中から横道に入るのです。
秋の宮温泉郷と小安(おやす)温泉との中間になります。



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秋の宮温泉郷に一泊し、翌日、川原毛地獄の下流の「大滝湯」に入りに行きました。
駐車場からタオルを首に巻いて、細い山道をピョンコラ・ピョンコラ15分程歩くとここに着きます。


ありゃ!皆さん、水泳パンツ!
昔の北海道の露天風呂に入る気分で行ったものですから、当然、そんなものは持っていません。



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滝の中程。ここが湯船になっている滝壺。ここが、メィンデッシュ!
余程、フルチで入ろうと思いましたが、踏み切れなく無念。勇気が無かったのです!


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それじゃ、下流の誰もいない処で入浴しようと下りましたら先客がうろちょろ。
どう見ても二十歳弱のお嬢さん二人が、スッポンポンで入ろうと場所を選定中。

この場所は、彼女等に譲り、それじゃ、私は来た道の上流で探そう。


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上流は、熱くて熱くて、それに硫黄分が強烈。こりゃ、因幡の白兎になりそうです。
せっかく、ここまで来たのに断念。手浴で我慢でした。残念!無念!


尚、この降雪の時季の「大滝湯」は、ぬるくて入浴は無理ですし、冬季は雪で道路閉鎖かも。
それから、降雪地での硫黄系の温泉では、硫化水素に気を付けて下さいよ。
                                おしまい

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(追記)2016.07.14 am1:05

秋田の秘湯で旅館全焼、1人死亡 男性従業員か
テレビ朝日系(ANN) 7月13日(水)18時44分配信

 秋田県湯沢市の泥湯温泉の旅館が全焼し、1人の遺体が見つかりました。

 13日午前3時ごろ、「泥湯温泉奥山旅館から火が出ている」と隣の旅館から消防に通報がありました。火は約3時間後に消し止められましたが、旅館の本館と別館など合わせて3棟が全焼し、別館にある従業員宿舎の焼け跡から1人が遺体で見つかりました。火事の後、21歳の男性従業員と連絡が取れなくなっていて、警察が身元の確認を進めています。

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(追記)
玉川温泉乳頭温泉鶴の湯⇒須川高原温泉⇒泥湯温泉全焼跡地』2016/10/2(日)
https://blogs.yahoo.co.jp/minaseyori/63876324.html