天才と凡才の違い

五木ひろしさん、紫綬褒章受章、おめでとう御座います。
昨日は、居酒屋で、ミュージシャンの旧友と二人で久々の一杯。

会話の延長線で、彼は「古賀政男は、ひょっとしたら韓国人か、もしくはルーツが韓国じゃないかな?」と言うのです。昔、彼(旧友)の叔母さんが韓国の人と結婚していた時、古賀メロデーを聴いて旦那さんが首をかしげたそうです。

その旦那さんは、古賀メロデーの演歌は、韓国のメロデーとそっくりで、それをパクッタのだ!と言っていたそうです。そこで、旦那さんは、韓国の古い歌(民謡?)を母国語で何十曲も唄い、それを、オープンテープ(昔のテープレコーダー)に録音。現在、そのテープは、彼の手元にあるそうです。

今日、先程、「古賀政男」を検索で調べましたら、成る程ね、古賀政男氏は、福岡県生まれですが、少年時代、韓国で過ごし、楽器をしていたのですね。うなずけないこともないですね。


まあ、事の真相はさておいて、さもありなん!!五木ひろしさんがよく唄った作詞家・山口洋子氏の書いた詞の一つは、欧州の詩人の詩を盗作したもの。これは本人も認めるところ。

付き添いの人の日記の中に書かれてある詞を盗作して争っていたこともありましたね。
行った事もない「千曲川」の歌詞。これも物議をかもし出しましたね。

その騒動もあって、その後、著名な作詞家は、作詞を一般公募して、その中から、しずる(歌の心)を得る。例えば、一般公募した北国の冬の海の詞の場合、冬にその海に行く訳です。

そこで、公募した作詞の言葉を、彼なりの言葉に変えて自作としていたようです。この事は、当時、作詞家からお金を貰った公募の人がマスコミで話していた記憶がありましす。

思えば、大阪・万博記念公園岡本太郎作「太陽の塔」は、メキシコの古代遺跡から出土した像と瓜二つ。(昔、NHKが、メキシコの遺跡を放映した時、それらしきナレーションがありました)

他方、ピカソが、日本の「写楽」の影響を受けたとかのケースもありますね。

つまり、天才と言える人達の中には、他人の心や眼に摩り替われる、感性豊かな人もいたのでしょうね。
そして、他人の真似を超越した新たな創造が「天才」と言われる所以なのでしょう。